大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 392 | 21 | 6 | -38 | 1.7 | 15.8 | 5.0 | 37.0 |
| FY2018 | 434 | 33 | 19 | 62 | 5.1 | 50.5 | 15.0 | 39.1 |
| FY2019 | 437 | 23 | -13 | 188 | -3.9 | -36.0 | 5.0 | 42.4 |
| FY2020 | 382 | 11 | 7 | -22 | 2.1 | 19.8 | 5.0 | 45.6 |
| FY2021 | 171 | -34 | -51 | -96 | -17.1 | -138.2 | 0.0 | 38.2 |
| FY2022 | 285 | -19 | -31 | 49 | -11.7 | -84.6 | 0.0 | 34.6 |
| FY2023 | 431 | 48 | 44 | -20 | 14.4 | 119.3 | 35.0 | 37.4 |
| FY2024 | 553 | 83 | 97 | -9 | 25.2 | 263.3 | 70.0 | 41.4 |
| FY2025 | 519 | 101 | 71 | -6 | 16.6 | 192.7 | 50.0 | 42.4 |
| FY2026 | 470 | 55 | 26 | -55 | 5.8 | 70.0 | 18.0 | 41.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
チタン sponge の製造技術は一定のノウハウを持つが、特許による独占性は限定的。海外大手メーカーとの技術格差は縮小傾向にあり、明確な無形資産による優位性は確立されていない。
顧客は航空宇宙産業や化学プラントなど、品質要求の高い分野が中心。一度採用された材料メーカーを変更する際の認証プロセスは煩雑だが、代替材料への切り替えリスクはゼロではない。
ネットワーク効果は事業モデルに存在しない。
電解法によるチタン sponge 製造において、長年の操業で培われたコスト管理ノウハウと、一部の製造プロセスにおける効率化が進んでいる。しかし、原料価格の変動やエネルギーコストの影響を受けやすい。
国内大手チタン sponge メーカーとして一定の生産規模を持つ。しかし、世界的なチタン需要の拡大に対し、グローバルな大手メーカーと比較すると規模の経済性は限定的であり、寡占市場での地位は盤石ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
航空宇宙産業やEV向けバッテリー材料など、チタン需要の構造的な増加
製造プロセスの改善によるコスト競争力の維持・向上
高付加価値製品へのシフトによる収益性改善
弱気シナリオ(モート侵食)
原料(塩化チタン等)価格の急騰と、その価格転嫁の困難さ
海外競合メーカーの技術革新による価格競争力の低下
主要顧客産業(航空宇宙等)の景気変動リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、チタンの需要が構造的に停滞または減少すること、特に航空宇宙産業や新エネルギー分野での成長が期待外れに終わることが考えられる。また、主要な原料である塩化チタンの価格が持続的に高騰し、同社がそのコスト上昇分を製品価格に転嫁できなくなるシナリオもリスクとなる。さらに、海外の競合他社が、より低コストで高品質なチタン製造技術を開発し、市場シェアを急速に奪っていく可能性も考慮すべきである。同社の既存の製造プロセスや規模の経済性が、これらの変化に対応できず、競争力を失うことが、投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
チタン需要の拡大と高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。コスト管理能力を活かし、収益性も改善傾向を維持する。
チタン需要は緩やかに増加するものの、原料価格の変動や競合との価格競争により、利益は横ばい圏で推移。安定したキャッシュフローは維持される。
原料価格の高騰と海外競合の台頭により、採算が悪化。需要の伸び悩みも重なり、売上・利益ともに減少傾向となる。