北興化学工業(4992)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 401 | 25 | 20 | 19 | 10.4 | 71.3 | 10.0 | 47.2 |
| FY2017 | 398 | 23 | 20 | 39 | 9.1 | 72.5 | 12.0 | 54.2 |
| FY2018 | 410 | 31 | 29 | 12 | 12.2 | 108.7 | 15.0 | 59.5 |
| FY2019 | 420 | 29 | 28 | 17 | 10.7 | 104.1 | 17.0 | 60.7 |
| FY2020 | 396 | 23 | 24 | 27 | 7.9 | 88.6 | 18.0 | 63.0 |
| FY2021 | 403 | 29 | 29 | 13 | 8.6 | 108.1 | 19.0 | 65.8 |
| FY2022 | 449 | 47 | 42 | 11 | 11.0 | 155.6 | 21.0 | 66.4 |
| FY2023 | 452 | 44 | 37 | 29 | 8.0 | 137.5 | 24.0 | 69.3 |
| FY2024 | 462 | 45 | 40 | 48 | 8.7 | 148.2 | 32.0 | 70.7 |
| FY2025 | 491 | 49 | 45 | 52 | 8.4 | 169.9 | 46.0 | 68.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
農薬・化成品分野で長年の実績と一定のブランド力を持つが、特許や独自IPによる強力な参入障壁は限定的。研究開発投資は継続しているものの、グローバル大手と比較して無形資産の優位性はまだ弱い。
農薬事業においては、既存農家との関係性や製品の有効性に関する信頼が一定のスイッチング・コストを生む可能性がある。しかし、代替農薬や新規技術の登場により、乗り換えリスクは無視できない。
事業モデル上、ネットワーク効果は期待できない。製品の利用が他の顧客の価値向上に繋がる構造ではない。
長年の製造ノウハウや効率化努力により、一定のコスト競争力は維持していると考えられる。しかし、原材料価格の変動やグローバルな価格競争に晒されており、構造的なコスト優位性は限定的。
国内市場では一定のシェアを持つが、グローバル市場ではニッチな存在。業界全体で見ると、規模の経済による圧倒的な優位性は築けていない。M&A等による規模拡大の可能性はある。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値農薬・化成品分野での新製品開発成功
海外市場での積極的な事業拡大とシェア獲得
M&Aによる事業ポートフォリオ強化とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
主力製品の特許切れやジェネリック品との競争激化
新興国メーカーの台頭による価格競争の激化
環境規制強化による製品開発・製造コストの増加
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
北興化学工業の投資が失敗するシナリオは、同社が持つ既存の競争優位性が急速に失われることである。例えば、主力農薬の特許が切れ、価格競争力のないジェネリック品に市場を奪われる。また、海外の競合企業が、より低コストで高性能な代替製品を開発し、国内市場に参入してきた場合、同社の価格決定力は失われ、収益性が悪化する。さらに、環境規制の強化により、既存製品の製造が困難になったり、新たな研究開発に巨額の投資が必要になったりして、財務体質が悪化する可能性も考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な成長を阻害する。
5年後のモート予測
新製品開発と海外展開が順調に進み、高収益事業の比率が上昇。売上・利益ともに着実な成長を遂げる。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。新製品開発や海外展開は限定的。
主力製品の競争力低下や新規事業の不振により、売上・利益ともに低迷。厳しい事業環境に直面する。