日本坩堝(5355)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 78 | 4 | 3 | -3 | 7.4 | 21.5 | 6.0 | 40.3 |
| FY2018 | 91 | 6 | 4 | 3 | 8.9 | 28.7 | 7.0 | 39.6 |
| FY2019 | 97 | 6 | 4 | 4 | 8.9 | 299.3 | 70.0 | 40.1 |
| FY2020 | 92 | 4 | 3 | 6 | 6.4 | 224.0 | 60.0 | 43.2 |
| FY2021 | 77 | 1 | 1 | 8 | 2.4 | 87.2 | 30.0 | 45.9 |
| FY2022 | 87 | 3 | 2 | 6 | 4.1 | 31.6 | 10.0 | 46.8 |
| FY2023 | 88 | 2 | 0 | 1 | 0.5 | 3.7 | 9.0 | 48.2 |
| FY2024 | 96 | 3 | 3 | -1 | 5.4 | 43.0 | 12.0 | 49.5 |
| FY2025 | 98 | 5 | 4 | 3 | 6.3 | 52.9 | 17.0 | 49.8 |
| FY2026 | 102 | 4 | 4 | 2 | 6.9 | 64.3 | 18.0 | 51.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
日本坩堝は特定のブランド力や特許、規制ライセンスに関する公開情報が乏しく、無形資産による競争優位性は確認できない。
ガラス溶解炉関連の設備は、顧客であるガラスメーカーにとって長期的な投資であり、一度導入すると他社への切り替えには多大なコストと時間を要する可能性がある。しかし、技術革新のスピードや代替技術の出現リスクも考慮すると、スイッチング・コストの強度は限定的。
事業内容から、ネットワーク効果が発生するようなプラットフォームやサービスは提供しておらず、ネットワークによる競争優位性は見られない。
長年の事業経験とノウハウの蓄積により、効率的な生産プロセスやコスト管理能力を有している可能性はある。しかし、原材料価格の変動や競合他社とのコスト競争力に関する具体的な優位性は不明確。
ガラス溶解炉および関連設備の分野において、国内で一定のシェアと長年の実績を持つ。特定のニッチ市場においては、規模の経済が働き、効率的な事業運営が可能であると考えられる。しかし、グローバルな競争環境や市場規模全体を考慮すると、圧倒的な規模の優位性とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
ガラス産業の安定的な需要に支えられた継続的な受注が見込める。
技術開発による高付加価値製品の提供で収益性を向上させる。
設備更新需要の増加により、中長期的な成長が見込める。
弱気シナリオ(モート侵食)
ガラス産業全体の低迷や海外競合の台頭による受注減少。
原材料価格の高騰が収益を圧迫する。
技術革新の遅れにより、競争力が低下する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
日本坩堝の投資が失敗するには、ガラス産業の構造的な衰退が予想以上に早く進み、同社の主要顧客であるガラスメーカーの設備投資意欲が著しく減退することが必要である。また、同社が長年培ってきた技術やノウハウが陳腐化し、競合他社がより低コストで高性能な代替製品を開発・提供できるようになるシナリオも考えられる。さらに、グローバル市場における価格競争が激化し、同社の価格決定力が失われることも、投資の失敗につながる要因となるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性が失われ、収益性が悪化する可能性がある。
5年後のモート予測
ガラス産業の堅調な需要と、技術革新による高付加価値製品の展開により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。
既存顧客からの安定した受注を維持しつつ、設備更新需要を取り込み、現状維持に近い業績推移となる。
ガラス産業の構造的変化や激化する競争により、受注が減少し、収益性が悪化する。