三菱製紙(3864)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 2,020 | 43 | 12 | 128 | 2.0 | 33.7 | 0.0 | 23.1 |
| FY2018 | 2,015 | 18 | 32 | 68 | 5.2 | 93.6 | 5.0 | 25.2 |
| FY2019 | 2,040 | -0 | 4 | 101 | 0.5 | 10.0 | 5.0 | 28.5 |
| FY2020 | 1,946 | 20 | 8 | 34 | 1.3 | 18.0 | 5.0 | 28.5 |
| FY2021 | 1,623 | -18 | -25 | 109 | -4.0 | -56.7 | 0.0 | 30.0 |
| FY2022 | 1,819 | -2 | 11 | -9 | 1.6 | 24.6 | 0.0 | 32.2 |
| FY2023 | 2,095 | 10 | -6 | -63 | -0.8 | -13.0 | 5.0 | 31.7 |
| FY2024 | 1,935 | 54 | 42 | 173 | 4.6 | 95.3 | 10.0 | 38.6 |
| FY2025 | 1,759 | 46 | 43 | 97 | 5.1 | 99.1 | 15.0 | 40.9 |
| FY2026 | 1,575 | 3 | 19 | 68 | 1.8 | 43.4 | 15.0 | 46.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長年の歴史とブランド力はあるが、特許やIPによる明確な優位性は限定的。特殊紙分野での技術力は存在するものの、汎用的な紙製品では競争が激しい。
一部の特殊紙や機能性紙では、顧客の製造プロセスに組み込まれており、切り替えにはコストや手間がかかる可能性がある。しかし、汎用品ではスイッチングコストは低い。
パルプ・紙業界のビジネスモデルにおいて、ネットワーク効果は基本的に見られない。
原燃料価格の変動や、海外メーカーとの価格競争に晒されている。規模の経済によるコスト優位性は一定程度あるものの、構造的な圧倒的優位性は確立されていない。
国内大手製紙メーカーとして、一定の生産規模と販売網を有しており、業界内での地位は確立されている。しかし、グローバルな競争環境では、より巨大なプレイヤーも存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値製品(機能紙、特殊紙)の需要拡大
海外事業の成長と収益性改善
M&Aや事業再編による効率化と競争力強化
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰と円安によるコスト増
デジタル化の進展による紙需要の構造的減少
海外競合との価格競争激化による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が持つ特殊紙や機能紙における技術的優位性が、競合他社の模倣や代替技術によって陳腐化し、価格競争に巻き込まれる必要がある。また、デジタル化の波を乗り越えられず、紙媒体の需要が想定以上に急速に縮小し、同社の主要事業基盤が揺らぐシナリオも考えられる。さらに、グローバルなコスト競争力で後れを取り、主要顧客を失うような事態になれば、現在の規模の経済による優位性も失われ、収益性が著しく悪化するだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われる。
5年後のモート予測
高機能紙・特殊紙分野での成長が牽引し、海外事業も拡大。収益性が改善し、安定したキャッシュフローを生み出す。
紙需要の緩やかな減少を、高付加価値製品や海外事業で一部カバー。現状維持に近い業績推移となる。
原材料高と円安、デジタル化の加速により、収益性が悪化。価格競争も激化し、業績は低迷する。