ルネサンス(2378)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 444 | 37 | 20 | 5 | 21.2 | 132.0 | — | 27.6 |
| FY2017 | 462 | 41 | 24 | 25 | 16.0 | 144.6 | 28.0 | 41.6 |
| FY2018 | 461 | 38 | 24 | 26 | 16.0 | 145.0 | 33.0 | 41.6 |
| FY2019 | 450 | 33 | 14 | 24 | 8.6 | 84.7 | 35.0 | 40.5 |
| FY2020 | 302 | -46 | -87 | -83 | -87.5 | -485.4 | 26.0 | 23.9 |
| FY2021 | 371 | 9 | 5 | 24 | 5.0 | 27.2 | 2.0 | 27.0 |
| FY2022 | 408 | 7 | -11 | -26 | -10.4 | -60.4 | 6.0 | 26.0 |
| FY2023 | 436 | 13 | 6 | 3 | 5.5 | 32.5 | 8.0 | 21.5 |
| FY2024 | 637 | 19 | 8 | 4 | 6.3 | 39.5 | 10.0 | 21.8 |
| FY2025 | 649 | 16 | -21 | -3 | -21.7 | -112.5 | 12.0 | 17.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ルネサンスは「ルネサンス スポーツアカデミー」や「ルネサンス ジュニアスクール」といったブランド認知度を持つが、特許や独占的IPによる明確な優位性は見られない。特定の教育ノウハウは存在するが、模倣可能性は否定できない。
顧客は子供の成長や習い事の継続性を重視するため、一度入会したスクールからの乗り換えには心理的・時間的コストがかかる。特に長期継続会員は、カリキュラムやコーチとの関係性からスイッチング・コストが高い。
特定のネットワーク効果は観察されない。会員同士の交流はあるものの、それがサービスの価値を直接的に向上させる構造ではない。
大規模な施設運営や人材確保には一定のコストがかかる。他社との価格競争力において、構造的なコスト優位性は限定的である。
全国に多数のスポーツクラブ・スクールを展開しており、一定の規模の経済は働いている。しかし、業界全体で見ると、より大規模な競合も存在するため、絶対的な効率規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
少子化の中でも、質の高い教育・習い事への需要は根強く、会員基盤の維持・拡大が期待できる。
健康志向の高まりや、生涯スポーツへの関心の増加が、大人向け会員の増加に繋がる可能性がある。
M&Aや新規事業展開による成長余地がある。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の低価格戦略や、より魅力的な新規プログラムの登場により、会員流出のリスクがある。
少子化の進行が、子供向けスクールの需要を長期的に圧迫する可能性がある。
施設維持費や人件費の高騰が、収益性を悪化させるリスクがある。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ルネサンスの投資が失敗するには、まず、スイッチング・コストの優位性が崩壊する必要がある。これは、競合他社が、より低コストで同等以上の価値を提供するサービスを開発し、顧客が容易に乗り換えられるような環境が整った場合に起こりうる。例えば、オンライン教育プラットフォームの進化や、地域密着型の小規模スクールが、より柔軟な料金体系やユニークなプログラムで顧客を奪うケースである。また、ブランドイメージの低下や、不祥事の発生により、既存顧客のロイヤリティが失われ、スイッチング・コストが実質的にゼロになることも考えられる。さらに、少子化が予想以上に深刻化し、子供向けスクール市場全体が縮小し、ルネサンスの規模の経済すら維持できなくなるシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、ルネサンスの競争優位性は失われ、投資は失敗に終わるだろう。
5年後のモート予測
会員数の安定的な増加と単価上昇により、売上・利益ともに堅調に成長。新規事業やM&Aも成功し、収益基盤が強化される。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を続ける。競合との競争は激化するものの、スイッチング・コストに支えられ、一定の収益性を確保する。
少子化や競合激化の影響を受け、会員数・単価ともに低下。コスト構造の悪化も重なり、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 196億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 21.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 25.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.89倍 |
合格数:1/7 部分的合格