大伸化学(4629)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 241 | 18 | 12 | 5 | 10.7 | 257.2 | 40.0 | 60.3 |
| FY2018 | 266 | 11 | 8 | -15 | 6.6 | 165.7 | 30.0 | 58.3 |
| FY2019 | 296 | 10 | 7 | -3 | 5.9 | 155.9 | 30.0 | 58.6 |
| FY2020 | 281 | 15 | 11 | 26 | 8.6 | 242.3 | 37.0 | 62.9 |
| FY2021 | 256 | 16 | 11 | 10 | 8.1 | 248.8 | 39.0 | 66.5 |
| FY2022 | 313 | 10 | 7 | -3 | 4.8 | 151.7 | 32.0 | 62.4 |
| FY2023 | 344 | 13 | 10 | 14 | 6.2 | 209.0 | 40.0 | 63.3 |
| FY2024 | 325 | 8 | 6 | -6 | 3.9 | 137.1 | 40.0 | 66.4 |
| FY2025 | 347 | 8 | 6 | 25 | 3.6 | 128.6 | 40.0 | 65.6 |
| FY2026 | 346 | 12 | 9 | 24 | 5.1 | 194.4 | 45.0 | 66.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド力や特許、規制ライセンスに関する公開情報が限定的。無形資産による競争優位性は現時点では確認できない。
化学製品は顧客の製造プロセスに組み込まれることが多く、仕様変更にはコストや時間がかかる可能性がある。しかし、具体的なスイッチング・コストの大きさを裏付ける情報は少ない。
ネットワーク効果が競争優位性となるビジネスモデルではないと判断される。顧客基盤の拡大が直接的な製品・サービスの価値向上に繋がる構造は見られない。
長年の事業継続による生産ノウハウや、特定の化学品分野における効率的な生産体制の構築が示唆される。しかし、競合他社とのコスト構造の優位性を定量的に示すデータは不足している。
化学業界において一定の事業規模を有していると考えられるが、業界全体に対するシェアや、規模の経済性を活かした寡占的な地位を確立しているかは不明瞭。主要プレイヤーと比較した優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のニッチ市場における高いシェアを維持・拡大する。
研究開発投資による高付加価値製品の開発に成功する。
M&A等による事業規模の拡大とシナジー創出。
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰が収益性を圧迫する。
新興国メーカー等の低コスト製品の台頭により価格競争が激化する。
環境規制の強化に対応するための追加投資負担が増加する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
大伸化学の投資が失敗するには、同社が持つ既存の競争優位性が、技術革新や市場の変化によって陳腐化することが必要である。例えば、代替素材の開発や、より効率的な製造プロセスの登場により、同社製品の優位性が失われる場合。また、主要顧客の事業転換や、競合他社による積極的な価格攻勢によって、同社の市場シェアが低下し、収益性が悪化することも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、地政学的リスクの高まりが、原材料調達や製品供給に深刻な影響を与え、事業継続そのものを困難にするシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な成長が阻害され、投資としての魅力を失うだろう。
5年後のモート予測
新規高機能製品の開発成功や、M&Aによる事業拡大により、売上・利益ともに堅調に成長。ニッチ市場での地位を確立し、収益性を向上させる。
既存事業の安定的な収益基盤を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原材料価格の変動や市場環境の変化に左右され、成長率は限定的となる。
価格競争の激化や、代替技術の登場により、既存事業の収益性が悪化。新規事業の開拓も進まず、売上・利益ともに減少傾向が続く。