ニチリン(5184)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 510 | 66 | 36 | 35 | 12.5 | 330.1 | 34.0 | 50.3 |
| FY2017 | 594 | 85 | 49 | 50 | 14.1 | 340.3 | 48.0 | 53.0 |
| FY2018 | 624 | 84 | 46 | 18 | 12.3 | 323.7 | 50.0 | 55.9 |
| FY2019 | 611 | 62 | 27 | -7 | 6.9 | 191.7 | 60.0 | 56.0 |
| FY2020 | 515 | 43 | 24 | 9 | 5.9 | 167.2 | 45.0 | 58.1 |
| FY2021 | 583 | 68 | 48 | 58 | 10.1 | 336.0 | 83.0 | 59.9 |
| FY2022 | 642 | 77 | 46 | 58 | 8.6 | 324.5 | 90.0 | 63.7 |
| FY2023 | 706 | 96 | 59 | 66 | 10.1 | 433.8 | 150.0 | 66.0 |
| FY2024 | 714 | 92 | 62 | 25 | 9.7 | 461.8 | 176.0 | 68.4 |
| FY2025 | 737 | 91 | 55 | 47 | 8.1 | 418.3 | 176.0 | 68.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド力や特許、規制ライセンスに関する具体的な情報が不足しているため、無形資産による競争優位性は現時点では評価できない。
自動車部品としてのゴム製品は、一度採用されると仕様変更やサプライヤー変更にコストと時間がかかる可能性がある。しかし、ニチリン固有の強固なスイッチング・コストを示す具体的な情報は乏しい。
ゴム製品の製造・販売事業において、ネットワーク効果が競争優位性につながる要素は見当たらない。プラットフォーム型ビジネスではないため、ユーザー数の増加が直接的な価値向上に寄与しない。
長年の事業運営で培われた生産ノウハウや、特定の原材料調達における効率化の可能性はある。しかし、業界全体で価格競争が激しい可能性もあり、明確なコスト優位性を示すデータは不足している。
自動車部品サプライヤーとして一定の規模を持ち、主要な自動車メーカーとの取引実績があると考えられる。業界内での地位を維持することで、効率的な生産と供給体制を構築している可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
EVシフトに対応した新素材・新製品開発の成功
主要顧客である自動車メーカーとの強固な関係維持・拡大
グローバルサプライチェーンにおける安定供給能力の維持・向上
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車業界全体の生産台数減少リスク
競合他社による低価格攻勢や技術革新
原材料価格の変動による収益性圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ニチリンの投資が失敗するには、自動車業界の構造変化(特にEV化の遅延や内燃機関への回帰)が予想以上に早く進み、同社が対応する製品ポートフォリオが陳腐化すること、あるいは、主要顧客である自動車メーカーがサプライヤーの多様化や内製化を強力に推進し、ニチリンの既存の取引関係が大きく損なわれることが考えられる。また、グローバルなサプライチェーンの混乱が長期化し、安定供給能力が失われることで、同社の信頼性が低下するシナリオも考えられる。さらに、競合他社がより革新的な素材や製造プロセスを導入し、コストや性能面で圧倒的な優位性を確立した場合、ニチリンの市場シェアは急速に低下するだろう。
5年後のモート予測
EV関連部品の需要拡大と、既存事業の安定性を背景に、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。グローバル展開も進み、収益基盤が強化される。
自動車業界の景気変動の影響を受けつつも、安定した顧客基盤と一定の生産規模を維持し、緩やかな成長軌道を描く。収益性は現状維持。
自動車販売台数の低迷、EVシフトへの対応遅れ、原材料価格の高騰により、売上・利益ともに減少。競争力の低下が顕著になる。