戸田工業(4100)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 279 | -2 | -29 | -6 | -16.2 | -50.8 | 2.0 | 36.7 |
| FY2018 | 328 | 14 | 10 | 14 | 5.0 | 170.4 | — | 38.4 |
| FY2019 | 344 | 3 | 0 | -16 | 0.0 | -0.1 | 40.0 | 36.1 |
| FY2020 | 331 | -6 | -53 | 20 | -42.0 | -917.1 | 0.0 | 26.2 |
| FY2021 | 290 | 0 | -41 | -6 | -44.2 | -718.8 | 0.0 | 19.5 |
| FY2022 | 353 | 25 | 31 | -2 | 22.3 | 540.6 | 0.0 | 24.2 |
| FY2023 | 349 | 14 | 33 | 5 | 19.7 | 566.5 | 0.0 | 30.5 |
| FY2024 | 262 | 1 | -36 | -21 | -24.7 | -620.0 | 0.0 | 25.8 |
| FY2025 | 317 | -6 | -36 | 19 | -30.3 | -616.4 | 0.0 | 21.7 |
| FY2026 | 280 | 9 | -35 | 23 | -35.2 | -597.4 | 0.0 | 18.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
戸田工業は特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、あるいは規制ライセンスに依存する事業モデルではない。ニッチな化学品を製造しているが、それらが独占的な知的財産権によって保護されているという情報は限定的である。
一部の特殊化学品においては、顧客が代替品を見つけるのに時間とコストがかかる可能性がある。しかし、多くの顧客は複数のサプライヤーを比較検討する傾向があり、乗り換えコストは限定的と考えられる。
戸田工業の事業は、プラットフォーム型ビジネスではなく、製造業であるため、ネットワーク効果は発生しない。製品の価値はユーザー数の増加によって向上するものではない。
長年の製造経験と効率化努力により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、原料価格の変動や、より大規模な競合他社とのコスト差は大きい可能性がある。
特定のニッチ市場においては一定のシェアを確保している可能性があるが、業界全体で見ると規模の経済による圧倒的な優位性は見られない。グローバルな大手化学メーカーと比較すると規模は小さい。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値な特殊化学品分野での技術革新と市場シェア拡大
既存顧客との長期的な関係維持による安定収益
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益性の悪化
競合他社による低価格攻勢や代替技術の登場
主要顧客の業績悪化や需要の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
戸田工業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきたニッチ市場での地位を維持できなくなることが必要である。具体的には、主要な特殊化学品において、競合他社がより低コストで同等以上の性能を持つ代替品を開発・提供し始めるシナリオが考えられる。また、顧客が乗り換えコストを軽視し、より安価なサプライヤーへ容易に移行する状況も、同社の競争優位性を損なうだろう。さらに、グローバルな大手化学メーカーが、戸田工業の得意とするニッチ市場に本格参入し、規模の経済と資金力を背景に価格競争を仕掛けてくることも、同社の存続を脅かす要因となり得る。これらの要因が複合的に作用することで、同社の収益性と市場シェアは急速に低下する可能性がある。
5年後のモート予測
特殊化学品分野での技術的優位性を活かし、高成長を遂げる。新規市場開拓やM&Aも成功し、売上・利益ともに大幅に増加する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。新規技術開発や市場変化への対応により、一定の収益性を確保する。
競争激化や原材料価格高騰により、収益性が圧迫される。代替技術の登場や顧客ニーズの変化に対応できず、事業規模が縮小する。