ジョルダン(3710)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 44 | 6 | 3 | 3 | 5.7 | 48.0 | 13.0 | 80.2 |
| FY2017 | 43 | 5 | 3 | 3 | 7.3 | 65.3 | 13.0 | 82.7 |
| FY2018 | 40 | 3 | 1 | 1 | 2.7 | 24.6 | 13.0 | 83.7 |
| FY2019 | 43 | 3 | 1 | 1 | 2.7 | 25.0 | 13.0 | 82.2 |
| FY2020 | 35 | 2 | 1 | -1 | 1.1 | 10.2 | 6.0 | 87.4 |
| FY2021 | 29 | 1 | 0 | -1 | 0.8 | 7.8 | 6.0 | 87.0 |
| FY2022 | 27 | -0 | 1 | -1 | 1.3 | 12.8 | 6.0 | 84.7 |
| FY2023 | 30 | 0 | -2 | -3 | -4.2 | -38.4 | 6.0 | 81.2 |
| FY2024 | 29 | -2 | -1 | -1 | -2.7 | -23.2 | 6.0 | 83.2 |
| FY2025 | 28 | 0 | 3 | 2 | 5.7 | 51.3 | 6.0 | 83.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:2/25 主要モート:none 持続性:判定中
ジョルダンは主に経路検索サービス「ジョルダン乗換案内」を提供しており、特定の強力なブランド力や特許、規制ライセンスといった無形資産は確認できない。サービスは広く認知されているものの、競合サービスも多数存在する。
経路検索サービスは無料で利用できるものが多く、ユーザーが特定のアプリに強く依存するスイッチング・コストは低い。ただし、長年利用してきた履歴データや、特定の機能(時刻表、運賃、運行情報など)への慣れから、一部のユーザーにとっては乗り換えの手間が発生する可能性がある。
経路検索サービス自体に、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は限定的である。ユーザーが増えても、検索結果の精度や速度が劇的に向上するわけではない。
経路検索サービスは、データ収集・処理・提供という構造であり、他社と比較して圧倒的なコスト優位性を築くことは難しい。データソースの利用料やシステム維持費は一定程度かかる。
国内の経路検索市場において一定のシェアを持つが、GoogleマップやNAVITIMEなど、より大規模なプラットフォームを持つ競合も存在する。業界全体で寡占が進んでいるとは言えず、規模の経済による明確な優位性は見出しにくい。
競合との比較優位
強気シナリオ
「ジョルダンポイント」などのロイヤルティプログラムの強化による顧客囲い込み
AIを活用したパーソナライズされた移動体験の提供による差別化
MaaS関連サービスとの連携強化による新たな収益源の創出
弱気シナリオ(モート侵食)
Googleマップなど無料競合サービスの機能拡充による競争激化
鉄道・バス事業者からのデータ提供条件の変更リスク
新たな移動手段(例:空飛ぶクルマ)に対応できない場合の陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ジョルダンの投資が失敗するには、同社が提供する経路検索サービスが、競合他社(特に無料サービス)に対して、ユーザーにとっての価値(利便性、情報精度、機能性)で劣後し続ける必要がある。具体的には、Googleマップのようなプラットフォームが経路検索機能をさらに強化し、より多くのユーザーを引きつける一方で、ジョルダンは独自の付加価値(例えば、特定の鉄道会社との深い連携や、ニッチな移動ニーズへの対応)を打ち出せずに、徐々にユーザーベースを失っていくシナリオが考えられる。また、鉄道会社やバス会社といったデータ提供元との関係が悪化し、データアクセスが制限されたり、利用料が大幅に上昇したりすることも、同社のサービス提供能力を毀損する要因となり得る。さらに、新しい交通手段の登場に対応できず、サービスが時代遅れになるリスクも無視できない。
5年後のモート予測
既存ユーザーの囲い込みと、MaaS連携による新規顧客獲得が進み、安定的な収益基盤を維持。ニッチな移動ニーズに対応するサービスで差別化を図る。
競合サービスとの競争は続くが、長年の実績と一部のコアユーザー層に支えられ、現状維持に近い業績推移となる。新たな成長ドライバーは見出しにくい。
無料競合サービスの台頭やデータ提供条件の悪化により、ユーザー数・収益が減少。サービス提供範囲の縮小や、事業継続への懸念が生じる可能性。