YE DIGITAL(2354)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 134 | 9 | 7 | 5 | 52.5 | 39.5 | — | 17.8 |
| FY2017 | 125 | 4 | 10 | 7 | 36.5 | 54.0 | 5.0 | 30.6 |
| FY2018 | 125 | 5 | 2 | 0 | 6.8 | 11.3 | 6.0 | 32.2 |
| FY2019 | 138 | 6 | 4 | -1 | 11.4 | 20.9 | 6.0 | 33.8 |
| FY2020 | 145 | 9 | 6 | 10 | 15.4 | 35.4 | 6.0 | 34.6 |
| FY2021 | 137 | 8 | 4 | 3 | 8.8 | 22.3 | 8.0 | 43.1 |
| FY2022 | 162 | 9 | 8 | 1 | 15.5 | 43.2 | 10.0 | 40.8 |
| FY2023 | 195 | 15 | 11 | 0 | 17.7 | 60.2 | 10.0 | 46.8 |
| FY2024 | 199 | 14 | 10 | 10 | 14.3 | 56.8 | 12.0 | 51.3 |
| FY2025 | 203 | 16 | 13 | 9 | 15.8 | 71.4 | 20.0 | 52.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
YE DIGITALは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを基盤とした無形資産による競争優位性は、公開情報からは明確に確認できません。事業内容はシステムインテグレーションやITソリューション提供が中心であり、これらは技術力や顧客との関係性が重要ですが、特許等による参入障壁は限定的と考えられます。
顧客がYE DIGITALの提供するシステムやサービスから他社へ乗り換える際には、データ移行、システム再構築、従業員の再トレーニングなどのコストが発生する可能性があります。特に基幹システムや長年利用しているソリューションの場合、乗り換えの障壁は一定程度存在すると考えられますが、競合他社も同様のサービスを提供しており、絶対的なスイッチング・コストとは言えません。
YE DIGITALの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造にはなっていません。個々の顧客との個別契約に基づくITサービス提供が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのような外部ネットワーク効果は期待できません。
YE DIGITALは、ITサービス提供における効率化や標準化を進めることで、コスト競争力を維持しようとしている可能性があります。しかし、同業他社も同様の取り組みを行っており、構造的に圧倒的なコスト優位性を確立しているという証拠は公開情報からは見当たりません。人件費や開発費の変動がコストに影響を与えると考えられます。
YE DIGITALはITサービス業界において一定の事業規模を有していますが、業界全体で見ると、より大規模な競合企業も多数存在します。特定のニッチ市場で強みを発揮している可能性はありますが、業界全体を代表するような寡占的な地位を確立しているとは言えません。規模の経済による明確な優位性は限定的と考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
DX需要の高まりによるシステムインテグレーション事業の拡大
特定業界向けソリューションにおける顧客基盤の強化
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
IT人材不足による開発・保守体制の制約
競合他社との価格競争の激化
技術革新への対応遅れによる陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
YE DIGITALへの投資が失敗するには、まず同社が顧客との関係性を維持できず、スイッチング・コストを上回る魅力を持つ競合他社に顧客を奪われる状況が真実でなければならない。具体的には、同社の提供するITソリューションが陳腐化し、顧客がより先進的で低コストな代替手段を容易に見つけられるようになること、あるいは同社のサービス品質が低下し、顧客満足度が著しく悪化することが考えられる。さらに、IT業界全体の技術革新のスピードに追随できず、提供できる価値が低下し続けることも、同社の競争優位性を損なう要因となるだろう。競合他社がより優れた技術やサービスを、より魅力的な価格で提供し始めた場合、スイッチング・コストの壁は容易に乗り越えられてしまう。
5年後のモート予測
DX需要の継続と特定分野での強みを活かし、システムインテグレーション事業が堅調に成長。M&Aも成功し、売上・利益ともに緩やかな増加傾向を維持する。
DX需要は一定程度継続するものの、価格競争や人材不足の影響を受け、成長は限定的。既存顧客基盤を維持しつつ、安定的な収益を確保する。
競合激化と技術革新への対応遅れにより、既存事業の成長が鈍化。新規顧客獲得も困難となり、収益性は低下傾向となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 159億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 52.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 18.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.10倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準