UBE(4208)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 6,166 | 350 | 242 | 126 | 7.8 | 22.9 | 6.0 | 40.4 |
| FY2018 | 6,956 | 503 | 317 | 394 | 9.4 | 301.7 | 75.0 | 42.4 |
| FY2019 | 7,302 | 446 | 325 | 78 | 9.2 | 312.4 | 80.0 | 44.5 |
| FY2020 | 6,679 | 340 | 230 | 279 | 6.5 | 227.3 | 90.0 | 45.7 |
| FY2021 | 6,139 | 259 | 229 | 266 | 6.0 | 226.8 | 90.0 | 46.6 |
| FY2022 | 6,553 | 440 | 245 | -107 | 6.2 | 249.3 | 95.0 | 44.1 |
| FY2023 | 4,947 | 163 | -70 | -79 | -1.8 | -72.3 | 95.0 | 49.4 |
| FY2024 | 4,682 | 225 | 290 | 196 | 6.7 | 298.6 | 105.0 | 51.8 |
| FY2025 | 4,868 | 180 | -48 | -273 | -1.2 | -49.6 | 110.0 | 45.6 |
| FY2026 | 4,623 | 189 | 239 | -802 | 5.2 | 245.8 | 110.0 | 46.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
UBEは、長年にわたり培ってきた化学品(ナイロン、無機薬品、医薬品原薬等)の製造ノウハウや、特定の分野における技術力は無形資産となり得る。特に、医薬品原薬や機能性化学品分野での研究開発力は、将来的な特許取得やIP創出につながる可能性がある。
一部の特殊化学品や医薬品原薬においては、顧客がUBEの製品に切り替える際の品質保証や開発期間のコストがスイッチング・コストとなり得る。しかし、汎用的な化学品においては、価格競争力が重視されやすく、スイッチング・コストは限定的である。
UBEの事業は、化学品の製造・販売が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果が働く要素は基本的に見られない。顧客基盤の拡大が直接的な製品・サービスの価値向上に結びつく構造ではない。
UBEは、長年の操業で培われた生産効率や、一部の原料調達における規模の経済を活かしたコスト競争力を持つ可能性がある。特に、大規模プラントでの生産効率化は、コスト優位性の一因となり得る。
評価根拠は順次生成中です。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値製品(医薬品原薬、機能性化学品)へのシフトが進み、収益性が向上する。
グローバルでのM&Aや提携により、新たな成長分野での地位を確立する。
環境規制強化を追い風に、グリーンケミストリー関連技術で優位性を発揮する。
弱気シナリオ(モート侵食)
主要事業である化学品やセメントの市況悪化が長期化し、収益を圧迫する。
新興国メーカーの台頭により、コスト競争で劣後する。
研究開発投資が奏功せず、イノベーション創出に失敗する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
UBEの投資が失敗するには、同社が長年培ってきた化学品製造における技術的優位性が陳腐化し、競合他社がより低コストで高品質な代替品を容易に提供できるようになる必要がある。特に、環境規制の強化や新素材開発のスピードについていけず、既存事業の収益性が急速に悪化するシナリオが考えられる。また、グローバル市場での価格競争に巻き込まれ、規模の経済による優位性も失われる可能性がある。医薬品原薬事業においても、開発パイプラインの枯渇や、ジェネリック医薬品メーカーとの激しい競争に敗れることが、持続的な成長を阻害する要因となり得る。さらに、セメント事業のような国内基盤事業が、人口減少や建設需要の低迷により、構造的に縮小し、収益の柱としての役割を果たせなくなることも、投資の失敗につながる。
5年後のモート予測
高機能化学品や医薬品原薬事業の成長が加速し、収益性が大幅に改善。新規事業の育成も進み、全体として堅調な増収増益を達成する。
化学品市況の変動を受けつつも、既存事業の安定的な収益基盤と、一部成長分野での着実な拡大により、緩やかな成長を続ける。
主要事業の市況悪化や競争激化により、収益性が低下。新規事業の育成も遅れ、全体として厳しい業績推移となる。