ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 6,848 | 143 | 74 | -36 | 5.3 | 55.8 | — | 53.6 |
| FY2017 | 6,922 | 141 | 75 | 48 | 5.3 | 57.3 | 14.0 | 53.1 |
| FY2018 | 6,943 | 118 | 53 | 52 | 3.7 | 41.4 | 16.0 | 54.9 |
| FY2019 | 6,917 | 94 | 16 | -22 | 1.2 | 12.8 | 16.0 | 54.0 |
| FY2020 | 7,339 | 191 | 88 | 140 | 5.9 | 69.0 | 16.0 | 52.0 |
| FY2021 | 7,164 | 122 | 54 | -83 | 3.5 | 41.9 | 18.0 | 54.0 |
| FY2022 | 7,087 | 64 | 13 | -76 | 0.9 | 10.4 | 16.0 | 53.7 |
| FY2023 | 7,067 | 69 | 10 | -41 | 0.7 | 7.9 | 18.0 | 52.5 |
| FY2024 | 8,113 | 60 | 8 | -18 | 0.4 | 5.4 | 16.0 | 53.1 |
| FY2025 | 9,638 | 51 | -32 | 90 | -1.6 | -16.3 | 16.0 | 52.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
「マルエツ」「カスミ」「マックスバリュ」などの複数のスーパーマーケットブランドを展開しているが、特定の強力なブランドエクイティや独自性の高いプライベートブランドによる差別化は限定的。地域密着型店舗が多く、ブランド力による競争優位性は強くない。
スーパーマーケットという業態の性質上、顧客のスイッチングコストは低い。価格、品揃え、立地などが主な選択要因であり、特定の店舗への強いロイヤルティを築くことは難しい。ただし、利便性の高い立地や地域に根差したサービスは一定の顧客維持に寄与する。
小売業であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は発生しない。顧客が増えることで店舗の価値が直接的に向上する構造ではない。
イオングループの一員であり、共同仕入れや物流効率化による一定のコスト優位性は期待できる。しかし、同業他社も同様の取り組みを行っており、構造的な圧倒的コスト優位性は限定的。PB商品の開発・調達コスト削減努力は継続している。
国内有数のスーパーマーケットチェーンであり、売上高規模は大きい。イオングループ内でのシナジー効果も期待できる。しかし、業界全体で見ると多数の競合が存在し、寡占度はそれほど高くない。効率的な店舗運営と規模の経済は一定程度実現している。
競合との比較優位
強気シナリオ
イオングループとのシナジー効果による仕入れ・物流コストの更なる効率化
PB商品の拡充と品質向上による収益性改善
デジタル化推進による顧客体験向上とデータ活用
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格競争の激化
人件費・原材料費の高騰による収益圧迫
消費者の購買行動の変化(ECシフト、ドラッグストア等へのシフト)への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスがイオングループのシナジーを十分に活かせず、個々のスーパーマーケットブランドが地域での競争力を失う必要がある。具体的には、競合他社がより効率的なサプライチェーンや強力なプライベートブランドを構築し、価格や品質で優位に立った場合、同社は既存の規模の経済を活かせなくなる。また、消費者のニーズが多様化する中で、同社が迅速かつ的確に対応できず、ECや専門小売店への顧客流出が加速し、既存店の売上・利益が構造的に低下するシナリオも考えられる。さらに、デジタル戦略の遅れが顧客体験の陳腐化を招き、リピート率の低下につながることも、モートの侵食を招く要因となるだろう。
5年後のモート予測
イオングループとの連携強化、PB商品強化、デジタル投資により、既存店売上・利益率が着実に改善。M&Aも活用し、業界内での地位を盤石にする。
既存店は緩やかな成長に留まるが、コスト削減努力とPB商品で一定の収益性を維持。業界再編の波に乗り遅れないよう、効率化を進める。
価格競争の激化、人件費・原材料費高騰、ECシフトへの対応遅れにより、売上・利益ともに低迷。店舗網の縮小や不採算店の閉鎖を余儀なくされる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,243億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 53.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 153.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.80倍 |
合格数:2/7 部分的合格