アトミクス(4625)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 106 | 5 | 8 | 7 | 8.2 | 122.3 | 15.0 | 65.0 |
| FY2018 | 112 | 6 | 5 | 4 | 5.1 | 79.0 | 15.0 | 66.4 |
| FY2019 | 103 | 3 | 2 | 2 | 1.9 | 29.5 | 15.0 | 68.5 |
| FY2020 | 105 | 4 | 3 | 3 | 2.9 | 45.2 | 15.0 | 69.3 |
| FY2021 | 111 | 6 | 4 | 9 | 3.9 | 60.9 | 15.0 | 66.5 |
| FY2022 | 111 | 4 | 4 | 5 | 3.8 | 71.4 | 17.0 | 68.6 |
| FY2023 | 114 | 2 | 1 | -1 | 0.8 | 15.4 | 17.0 | 69.4 |
| FY2024 | 121 | 4 | 2 | -2 | 2.3 | 45.0 | 17.0 | 67.1 |
| FY2025 | 123 | 4 | 2 | 4 | 2.2 | 43.0 | 17.0 | 68.9 |
| FY2026 | 128 | 6 | 9 | 5 | 8.4 | 177.6 | 20.0 | 68.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
アトミクスは特定の強力なブランドや特許、規制ライセンス、独占的IPに関する情報は公開されておらず、無形資産による競争優位性は確認できない。
塗料や接着剤は、一度採用されると仕様変更や切り替えに手間やコストがかかる可能性がある。しかし、顧客が他社製品に乗り換えることによる損失が極めて大きいとは断言できないレベル。
アトミクスの事業モデルにおいて、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は存在しない。
長年の事業継続による生産ノウハウや、一部原材料の調達における規模の経済が働く可能性はあるが、他社と比較して構造的に圧倒的なコスト優位性を持つ証拠は乏しい。
化学品業界において一定の事業規模は有しているものの、業界全体に対して最適化された少数寡占を形成しているとは言えず、規模の経済による優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存顧客基盤からの安定した需要継続
ニッチ市場における一定のシェア維持
原材料価格の安定化による収益性改善
弱気シナリオ(モート侵食)
新規参入企業による価格競争の激化
代替素材や技術の登場による需要減少
主要原材料価格の高騰による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アトミクスが長期的に競争優位性を失うシナリオは、まず、同社が強みとするニッチ市場において、より革新的な技術や代替素材を持つ新規参入企業が台頭し、価格競争力や性能面で凌駕されることである。また、主要顧客である建設業界や製造業の構造的な不況、あるいはグローバルなサプライチェーンの混乱が長期化し、原材料調達コストが持続的に上昇、かつそれを製品価格に転嫁できない状況が続けば、同社の収益性は著しく悪化する。さらに、環境規制の強化やサステナビリティへの要求が高まる中で、同社がこれらに対応するための設備投資や研究開発に遅れを取り、製品ラインナップが陳腐化することも、競争力の低下に繋がるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われると考えられる。
5年後のモート予測
既存顧客からの安定受注と、ニッチ市場でのシェア維持により、緩やかな売上成長と収益性の安定が見込まれる。コスト管理が奏功すれば、利益率は微増。
市場環境の変化に対応しつつ、現状維持に近い売上推移。原材料価格の変動や競争環境の厳しさから、利益率は横ばい。
代替品や新規参入によるシェア低下、原材料価格高騰により、売上・利益ともに減少傾向。厳しいコスト削減策が必要となる可能性。