3034

クオールホールディングス(3034)に経済的な堀はあるか

小売業 小売

株価

現在株価
2,391
2026-09-01
時価総額
722 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 1,250 67 36 42 17.3 105.8 29.8
FY2016 1,315 69 44 -96 20.1 128.4 26.2
FY2017 1,455 91 50 73 13.9 141.2 24.0 41.2
FY2018 1,448 71 39 -25 10.0 101.7 28.0 41.1
FY2019 1,654 77 41 -42 9.9 107.2 28.0 39.4
FY2020 1,618 74 34 98 8.0 89.6 28.0 40.9
FY2021 1,662 99 55 70 12.5 149.5 28.0 45.7
FY2022 1,700 95 57 46 11.6 153.0 28.0 47.9
FY2023 1,801 83 49 4 9.2 131.1 32.0 44.8
FY2024 2,640 135 52 -78 8.3 138.0 30.0 35.8

バフェット流モート診断

無形資産
●○○○○
1/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産1/5

クオール薬局は一定のブランド認知度を持つが、特許や独占的IPによる明確な優位性は見られない。M&Aによる店舗網拡大が主であり、無形資産の蓄積は限定的。

スイッチングコスト2/5

患者は処方箋を持参するため、特定の薬局への強いスイッチング・コストはない。しかし、かかりつけ薬局としての利便性や、医師との連携による継続利用のインセンティブは存在する。

ネットワーク効果0/5

ネットワーク効果は事業モデルに直接的に見られない。プラットフォーム型ビジネスではないため、ユーザー増加による価値増のフライホイールは存在しない。

コスト優位1/5

M&Aによる規模の経済や、共同仕入れによるコスト削減の可能性はあるが、構造的なコスト優位性は不明確。調剤報酬は公定価格であり、価格競争によるコスト優位性は限定的。

規模の経済3/5

国内有数の調剤薬局チェーンであり、店舗数(2023年3月末時点で約800店舗)と売上高において一定の規模を持つ。これにより、仕入れ交渉力や効率的な運営が可能となる。

競合との比較優位

強気シナリオ

M&Aによる継続的な店舗網拡大と、それに伴う規模の経済の深化。

かかりつけ薬局としての機能強化や、在宅医療サービス拡充による顧客基盤の安定化。

DX推進による業務効率化と、新たな収益源の創出。

弱気シナリオ(モート侵食)

調剤報酬の引き下げや、薬価改定による収益性の悪化。

大手ドラッグストアチェーンや異業種からの調剤事業参入による競争激化。

M&A戦略の停滞や、統合後のシナジー創出の失敗。

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

この投資が失敗するには、クオールホールディングスが規模の経済を活かせず、むしろ非効率な経営に陥る必要がある。具体的には、M&Aのペースが鈍化し、既存店舗の収益性も低下するシナリオが考えられる。また、調剤報酬の継続的な引き下げや、薬価制度の抜本的な見直しにより、事業の収益基盤そのものが揺らぐ可能性もある。さらに、大手ドラッグストアやIT企業などが、より効率的なオペレーションや顧客体験を提供して調剤市場に本格参入し、クオールが持つ店舗網の優位性を陳腐化させることも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の競争優位性が失われることが、投資の失敗につながるだろう。

5年後のモート予測

強気

M&Aと既存事業の効率化により、売上・利益ともに着実な成長を続ける。かかりつけ薬局としての地位を確立し、安定した収益基盤を維持する。

中立

緩やかな店舗網拡大と、調剤報酬の変動に影響を受けながらも、一定の収益性を維持する。DXによる効率化が進む。

弱気

競争激化や報酬改定により、既存店の収益性が悪化。M&Aも停滞し、成長が鈍化する。利益率は低下傾向となる。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 722億
2. 健全な財務 自己資本比率 35.8%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 10年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -2.6%
6. 適度なPER PER 14.0倍
7. 適度なPBR PBR 1.27倍

合格数:5/7 防衛的投資家候補水準

直近の適時開示

同業他社

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