丸善CHIホールディングス(3159)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,784 | 20 | 5 | 38 | 1.5 | 5.8 | — | 25.9 |
| FY2017 | 1,783 | 23 | -3 | 14 | -0.9 | -3.5 | 0.0 | 25.2 |
| FY2018 | 1,770 | 32 | 24 | 25 | 6.5 | 26.2 | 0.0 | 27.3 |
| FY2019 | 1,763 | 35 | 21 | 40 | 5.2 | 22.4 | 2.0 | 29.2 |
| FY2020 | 1,716 | 39 | 21 | 27 | 5.0 | 22.6 | 2.0 | 30.0 |
| FY2021 | 1,744 | 41 | 22 | 60 | 5.0 | 23.5 | 2.0 | 33.3 |
| FY2022 | 1,628 | 31 | 18 | 13 | 3.9 | 19.2 | 2.0 | 34.9 |
| FY2023 | 1,629 | 36 | 22 | 46 | 4.6 | 23.7 | 2.0 | 36.5 |
| FY2024 | 1,656 | 34 | 39 | 48 | 7.6 | 42.2 | 2.0 | 38.4 |
| FY2025 | 1,851 | 56 | 33 | 27 | 6.1 | 36.0 | 3.0 | 39.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
丸善、ジュンク堂、文教堂といった有名書店ブランドは一定の認知度を持つが、デジタル化の波や競合との差別化が限定的であり、強力な無形資産とは言えない。特定の専門書分野での強みは存在するものの、広範な競争優位には繋がりにくい。
書籍購入における顧客のスイッチングコストは低い。電子書籍への移行やオンライン書店、他チェーン店への乗り換えは容易であり、特定の店舗やブランドに強く縛られる要因は少ない。ポイントカード等の施策はあるが、決定的な優位性とはなりにくい。
書籍販売業において、ユーザー数の増加が書籍の価値やプラットフォームの魅力を直接的に高めるネットワーク効果はほとんど見られない。プラットフォームとしての機能も限定的である。
出版取次からの仕入れや店舗運営コストにおいて、他社と比較して構造的なコスト優位性を示す明確な証拠はない。規模の経済による効率化の余地はあるものの、業界全体として薄利多売の傾向が強い。
丸善CHIホールディングスは、丸善、ジュンク堂、文教堂といった複数の書店ブランドを傘下に持ち、一定の店舗網を有している。しかし、業界全体で見ると、アマゾンなどのオンラインプラットフォームや、より広範な小売業との競争の中で、その規模が決定的な競争優位に繋がっているとは言い難い。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存の有名書店ブランドの再構築と顧客体験の向上によるリブランディング成功
専門書やニッチ分野での強みを活かした差別化戦略の展開
オンライン販売チャネルの強化と実店舗とのシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
電子書籍市場の拡大とオンライン書店のさらなる台頭による既存事業の縮小
出版不況の長期化と書籍販売マージンの低下
店舗運営コストの増加と収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、丸善CHIホールディングスが持つブランド力や店舗網が、デジタル化の進展や競合他社の台頭に対して全く有効でなくなり、顧客が容易に代替サービスへ移行してしまう状況が真実でなければならない。具体的には、電子書籍プラットフォームの圧倒的な利便性や、アマゾンなどのオンライン小売業による書籍販売のさらなる効率化が進み、実店舗を持つことの価値が完全に失われる。また、出版業界全体の構造的な問題(取次制度、返品制度など)が改善されず、収益性が恒常的に低いまま推移し、新たな収益源の確保や事業転換に失敗し続けるシナリオも考えられる。結果として、同社が保有する資産価値すら維持できなくなる。
5年後のモート予測
既存ブランドの再構築とオンライン強化が奏功し、特定分野での優位性を確立。緩やかな成長軌道に乗る。
現状維持に留まり、市場環境の変化に対応しきれず、緩やかな衰退傾向が続く。
デジタル化の波に乗り遅れ、競合にシェアを奪われ、収益性が悪化。事業継続が困難になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 321億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 39.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 8年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 23.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.59倍 |
合格数:3/7 部分的合格