全保連(5845)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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4年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 245 | 22 | 15 | 28 | 32.3 | 76.1 | 30.0 | 21.8 |
| FY2025 | 257 | 25 | 16 | 24 | 22.5 | 66.9 | 35.0 | 31.6 |
| FY2026 | 262 | 32 | 17 | 41 | 21.3 | 66.1 | 40.0 | 32.5 |
| FY2027 | — | — | — | — | — | — | 54.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
全保連は保証事業を主軸としており、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPによる明確な無形資産の優位性は見られない。事業の性質上、これらの要素が競争優位の源泉となる可能性は低い。
賃貸保証事業において、一度保証契約が成立すると、入居者や家主が保証会社を変更する際には、新たな審査や手続きが発生する。この手間が一定のスイッチング・コストとなり得るが、他社も同様のサービスを提供しており、乗り換え障壁は限定的。
全保連の事業モデルは、ユーザー数の増加が直接的にサービス価値を高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。保証契約の成立は個別の取引であり、プラットフォーム型ビジネスのような広範なネットワーク効果は期待できない。
保証料率や審査・回収プロセスにおける効率化努力は存在するものの、業界全体として構造的なコスト優位性を確立しているとは言い難い。他社との差別化要因となるほどの圧倒的なコスト競争力は見られない。
賃貸保証業界は、一定の規模を持つ企業が市場シェアを確保しやすい側面がある。全保連は、一定の事業規模を背景に、物件数や提携不動産業者数において一定のプレゼンスを示しており、効率的な運営基盤を築いていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
賃貸住宅市場の安定的な成長と、保証会社の利用義務化の広がりによる需要増加。
提携不動産業者ネットワークの拡大と、それを通じた新規顧客獲得の加速。
保証審査・管理システムの効率化による収益性向上。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や、より魅力的なサービス提供によるシェア低下。
不動産市場の低迷や、空室率の上昇による保証債務の増加リスク。
法規制の変更や、保証会社の信用リスクに対する社会的な懸念の高まり。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
全保連の投資が失敗するには、賃貸保証市場の成長性が鈍化し、競争が激化して保証料率の低下圧力が強まることが真実でなければならない。さらに、同社が提携不動産業者との関係を維持・拡大できず、新規契約獲得が滞る事態も想定される。また、保証債務の増加や貸倒れの増加により、収益性が悪化し、資本効率が低下するシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な成長と収益性を阻害する可能性が高い。
5年後のモート予測
賃貸需要の堅調さと保証利用の浸透により、契約件数が着実に増加。提携網の拡大と業務効率化で収益性も向上し、安定的な成長軌道を描く。
賃貸市場は緩やかな成長を続けるが、競争激化により保証料率の維持は限定的。提携網の維持・拡大に注力し、堅実な業績推移を目指す。
不動産市況の悪化や競争激化で契約件数・保証料率が低下。貸倒引当金の増加も重石となり、収益性は悪化。市場シェアの維持も困難になるリスク。
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書