システム ディ(3804)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 31 | 2 | 1 | -2 | 7.6 | 41.3 | 5.0 | 46.4 |
| FY2017 | 38 | 4 | 2 | 8 | 12.0 | 73.5 | 10.0 | 54.1 |
| FY2018 | 34 | 4 | 3 | 5 | 11.7 | 39.8 | 7.0 | 56.9 |
| FY2019 | 36 | 5 | 4 | 2 | 15.0 | 59.0 | 10.0 | 61.6 |
| FY2020 | 39 | 7 | 5 | 6 | 17.1 | 78.7 | 14.0 | 65.2 |
| FY2021 | 38 | 8 | 6 | 4 | 18.5 | 89.3 | 18.0 | 66.0 |
| FY2022 | 42 | 9 | 6 | -3 | 16.5 | 92.4 | 20.0 | 60.7 |
| FY2023 | 47 | 9 | 6 | 2 | 15.4 | 98.8 | 23.0 | 65.5 |
| FY2024 | 46 | 8 | 6 | 11 | 12.3 | 86.8 | 24.0 | 64.7 |
| FY2025 | 50 | 9 | 6 | 3 | 12.5 | 97.9 | 28.0 | 68.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:2/25 主要モート:none 持続性:判定中
システムディは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的な知的財産権を保有しているという公開情報は見当たりません。事業内容は受託開発が中心であり、無形資産による競争優位性は限定的と考えられます。
顧客との長年の取引関係や、特定のシステム開発におけるノウハウの蓄積は、一定のスイッチング・コストを生む可能性があります。しかし、システム開発業界全体としては、技術革新や他社による代替が比較的容易なため、スイッチング・コストは強くありません。
システムディの事業モデルは、特定のプラットフォームやサービス上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果を享受するものではありません。個別の顧客との受託開発が中心であり、ネットワーク効果は期待できません。
システムディが、競合他社と比較して構造的に低コストで製品やサービスを提供できるという優位性を示す情報は確認できません。受託開発においては、人件費や開発効率がコストに影響しますが、際立ったコスト優位性はありません。
情報通信業におけるシステム開発企業としては一定の規模を持つと考えられますが、業界全体に対して最適な少数寡占を形成しているとは言えません。市場シェアや規模の経済による明確な優位性は限定的です。
競合との比較優位
強気シナリオ
DX需要の高まりによるシステム開発案件の増加
特定の技術領域における専門性の深化と高付加価値化
主要顧客との長期的な関係維持による安定的な受注
弱気シナリオ(モート侵食)
景気後退によるIT投資の抑制
競合他社による低価格攻勢や技術革新への対応遅れ
主要顧客の業績悪化や取引縮小
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、システムディが独自の技術やノウハウを確立できず、汎用的なシステム開発サービスを提供する企業に埋没することが真実でなければならない。具体的には、顧客が容易に他の開発会社に切り替えられる状況が常態化し、価格競争に巻き込まれる。また、DX推進の流れに乗れず、AIやクラウドネイティブといった最新技術へのキャッチアップが遅れ、提供できるソリューションが陳腐化する。さらに、主要顧客の事業が低迷したり、内製化を進めたりすることで、受注基盤が弱体化し、売上・利益が継続的に減少していくシナリオが考えられる。これらの要因が複合的に作用し、企業価値が毀損していくことが、この投資の失敗を意味するだろう。
5年後のモート予測
DX需要の拡大を追い風に、特定分野での専門性を高め、高付加価値案件の受注を拡大。主要顧客との関係を維持しつつ、新規顧客開拓も進み、緩やかな成長を続ける。
IT投資の動向に左右されつつも、既存顧客基盤を維持。競争環境は厳しさを増すが、一定の技術力で安定的な受注を確保し、微増益を続ける。
景気後退や技術革新への対応遅れにより、案件獲得が困難に。価格競争に巻き込まれ、収益性が悪化。主要顧客の取引縮小もあり、業績は低迷する。