ウェルディッシュ(2901)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 5 | -1 | -2 | -0 | -182.8 | -50.4 | — | 38.9 |
| FY2016 | 4 | -1 | -1 | -0 | -135.0 | -16.1 | — | 20.9 |
| FY2017 | 14 | 0 | -1 | 1 | -38.2 | -24.8 | 0.0 | 16.3 |
| FY2018 | 27 | -2 | -3 | -1 | -196.9 | -49.1 | 0.0 | 11.0 |
| FY2019 | 26 | -1 | -5 | -1 | 166.4 | -68.2 | 0.0 | -38.1 |
| FY2020 | 29 | -1 | -1 | -2 | -240.0 | -15.3 | 0.0 | 4.2 |
| FY2021 | 24 | -1 | -2 | -1 | -62.7 | -13.3 | 0.0 | 25.0 |
| FY2022 | 30 | -1 | -1 | -3 | -86.5 | -8.1 | 0.0 | 14.7 |
| FY2023 | 20 | -1 | -4 | -1 | 480.8 | -24.6 | 0.0 | -8.7 |
| FY2024 | 20 | 2 | 4 | 1 | 16.1 | 25.4 | 0.0 | 58.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ウェルディッシュ(旧社名:マルハニチロ)は、水産物、畜産物、加工食品などを手掛ける総合食品メーカーであるが、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンス、独占的IPによる持続的な競争優位性は確認できない。主要ブランドの認知度はあるものの、競合他社との差別化が明確ではない。
BtoB取引が中心であり、一部の業務用食材やOEM供給においては、顧客との長年の取引関係や仕様への適合性から一定のスイッチング・コストが存在する可能性がある。しかし、一般消費者向け製品においては、ブランド選択の自由度が高く、スイッチング・コストは低いと考えられる。
ウェルディッシュの事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービスの価値を増幅させるようなネットワーク効果は観察されない。事業は主に製品の製造・販売であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
水産・畜産物の調達網や、効率的な生産・物流体制の構築により、一定のコスト競争力を有している可能性がある。特に、スケールメリットを活かした原料調達や、加工・製造プロセスの最適化によるコスト削減努力は継続していると考えられる。
水産物、畜産物、加工食品といった幅広い分野で事業を展開し、国内有数の規模を持つ総合食品メーカーである。規模の経済を活かした調達力、生産力、販売網は、中小企業に対する競争優位の源泉となり得る。特に水産分野における調達力は強み。
競合との比較優位
強気シナリオ
水産・畜産分野におけるグローバルな調達網の強化と、高付加価値加工食品の開発・販売拡大による収益性向上。
M&Aによる事業ポートフォリオの最適化と、シナジー効果の発揮による成長加速。
健康志向や簡便性ニーズに対応した新商品開発による、国内市場でのシェア拡大。
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の変動リスク(水産資源の枯渇、飼料価格高騰など)による収益圧迫。
国内人口減少や消費低迷による市場縮小、および海外競合の台頭。
食の安全・安心に対する懸念や、異物混入などの品質問題発生によるブランドイメージの毀損。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ウェルディッシュの投資が失敗するには、まずその規模の経済が、原材料価格の急騰やグローバルなサプライチェーンの寸断によって無力化される必要がある。例えば、主要な水産資源の枯渇や、気候変動による漁獲量の激減、あるいは地政学リスクによる主要調達国の輸出規制などが考えられる。次に、同社が長年培ってきた調達・生産・物流の効率性が、テクノロジーの進化や新たなビジネスモデルの登場によって陳腐化し、競合他社がより低コストで高品質な製品を供給できるようになるシナリオも考えられる。さらに、消費者の嗜好が急速に変化し、同社の主力製品群が時代遅れとなり、ブランド力が急速に低下することも、失敗への道筋となり得る。これらの要因が複合的に作用することで、規模の経済というモートは容易に崩壊する可能性がある。
5年後のモート予測
健康志向や簡便性ニーズに対応した高付加価値商品の開発・販売が成功し、国内市場でのシェア拡大と収益性改善が進む。M&Aも奏功し、持続的な成長軌道に乗る。
既存事業の安定性を維持しつつ、原材料価格の変動や市場環境の変化に対応していく。緩やかな成長を続け、一定の収益性を確保する。
原材料価格の高騰や為替変動の影響を大きく受け、収益性が悪化する。国内市場の縮小や競合激化により、シェア低下のリスクに直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 40億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 85.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 2年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 2年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 84.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.27倍 |
合格数:1/7 部分的合格