ジンズホールディングス(3046)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 462 | 37 | 20 | -2 | 13.0 | 82.6 | 25.0 | 58.1 |
| FY2017 | 505 | 54 | 28 | 39 | 15.8 | 115.4 | 36.0 | 57.7 |
| FY2018 | 549 | 61 | 31 | 17 | 15.7 | 129.2 | 48.0 | 62.6 |
| FY2019 | 619 | 75 | 39 | 40 | 17.3 | 161.4 | 50.0 | 61.1 |
| FY2020 | 603 | 56 | 17 | 39 | 9.5 | 71.5 | 25.0 | 33.3 |
| FY2021 | 639 | 50 | 33 | 19 | 16.3 | 141.1 | 45.0 | 38.1 |
| FY2022 | 669 | 33 | 8 | 5 | 3.7 | 32.2 | 17.0 | 37.3 |
| FY2023 | 733 | 48 | 18 | 22 | 8.1 | 75.5 | 38.0 | 48.5 |
| FY2024 | 830 | 78 | 47 | 86 | 18.3 | 200.2 | 61.0 | 47.4 |
| FY2025 | 972 | 121 | 83 | 27 | 26.2 | 356.9 | 109.0 | 54.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
JINSは「JINS MEME」などの独自機能性レンズや、デザイン性の高いオリジナルフレームで一定のブランド認知を確立している。しかし、特許による独占的な優位性は限定的であり、競合他社も類似製品を開発する可能性がある。
眼鏡は一度購入すると数年は使用するため、一定のスイッチングコストは存在する。しかし、価格やデザイン、機能性など、他社製品への乗り換え障壁は低く、顧客ロイヤルティを維持する強力な要因とはなりにくい。
眼鏡小売業において、ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるようなネットワーク効果は観測されない。
SPA(製造小売業)モデルを採用し、企画・デザインから製造・販売まで一貫して行うことで、中間マージンを排除し、高品質な商品を適正価格で提供している。これがコスト優位性の源泉となっている。
国内眼鏡市場において、JINSは主要プレイヤーの一つであり、店舗網の拡大と効率的なサプライチェーンにより、一定の規模の経済性を享受している。しかし、ゾフやパリミキといった競合も存在し、寡占度は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
SPAモデルによるコスト優位性の維持・拡大
機能性レンズや新サービスの開発による顧客体験向上
海外市場への積極的な展開による成長加速
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格競争の激化
機能性レンズ市場における技術革新の遅れ
国内市場の飽和と海外展開の失敗
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ジンズホールディングスへの投資が失敗するには、まずSPAモデルの強みが失われることが考えられる。例えば、サプライチェーンの混乱や、主要な製造委託先との関係悪化により、コスト優位性が損なわれるシナリオだ。また、眼鏡市場全体が成熟し、新規顧客の獲得が困難になる中で、JINSが独自性を打ち出せなくなり、競合他社に顧客を奪われる可能性もある。特に、デザインや機能性で差別化を図る試みが失敗し、単なる価格競争に巻き込まれる状況は、同社のモートを大きく損なうだろう。さらに、海外市場への展開が計画通りに進まず、多額の投資が無駄になるリスクも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われるだろう。
5年後のモート予測
SPAモデルと独自技術を武器に、国内市場でのシェア拡大と海外展開の成功により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。
国内市場は競争激化するものの、SPAモデルによる価格競争力と一定のブランド力で、緩やかな成長を維持する。
競合の攻勢や市場の成熟により、成長が鈍化し、収益性が低下するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,660億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 54.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 123.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 19.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 5.23倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準