住友金属鉱山(5713)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 7,861 | 764 | -185 | -994 | -1.8 | -33.6 | 11.0 | 57.1 |
| FY2018 | 9,335 | 1,102 | 916 | 564 | 8.2 | 332.4 | — | 61.0 |
| FY2019 | 9,122 | — | 668 | -276 | 5.8 | 243.1 | 73.0 | 58.3 |
| FY2020 | 8,726 | — | 606 | 662 | 5.5 | 220.5 | 78.0 | 58.3 |
| FY2021 | 9,261 | — | 946 | 591 | 7.7 | 344.3 | 121.0 | 59.1 |
| FY2022 | 12,591 | — | 2,810 | 1,693 | 18.0 | 1,022.8 | 301.0 | 63.7 |
| FY2023 | 14,230 | — | 1,606 | -651 | 9.0 | 584.4 | 205.0 | 60.3 |
| FY2024 | 14,454 | — | 586 | -882 | 3.0 | 213.3 | 98.0 | 59.0 |
| FY2025 | 15,933 | — | 165 | 108 | 0.8 | 60.0 | 104.0 | 60.1 |
| FY2026 | 17,416 | — | 1,763 | -834 | 7.7 | 649.6 | 228.0 | 58.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
住友ブランドによる信頼性は一定程度存在するが、特許やIPによる明確な競争優位性は限定的。資源開発権は無形資産だが、価格変動リスクを伴う。
顧客との長期契約はあるものの、代替材料への切り替えリスクはゼロではない。特に銅などの汎用金属においてはスイッチングコストは低い。
非鉄金属の製造・販売事業であり、ネットワーク効果は期待できない。
長年の操業で培われた鉱山開発・精錬技術、および住友グループとしての調達力・販売網は、一定のコスト優位性をもたらしている可能性がある。特に、新規参入企業にとっては、鉱山開発の初期投資と技術蓄積は大きな障壁となる。
世界有数の銅生産能力と、ニッケル・金などの多様な資源ポートフォリオを持つ。特に銅においては、大規模鉱山運営による効率化と安定供給能力は、業界内での地位を確立している。規模の経済を活かした事業運営が可能。
競合との比較優位
強気シナリオ
銅価格の長期的な上昇トレンド
新規鉱山の開発成功と生産拡大
EV化の進展による銅需要の増加
弱気シナリオ(モート侵食)
銅価格の急落リスク
鉱山開発における環境規制強化や地政学的リスク
代替材料の開発やリサイクル技術の進展による需要減退
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、銅をはじめとする主要金属の価格が長期的に低迷し、同社の採算性を著しく悪化させる必要がある。また、新規鉱山の開発が計画通りに進まず、既存鉱山の減産が加速するシナリオも考えられる。さらに、環境規制の厳格化や地政学的リスクの高まりにより、操業コストが大幅に増加したり、事業継続が困難になったりする可能性も無視できない。競合他社がより効率的な採掘・精錬技術を開発し、コスト競争力で大きく差をつけられるようになれば、同社の優位性は失われるだろう。特に、資源ナショナリズムの高まりや、代替エネルギー技術の急速な発展が、長期的な需要構造を変化させるリスクも考慮すべきである。
5年後のモート予測
銅価格の上昇と新規鉱山からの増産により、大幅な増収増益。EV関連需要の取り込みも進み、収益基盤が強化される。
緩やかな銅価格上昇と安定した生産量を背景に、堅調な業績推移。資源開発の進捗が業績を左右する。
銅価格の低迷と開発リスク顕在化により、減収減益。環境規制強化や地政学リスクがコスト増要因となる。