伊勢化学工業(4107)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 142 | 11 | 7 | 4 | 2.9 | 27.7 | 16.0 | 84.2 |
| FY2017 | 143 | 4 | 1 | 13 | 0.5 | 4.3 | 12.0 | 84.7 |
| FY2018 | 156 | 16 | 6 | 10 | 2.4 | 113.4 | — | 82.1 |
| FY2019 | 169 | 21 | 12 | 7 | 4.8 | 233.6 | 75.0 | 81.4 |
| FY2020 | 169 | 22 | 13 | -2 | 5.2 | 263.5 | 90.0 | 82.7 |
| FY2021 | 204 | 27 | 18 | -40 | 6.5 | 347.9 | 120.0 | 81.2 |
| FY2022 | 256 | 38 | 26 | 0 | 8.8 | 502.7 | 185.0 | 80.8 |
| FY2023 | 264 | 53 | 37 | 25 | 11.5 | 720.5 | 270.0 | 79.6 |
| FY2024 | 333 | 77 | 51 | 17 | 14.3 | 995.2 | 360.0 | 78.6 |
| FY2025 | 393 | 95 | 65 | 8 | 16.2 | 127.5 | 390.0 | 78.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する具体的な情報開示が限定的であるため、無形資産による競争優位性は現時点では評価困難。
化学製品は顧客の製造プロセスに組み込まれることが多く、仕様変更に伴うコストやリスクから、顧客が安易にサプライヤーを変更しにくい側面がある。しかし、代替品の存在や価格競争力により、スイッチング・コストは限定的。
同社の事業内容(化学品製造)において、ネットワーク効果が働くビジネスモデルは想定されず、ユーザー数の増加が製品・サービスの価値向上に直接繋がる要素は見当たらない。
化学業界は規模の経済や製造プロセスの効率化がコスト競争力に影響を与える。同社が特定のニッチ分野で効率的な生産体制を構築している可能性はあるが、業界全体での圧倒的なコスト優位性を示す情報は現時点では不明。
化学業界は一般的に設備投資が大きく、一定の生産規模が求められる。同社が特定の製品群で一定の市場シェアを確保している可能性はあるが、業界全体を代表するような寡占的な地位を築いているかは不明。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定の高付加価値化学品分野における技術的優位性の確立
新規用途開発や海外市場開拓による持続的な成長
環境規制強化を追い風とした、環境対応型製品へのシフト成功
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客の業績悪化や需要低迷による業績への影響
競合他社による低価格製品の投入や代替技術の出現
原材料価格の高騰や調達難による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
伊勢化学工業の投資が失敗するには、同社が保有する可能性のあるニッチな技術や製造ノウハウが陳腐化し、競合他社がより低コストで同等以上の品質の製品を供給できるようになる必要がある。また、主要顧客との長期契約が失効し、代替サプライヤーへの切り替えが容易になる状況も考えられる。さらに、環境規制の動向が同社の事業展開に不利に働き、新たな環境対応型製品の開発に失敗したり、既存製品が規制対象となったりすることも、競争優位性の喪失に繋がるだろう。グローバルなサプライチェーンの再編や地政学的リスクの高まりが、原材料調達の不安定化やコスト上昇を招き、収益性を圧迫するシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと新規市場開拓が成功し、売上・利益ともに堅調に成長。特に環境対応型製品が市場で評価される。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を続ける。原材料価格の変動や競合の動向に影響を受けやすい。
主要顧客の需要減退や代替技術の台頭により、売上・利益ともに減少。収益性の悪化が続く。