アズジェント(4288)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 48 | 3 | 3 | 0 | 17.9 | 82.0 | 5.0 | 61.2 |
| FY2018 | 35 | -1 | -1 | 1 | -5.3 | -22.6 | 2.5 | 69.0 |
| FY2019 | 30 | -2 | -1 | 0 | -8.1 | -31.9 | 0.0 | 66.3 |
| FY2020 | 31 | 0 | 0 | 1 | 2.9 | 12.0 | 0.0 | 64.2 |
| FY2021 | 28 | -1 | -1 | -1 | -3.4 | -13.6 | 0.0 | 68.2 |
| FY2022 | 32 | 0 | 1 | 1 | 5.6 | 20.1 | 0.0 | 53.6 |
| FY2023 | 28 | -1 | -1 | -1 | -10.1 | -32.9 | 0.0 | 56.7 |
| FY2024 | 24 | -3 | -4 | -1 | -57.7 | -117.4 | 0.0 | 46.8 |
| FY2025 | 30 | -2 | -4 | -3 | -131.0 | -115.4 | 0.0 | 21.4 |
| FY2026 | 34 | 1 | 2 | 1 | 33.3 | 44.0 | 0.0 | 28.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:2/25 主要モート:none 持続性:判定中
アズジェントは特定の技術やブランドに依存する無形資産の強固な基盤を示唆する情報は現時点で見当たらない。事業内容は主にITソリューションの提供であり、特許や規制ライセンスによる独占的な優位性は限定的と考えられる。
提供するITソリューションは、導入に一定のコストや学習期間を要するため、顧客が他社製品へ乗り換える際には一定のスイッチングコストが発生する可能性がある。しかし、これが顧客の乗り換えを強く抑制するほどではない。
アズジェントのビジネスモデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。個々の顧客との個別契約に基づくソリューション提供が中心である。
ITソリューション提供において、構造的に競合他社よりも大幅に低いコストで製品やサービスを提供できるような優位性は見られない。価格競争力よりも、ソリューションの質や付加価値が重視される傾向にある。
ITソリューション市場は競争が激しく、アズジェントが業界規模に対して圧倒的なシェアを持つ寡占状態を形成しているとは言えない。一定の規模は持つものの、効率規模による持続的な競争優位性は弱い。
競合との比較優位
強気シナリオ
サイバーセキュリティやクラウド関連の需要拡大による事業成長
特定のニッチ市場における技術的優位性の確立
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の低価格攻勢や技術革新への対応遅れ
主要顧客の離脱や新規顧客獲得の停滞
ITインフラ投資の景気変動による影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アズジェントの投資が失敗するには、まず同社がITソリューション市場における競争優位性を全く構築できていない、あるいは既存の優位性を急速に失っているという状況が真実でなければならない。具体的には、競合他社がより革新的で安価なソリューションを次々と投入し、アズジェントの顧客基盤が侵食される。また、同社が強みとする特定の技術分野が陳腐化し、市場からの需要が消滅する。さらに、優秀な人材の流出が続き、新たな技術開発やサービス提供能力が著しく低下する。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益性と成長性が長期にわたり悪化することが、この投資の失敗を決定づけるだろう。
5年後のモート予測
サイバーセキュリティ需要の拡大とクラウド移行の加速を背景に、高付加価値ソリューションの提供により売上・利益ともに堅調に成長。新規事業分野での成功も寄与し、市場シェアを拡大する。
IT投資の緩やかな回復と既存顧客との関係維持により、安定した収益を確保。競争環境の厳しさから大幅な成長は見込めないが、着実な事業運営を継続する。
技術革新への対応遅れや競合激化により、既存事業の収益性が悪化。新規顧客獲得も伸び悩み、売上・利益ともに減少傾向が続く。市場からの評価も低下する。