ウォンテッドリー(3991)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 13 | 1 | 0 | 0 | 5.2 | 5.7 | 0.0 | 57.9 |
| FY2018 | 22 | 2 | 1 | 1 | 16.3 | 11.3 | 0.0 | 52.6 |
| FY2019 | 29 | 3 | 1 | 4 | 18.4 | 15.9 | 0.0 | 45.4 |
| FY2020 | 31 | 4 | 2 | 3 | 22.1 | 25.1 | 0.0 | 53.9 |
| FY2021 | 36 | 4 | 2 | 2 | 18.2 | 25.3 | 0.0 | 55.9 |
| FY2022 | 45 | 13 | 7 | 12 | 36.0 | 79.0 | 0.0 | 57.1 |
| FY2023 | 47 | 16 | 10 | 9 | 31.6 | 104.9 | 20.0 | 69.9 |
| FY2024 | 47 | 16 | 10 | 10 | 25.9 | 109.1 | 20.0 | 75.8 |
| FY2025 | 49 | 16 | 11 | 19 | 22.1 | 114.0 | 20.0 | 68.4 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 20.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「Wantedly」というサービスブランドは認知度があるが、特許や規制ライセンスによる明確な独占性は低い。SNS型ビジネスSNSとしての地位確立は初期段階。
既存の求人媒体からの乗り換えコストは限定的だが、Wantedlyの「共感採用」というコンセプトに共鳴し、継続的に利用する企業にとっては、採用ブランディングの蓄積という点で一定のスイッチングコストが発生しうる。
求職者と企業のマッチングプラットフォームであり、ユーザー(求職者)が増えれば企業側の利用メリットが増え、企業が増えれば求職者側の選択肢が増えるという初期的なネットワーク効果は存在するが、まだ限定的。
情報通信業であり、構造的なコスト優位性は見られない。競合サービスとの価格競争力も特筆すべき点はない。
国内の採用・組織活性化ツール市場は成長しているが、同社の市場シェアはまだ大きくなく、効率規模による優位性は確立されていない。
競合との比較優位
強気シナリオ
「共感採用」という独自のコンセプトが浸透し、エンゲージメントの高い求職者と企業のマッチングを強化できる。
有料プランの拡充や、組織活性化ツールとしての機能強化により、ARPU(顧客単価)が向上する。
グローバル展開や新規事業(例:インフルエンサーマーケティング)が成功する。
弱気シナリオ(モート侵食)
大手求人サイトやSNSプラットフォーム(LinkedInなど)との競争激化により、新規顧客獲得が鈍化する。
「共感採用」のコンセプトが一部の企業にしか響かず、有料プランへの転換が進まない。
プロダクト開発の遅延や競合の模倣により、技術的優位性を失う。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ウォンテッドリーの投資が失敗するには、まず「共感採用」という同社のコアバリュープロポジションが、現代の採用市場において陳腐化するか、あるいは大手競合他社がより効果的かつ低コストで類似の機能を提供できるようになる必要がある。具体的には、LinkedInのようなグローバルプラットフォームが、日本の採用市場向けに「共感」や「カルチャーフィット」を重視した機能を強化し、かつ既存の広範なネットワークを活かして急速にシェアを奪うシナリオが考えられる。また、求職者側が「共感」よりも給与や待遇といった条件面を最優先する傾向が強まり、Wantedlyのプラットフォームの魅力が低下することも、同社の成長を阻害する要因となりうる。さらに、有料プランへの転換率が低迷し、継続的な収益化が困難になることも、投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
「共感採用」の浸透と有料プランの拡充により、顧客単価が上昇し、継続的な収益成長が見込まれる。組織活性化ツールとしての展開も成功し、多角的な収益源を確立する。
緩やかなユーザー増加と有料プランの普及により、安定的な成長を続ける。競合との差別化は維持するものの、爆発的な成長は見込めない。
大手競合の攻勢や採用市場の変化により、新規顧客獲得が鈍化し、収益成長が停滞する。プロダクトの魅力が低下し、市場シェアを失うリスクがある。