アテクト(4241)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 25 | 2 | 1 | -18 | 3.4 | 12.0 | 10.0 | 25.7 |
| FY2018 | 27 | 2 | 1 | 1 | 5.3 | 19.1 | 10.0 | 25.6 |
| FY2019 | 30 | 2 | 1 | -0 | 7.6 | 29.2 | 10.0 | 30.3 |
| FY2020 | 30 | 2 | 0 | 1 | 2.3 | 8.8 | 3.0 | 30.2 |
| FY2021 | 29 | 2 | 1 | 1 | 4.4 | 17.1 | 5.0 | 29.7 |
| FY2022 | 31 | 3 | 2 | 4 | 8.9 | 38.4 | 10.0 | 32.7 |
| FY2023 | 30 | 2 | 2 | -1 | 7.8 | 36.0 | 10.0 | 35.7 |
| FY2024 | 32 | 1 | -2 | 3 | -13.8 | -55.3 | 10.0 | 34.4 |
| FY2025 | 32 | 1 | 0 | 0 | 2.3 | 9.1 | 10.0 | 36.6 |
| FY2026 | 34 | 2 | 1 | 1 | 7.7 | 32.0 | 10.0 | 38.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:none 持続性:判定中
アテクトの事業内容(主に工業用ゴム製品、樹脂製品の製造・販売)において、特許やブランド力、規制ライセンスなどの強力な無形資産に関する情報は確認できない。ニッチな分野での技術力は存在する可能性はあるが、広範な競争優位に繋がるレベルではないと判断。
工業用ゴム・樹脂製品は、顧客の仕様に合わせてカスタマイズされる場合が多く、一度採用されると仕様変更に伴うコストやリスクから、他社への乗り換えは一定のハードルが存在する可能性がある。しかし、製品の汎用性や代替品の存在により、スイッチング・コストは限定的と推測される。
アテクトの事業モデルは、ユーザー数の増加が製品価値を高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。BtoBの製造業であり、直接的な顧客間のネットワーク効果は期待できない。
製造業として、効率的な生産体制や調達力によるコスト競争力は重要だが、アテクトが業界内で圧倒的なコスト優位を持つという情報は現時点では確認できない。特定の材料や製造プロセスにおける効率性は存在する可能性はある。
工業用ゴム・樹脂製品市場は多様であり、アテクトが特定のニッチ市場で一定のシェアを持つ可能性はあるが、業界全体を代表するような規模の経済による寡占状態を形成しているとは考えにくい。市場規模に対する最適化された少数寡占には該当しない。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のニッチ市場における高い技術力と品質による顧客基盤の維持・拡大
新規用途開発や高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
グローバルなサプライチェーンの再編や国内回帰の動きからの恩恵
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰や供給不安による収益圧迫
競合他社による低価格攻勢や代替技術の台頭
主要顧客の業績悪化や需要の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アテクトへの投資が失敗するシナリオは、同社が競争優位性を全く持てない、あるいは既存の優位性を急速に失う状況である。具体的には、競合他社がより低コストで同等以上の品質の製品を供給できるようになり、顧客が容易に乗り換えを進めるケースが考えられる。また、同社が依存する特定の顧客や市場が縮小・消滅し、代替となる成長分野を見いだせない、あるいは新規参入企業が革新的な技術で市場を席巻する可能性も否定できない。さらに、グローバルなサプライチェーンの変動や地政学的リスクが、同社の調達コストや販売機会に壊滅的な影響を与え、事業継続そのものが困難になるシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
ニッチ市場での技術的優位性を活かし、高付加価値製品へのシフトや新規用途開拓により、緩やかな成長と収益性改善が期待される。
既存事業の安定性を維持しつつ、市場環境の変化に対応していく。大きな成長は見込めないが、堅実な事業運営により一定の収益を確保する。
原材料価格の高騰、競合激化、主要顧客の需要減退により、収益性が悪化し、事業規模の縮小を余儀なくされるリスクがある。
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書