4023

クレハ(4023)に経済的な堀はあるか

化学 素材・化学

株価

現在株価
4,670
2026-09-01
52週高値
3,935
52週安値
3,685
時価総額
1,634 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2017 1,323 93 70 113 5.6 407.4 52.9
FY2018 1,473 130 97 105 6.4 507.5 125.0 62.0
FY2019 1,483 172 139 150 8.6 679.6 165.0 64.9
FY2020 1,424 180 137 206 8.2 692.6 170.0 66.8
FY2021 1,446 173 135 228 7.3 691.3 170.0 71.6
FY2022 1,683 201 142 176 7.1 725.7 210.0 70.5
FY2023 1,913 224 169 116 7.8 864.3 270.0 72.6
FY2024 1,780 128 97 -227 4.4 173.0 260.0 67.0
FY2025 1,620 94 78 -99 3.7 149.7 86.7 60.6
FY2026 1,617 -186 -107 143 -6.4 -267.1 214.0 48.8

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

クレハは「キラップ®」ブランドで知られる食品包装材分野で高いシェアを持つ。また、農薬・医薬中間体分野でも独自の合成技術やノウハウを蓄積しており、これが無形資産として競争優位の源泉となっている。特に、高機能性ポリマー分野における長年の研究開発がブランド力と技術的優位性を支えている。

スイッチングコスト2/5

食品包装材においては、顧客(食品メーカー)は品質や機能性、コストなどを総合的に評価してサプライヤーを選定する。一度採用された製品がすぐに切り替えられるリスクは低いが、競合他社の新技術やコスト競争力によっては、長期的に見ればスイッチング・コストが限定的になる可能性もある。特殊な用途向け製品ではスイッチング・コストが高まる傾向がある。

ネットワーク効果0/5

クレハの事業は、化学製品の製造・販売が中心であり、特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果は基本的に見られない。

コスト優位2/5

化学業界全体として、規模の経済や効率的な生産プロセスによるコスト競争力が重要となる。クレハも生産効率の向上に努めているが、原料価格の変動や競合他社の技術革新によるコスト構造の変化リスクは存在する。特定のニッチ分野ではコスト優位を築いている可能性もあるが、業界全体での圧倒的なコスト優位性は見出しにくい。

規模の経済3/5

クレハは、特定の化学製品分野(例:炭素繊維、高機能性樹脂、食品包装材)において、一定の生産規模と市場シェアを有している。これにより、原料調達や生産プロセスにおいて効率性を発揮し、一定の競争優位を確保していると考えられる。ただし、グローバルな化学メーカーと比較すると、規模の面で劣後する部分もある。

競合との比較優位

強気シナリオ

高機能性ポリマーや炭素繊維事業の成長加速

新規用途開発による既存製品の需要拡大

M&Aやアライアンスによる事業ポートフォリオ強化

弱気シナリオ(モート侵食)

主要原料価格の高騰と製品価格への転嫁困難

競合他社の技術革新による代替品の登場

環境規制強化による生産コストの増加

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

クレハの持続的競争優位が失われるシナリオは、まず、同社が長年培ってきた「キラップ®」ブランドに代表される無形資産、特に食品包装材分野における技術的優位性や顧客からの信頼が、競合他社の革新的な技術や低価格戦略によって陳腐化することである。具体的には、より高性能で安価な代替包装材が登場し、顧客が容易に乗り換えてしまう状況が考えられる。また、農薬・医薬中間体分野においても、特許切れやジェネリック医薬品の普及、あるいは競合による類似技術の開発により、同社の技術的優位性が薄れることもあり得る。さらに、炭素繊維などの成長分野においても、グローバルな大手プレイヤーとの激しい競争に敗れ、規模の経済や技術開発競争で後塵を拝するようになれば、現在の競争優位は大きく損なわれるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、クレハのモートは崩壊する可能性がある。

5年後のモート予測

強気

高機能性素材やライフサイエンス関連事業の成長が牽引し、売上・利益ともに堅調に拡大。新規事業の成功やM&Aによるポートフォリオ強化も寄与し、収益性が向上する。

中立

既存事業の安定成長に加え、新規分野への緩やかな展開が見込まれる。原料価格の変動や競争環境の変化に対応しながら、着実な業績推移を維持する。

弱気

主要事業における競争激化や原料価格の高騰により、収益性が圧迫される。新規事業の立ち上がりが遅れ、全体として低成長に留まるリスクがある。

直近の適時開示

同業他社

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