日本エンタープライズ(4829)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 55 | 2 | 3 | -3 | 6.3 | 8.1 | 3.0 | 83.5 |
| FY2017 | — | — | — | — | — | — | 2.0 | — |
| FY2018 | 39 | 2 | 2 | 9 | 3.2 | 4.1 | 2.0 | 82.1 |
| FY2019 | 34 | 2 | 1 | 2 | 1.9 | 2.4 | 2.0 | 81.4 |
| FY2020 | 36 | 3 | 2 | 5 | 3.3 | 4.4 | 2.0 | 80.9 |
| FY2021 | 43 | 3 | 1 | 4 | 2.6 | 3.4 | 3.0 | 82.5 |
| FY2022 | 40 | 1 | 1 | -1 | 1.5 | 1.8 | 2.0 | 84.0 |
| FY2023 | — | — | — | — | — | — | 2.0 | — |
| FY2024 | 47 | 3 | 2 | 2 | 4.1 | 5.4 | 3.0 | 82.6 |
| FY2025 | 44 | 1 | 0 | -3 | 0.4 | 0.6 | 3.0 | 84.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:2/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
提供された財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する具体的な情報が得られないため、無形資産による競争優位性は評価できない。
医療情報システムの開発・販売を行っているが、顧客である医療機関がシステムを切り替える際には、データ移行や従業員の再教育など一定のコストが発生する可能性がある。しかし、切り替えコストが決定的な障壁となるほどの強固なものではないと推測される。
医療情報システムは個々の医療機関内で利用されることが主であり、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は期待できない。
情報通信業であり、特に医療情報システム分野では、開発・保守コストや人件費が競争力の源泉となる可能性があるが、構造的なコスト優位性を示す具体的な情報は提供されていない。
医療情報システム市場において、一定のシェアを占めている可能性はあるが、市場全体に対する規模の経済性や寡占度を示すデータがなく、効率規模による競争優位性は限定的と判断される。
競合との比較優位
強気シナリオ
医療DX化の進展によるシステム導入・更新需要の増加
既存顧客基盤からの安定的な保守・運用収益
新たな医療関連サービスへの展開による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や高機能製品の投入
医療機関のシステム投資抑制や予算削減
技術革新への対応遅れによる陳腐化リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、医療機関におけるシステム切り替えのハードルが予想以上に低いことが真実でなければならない。例えば、標準化されたインターフェースやデータ移行ツールの普及により、乗り換えコストが大幅に低下し、価格競争や機能競争が激化するシナリオが考えられる。また、医療情報システム市場全体が成熟し、新規参入障壁が低下、あるいは既存プレイヤー間の技術格差が縮小し、差別化が困難になる状況も、持続的な競争優位性の崩壊を招く可能性がある。さらに、同社が医療DXの波に乗り遅れ、クラウドネイティブな最新技術への対応や、AIを活用した付加価値サービスの提供で競合に後れを取ることも、モートの侵食につながるだろう。
5年後のモート予測
医療DX需要を取り込み、システム更新・新規導入が堅調に推移。保守・運用収益も安定し、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。
市場の成長率は中程度にとどまり、競争環境の激化により価格圧力がかかる。システム更新需要は一定数見込めるが、大幅な成長は難しい。
競合の攻勢や医療機関の投資抑制により、新規受注が低迷。既存顧客からの収益も圧迫され、売上・利益ともに減少傾向となる。