スーパーツール(5990)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 81 | 8 | 5 | 11 | 5.6 | 44.6 | 18.0 | 68.1 |
| FY2018 | 67 | 8 | 4 | 5 | 4.9 | 39.4 | 18.0 | 73.8 |
| FY2019 | 75 | 9 | 6 | -1 | 6.9 | 291.8 | — | 68.3 |
| FY2020 | 88 | 9 | 6 | -1 | 6.2 | 270.7 | 90.0 | 73.4 |
| FY2021 | 73 | 6 | 3 | -9 | 3.5 | 158.2 | 60.0 | 62.2 |
| FY2022 | 80 | 7 | 4 | 13 | 4.4 | 203.9 | 60.0 | 77.1 |
| FY2023 | 70 | 5 | 4 | -6 | 3.5 | 162.1 | 70.0 | 80.1 |
| FY2024 | 59 | 4 | 3 | 5 | 2.9 | 131.6 | 70.0 | 81.4 |
| FY2025 | 52 | 4 | -2 | -12 | -2.3 | -101.4 | 70.0 | 76.9 |
| FY2026 | 54 | 3 | 2 | 4 | 1.9 | 84.1 | 70.0 | 77.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
スーパーツールは「スーパーツール」ブランドで工具業界に認知されているが、特許や強力なブランドロイヤリティを示す具体的な数字は乏しい。一部の専門工具には独自性がある可能性もあるが、全体としては無形資産による競争優位性は限定的と判断。
プロフェッショナル向けの工具は、使い慣れたメーカーや特定の品質基準を満たす製品を選ぶ傾向がある。一度定着したブランドや品質への信頼から、安易な乗り換えは少ない可能性がある。しかし、価格や機能で代替品が存在するため、スイッチング・コストはそれほど高くない。
工具の製造・販売事業であり、ユーザーが増えることで製品価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。プラットフォームビジネスではないため、このモートは該当しない。
長年の製造ノウハウと効率化努力により、一定のコスト競争力は維持していると考えられる。しかし、グローバルな価格競争や、より大規模な競合他社との比較において、構造的なコスト優位性を示す明確な証拠は少ない。特に、原材料価格の変動リスクは存在する。
日本のハンドツール市場において、一定のシェアと認知度を持つ。特に、特定の専門工具分野では、その規模と生産能力が競争優位性につながっている可能性がある。しかし、グローバル市場全体で見ると、規模の経済による圧倒的な優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内のDIY需要やプロフェッショナル市場での安定した需要の継続
ニッチな専門工具分野での技術的優位性の確立と維持
海外市場への展開強化による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
海外メーカーによる低価格製品の流入増加
国内市場の縮小やDIY需要の鈍化
原材料価格の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
スーパーツールの投資が失敗するには、まず、同社が長年培ってきた製造ノウハウや品質への信頼が、急速に陳腐化するか、競合他社によって容易に模倣されるようになる必要がある。特に、中国や東南アジアのメーカーが、品質を維持しつつも、スーパーツールよりも大幅に低いコストで同等以上の製品を供給できるようになるシナリオが考えられる。また、国内のDIY市場やプロフェッショナル市場が、予想以上に急速に縮小し、代替となる新たな需要分野の開拓に失敗することも、失敗要因となり得る。さらに、為替レートの急激な変動や、主要原材料の価格が持続的に高騰し、採算性を著しく悪化させる状況も、投資の失敗につながるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性が失われ、収益性が低下する可能性がある。
5年後のモート予測
国内市場での地位を維持しつつ、ニッチ分野での強みを活かし、海外展開を徐々に拡大。安定した収益成長を達成する。
国内市場の成熟化と緩やかな成長鈍化。コスト管理と一部製品の競争力維持により、現状維持に近い業績推移となる。
価格競争の激化と国内需要の低迷により、収益性が悪化。海外市場での成功も限定的で、全体として厳しい経営環境に直面する。