グリーホールディングス(3632)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 699 | 142 | 84 | 59 | 8.2 | 35.9 | 8.0 | 91.2 |
| FY2017 | 654 | 80 | 121 | 35 | 11.0 | 51.6 | 11.0 | 89.2 |
| FY2018 | 779 | 94 | 47 | 73 | 4.2 | 20.0 | 14.0 | 89.9 |
| FY2019 | 709 | 55 | 35 | 37 | 3.2 | 14.8 | 10.0 | 89.9 |
| FY2020 | 627 | 32 | 27 | 62 | 2.4 | 11.8 | 10.0 | 89.3 |
| FY2021 | 568 | 54 | 135 | 111 | 11.3 | 61.4 | 12.5 | 84.6 |
| FY2022 | 749 | 115 | 101 | 79 | 11.1 | 54.6 | 11.0 | 77.4 |
| FY2023 | 754 | 125 | 93 | 42 | 10.0 | 54.1 | 11.0 | 73.7 |
| FY2024 | 613 | 60 | 46 | 35 | 4.9 | 27.1 | 16.5 | 73.7 |
| FY2025 | 571 | 49 | 12 | 10 | 1.3 | 7.0 | 14.5 | 70.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
過去には「GREE」などのソーシャルゲームプラットフォームで一定のブランド力を築いたが、現在は新規ヒットIP創出や強力な独自IPの維持が課題。メタバース関連技術への投資はあるが、具体的な収益化や競争優位性確立には至っていない。
一部のゲームタイトルにおいては、長年プレイしているユーザーの愛着や、ゲーム内資産の引き継ぎに関する懸念から、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、プラットフォーム全体としての囲い込み効果は限定的。
過去のソーシャルゲーム事業では、ユーザー数の増加がゲーム内での交流を活発化させ、一定のネットワーク効果を生み出していた。しかし、現在の主力事業におけるネットワーク効果は弱く、明確な優位性とは言えない。
情報通信業であり、特定の製造プロセスにおけるコスト優位性を持つ要素は見当たらない。開発・運営コストは競争環境や技術動向に左右されやすい。
ゲーム事業においては一定の規模を持つが、グローバル市場や他の大手IT企業と比較すると、その規模の経済性は限定的。メタバース分野など新規領域への投資は規模拡大を目指す動きだが、まだ初期段階。
競合との比較優位
強気シナリオ
メタバース事業における革新的な技術開発と早期の収益化
新規ヒットIPの創出によるゲーム事業の再成長
ブロックチェーン技術を活用した新たなゲームエコシステムの構築
弱気シナリオ(モート侵食)
メタバース事業の競争激化と収益化の遅延
既存ゲームIPの陳腐化と新規ヒットIP創出の失敗
技術革新への追随遅れと競合他社への市場シェア流出
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
グリーホールディングスが投資対象として魅力的でなくなるシナリオは、同社が過去に成功を収めたソーシャルゲーム市場における競争優位性を失い、新たな成長分野であるメタバースやWeb3においても明確な差別化戦略を打ち出せない場合である。具体的には、主要なゲームタイトルが急速にユーザー離れを起こし、代替となりうる新規IPの創出に失敗する。さらに、メタバース分野では、先行する大手IT企業や、より革新的な技術を持つスタートアップとの競争に敗れ、市場での存在感を確立できない。また、ブロックチェーン技術の導入が規制強化や技術的な課題に直面し、期待されたエコシステム構築が進まないことも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益基盤が弱体化し、将来的な成長期待が剥落する状況が、この投資が失敗する真の理由となるだろう。
5年後のモート予測
メタバースとWeb3技術の先行者利益を活かし、新たな収益の柱を確立。ゲーム事業もヒットIPの創出により安定成長。時価総額は大幅に拡大する。
メタバース事業は緩やかな成長に留まり、ゲーム事業は既存IPの維持が中心。新規事業の収益化には時間を要し、成長は限定的となる。
メタバース事業の競争激化と収益化の遅延、ゲーム事業の衰退により、業績は低迷。市場からの評価も低下し、株価は低位で推移する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 693億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 70.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -49.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 58.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.75倍 |
合格数:4/7 部分的合格