テモナ(3985)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 11 | 3 | 2 | 2 | 15.3 | 141.5 | 0.0 | 64.2 |
| FY2018 | 12 | 3 | 2 | 1 | 16.2 | 20.1 | 0.0 | 64.2 |
| FY2019 | 16 | 3 | 2 | -1 | 12.8 | 17.9 | 0.0 | 67.3 |
| FY2020 | 23 | 2 | 1 | -0 | 9.2 | 9.2 | 0.0 | 51.9 |
| FY2021 | 24 | 5 | 3 | 3 | 21.3 | 27.4 | 0.0 | 61.9 |
| FY2022 | 23 | -2 | -2 | -5 | -14.6 | -16.5 | 0.0 | 51.2 |
| FY2023 | 23 | -1 | -1 | 1 | -11.6 | -12.0 | 0.0 | 46.8 |
| FY2024 | 18 | -1 | -4 | -1 | -56.1 | -36.8 | 0.0 | 43.1 |
| FY2025 | 18 | 2 | 1 | 2 | 9.5 | 6.9 | 0.0 | 42.0 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 0.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
テモナは、サブスクリプションビジネスのバックエンドシステム「Temona」を提供している。現時点では、強力なブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPといった無形資産の存在を示す具体的な情報は確認できない。
同社のサブスクリプション管理システムは、顧客企業が導入・運用しているため、システム変更に伴うデータ移行、従業員の再教育、業務プロセス再構築などのコストや手間が発生し、乗り換えには一定のスイッチング・コストが伴うと考えられる。特に、長期間利用している顧客ほどその傾向は強い。
現時点では、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果が明確に確認できる情報はない。プラットフォームとしての広がりよりも、個々の顧客へのサービス提供に重点が置かれていると推測される。
サブスクリプション管理システム市場において、テモナが構造的に他社よりも低コストでサービスを提供できるような優位性を示す情報は現時点では確認できない。価格競争力よりも、機能性やサポート体制が差別化要因となっている可能性がある。
サブスクリプション管理システム市場は成長しているが、テモナが業界規模に対して最適化された少数寡占を形成しているとまでは言えない。市場には複数のプレイヤーが存在し、テモナのシェアや市場内でのポジションはまだ限定的である可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
サブスクリプション市場の継続的な拡大によるシステム需要の増加
既存顧客からのアップセル・クロスセルによるARPU(顧客一人当たり平均収益)の向上
新規機能開発やサービス拡充による顧客基盤の強化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や高機能化への対応遅れ
顧客企業のサブスクリプションビジネスの縮小や撤退
システム障害やセキュリティインシデントによる信頼性の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
テモナへの投資が失敗するには、サブスクリプションビジネスモデル自体の魅力が失われ、多くの企業がこのモデルから撤退するか、あるいはテモナのシステムが陳腐化し、競合他社がより低コストで高機能な代替ソリューションを容易に提供できるようになる必要がある。また、顧客企業がシステム変更に伴うスイッチング・コストを軽視し、頻繁にシステムを乗り換えるようになるか、あるいはテモナが提供する付加価値(サポート、コンサルティング等)が市場から評価されなくなるシナリオも考えられる。さらに、テモナが技術革新への投資を怠り、AIなどの最新技術を取り込んだ競合に市場シェアを奪われることも、この投資の失敗要因となりうる。
5年後のモート予測
サブスクリプション市場の成長とシステム導入の加速により、テモナの顧客基盤が拡大。ARPU向上と新規サービス展開で売上・利益ともに堅調に成長する。
サブスクリプション市場は緩やかに成長するが、競合との競争激化により、テモナのシェアは横ばい。既存顧客からの収益は安定するものの、大幅な成長は見込みにくい。
サブスクリプションビジネスの伸び悩みや競合の台頭により、テモナの新規顧客獲得が困難に。既存顧客の解約率も上昇し、売上・利益ともに減少傾向となる。