ネクセラファーマ(4565)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 189 | 124 | 93 | 105 | 32.8 | 551.2 | 0.0 | 59.0 |
| FY2018 | 29 | -57 | -60 | -68 | -14.4 | -78.4 | 0.0 | 70.5 |
| FY2019 | 97 | 4 | 14 | 32 | 3.2 | 18.7 | 0.0 | 79.5 |
| FY2020 | 88 | 9 | 15 | 45 | 2.8 | 18.8 | 0.0 | 68.5 |
| FY2021 | 177 | 38 | 10 | 74 | 1.8 | 12.5 | 0.0 | 59.3 |
| FY2022 | 156 | 34 | 4 | 110 | 0.7 | 4.7 | 0.0 | 58.3 |
| FY2023 | 128 | -95 | -72 | -691 | -10.8 | -87.2 | 0.0 | 42.5 |
| FY2024 | 288 | -54 | -48 | -125 | -7.1 | -53.9 | 0.0 | 45.2 |
| FY2025 | 296 | -85 | -125 | 28 | -20.5 | -138.8 | 0.0 | 45.3 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 0.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:1/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ネクセラファーマは新薬開発を主軸としており、特許などの無形資産が競争優位の源泉となりうるが、現時点で具体的な特許ポートフォリオの強さや、それがもたらす独占的IPの持続性に関する情報は限定的である。開発パイプラインの進捗や承認状況が今後の無形資産の価値を左右する。
医薬品は、一度処方され患者に適合した場合、医師や患者が他の薬剤に切り替えることには一定のハードルが存在する。しかし、新薬開発競争が激しい中で、より効果的・安全な薬剤が登場すれば、スイッチングは起こりうるため、スイッチング・コストによる優位性は限定的と判断される。
医薬品業界において、ネットワーク効果は直接的には働きにくい。製品の普及がユーザー数に比例して価値が増大するような構造ではないため、ネットワーク効果による競争優位性は見られない。
医薬品開発は研究開発費が巨額であり、製造コストも高度な品質管理が求められるため、構造的なコスト優位性を築くことは困難である。ジェネリック医薬品メーカーのようなコスト優位性とは異なる。
ネクセラファーマは特定の医薬品開発に注力しており、業界全体を俯瞰した際の効率規模による優位性は現時点では見られない。グローバルな製薬企業と比較すると、規模の経済性は限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
主力パイプラインの臨床試験成功と承認取得
新規技術導入による開発効率の向上
グローバル製薬企業との提携による販路拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
臨床試験の失敗または承認の遅延
競合他社による類似薬の開発・上市
規制当局による承認基準の厳格化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ネクセラファーマへの投資が失敗するシナリオは、同社が開発中の医薬品が臨床試験で有効性や安全性の面で期待された結果を出せず、承認を得られない、あるいは承認プロセスが大幅に遅延することである。さらに、競合他社がより優れた治療効果を持つ薬剤を先行して上市し、市場シェアを奪うことも考えられる。また、医薬品開発を取り巻く規制環境が厳格化し、開発コストの増大や承認のハードルが上がることも、同社の競争優位性を損なう要因となりうる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の将来的な収益性と成長性が大きく毀損される可能性がある。
5年後のモート予測
主力パイプラインが成功し、上市に至れば、新たな収益源となり売上・利益が大きく伸長する可能性がある。開発成功が株価に織り込まれ、大幅な上昇が期待される。
パイプラインの進捗は順調だが、承認や上市には時間を要する。一部パイプラインは成功するものの、全体として緩やかな成長に留まる。株価は安定的に推移する。
パイプラインの遅延や失敗が相次ぎ、開発の遅れが顕著になる。競合優位性を失い、収益性の悪化が懸念される。株価は下落圧力を受ける可能性が高い。