B−R サーティワン アイスクリーム(2268)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 197 | 5 | 2 | 13 | 1.8 | 18.2 | 40.0 | 52.2 |
| FY2017 | 198 | 5 | 3 | 4 | 2.8 | 27.5 | 40.0 | 51.8 |
| FY2018 | 201 | 4 | 3 | 15 | 3.0 | 29.3 | 30.0 | 51.3 |
| FY2019 | 193 | 5 | 4 | -4 | 4.6 | 45.6 | 30.0 | 52.4 |
| FY2020 | 174 | 6 | 4 | 18 | 4.5 | 45.9 | 30.0 | 56.0 |
| FY2021 | 194 | 12 | 8 | 34 | 7.6 | 80.8 | 30.0 | 53.8 |
| FY2022 | 220 | 17 | 12 | 7 | 10.8 | 128.0 | 30.0 | 57.1 |
| FY2023 | 248 | 18 | 12 | 11 | 9.7 | 124.7 | 40.0 | 57.9 |
| FY2024 | 307 | 24 | 15 | 3 | 11.3 | 160.2 | 50.0 | 51.8 |
| FY2025 | 343 | 28 | 18 | 1 | 11.8 | 183.8 | 80.0 | 47.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「サーティワン アイスクリーム」という強力なブランド認知度と、長年にわたり培われた店舗運営ノウハウが強み。特に、季節ごとの限定フレーバー展開や、誕生日特典などの顧客エンゲージメント施策は、ブランドロイヤルティを支える無形資産となっている。フランチャイズ展開におけるブランドイメージの維持管理能力も重要。
アイスクリームという嗜好品であり、競合他社の商品への乗り換えハードルは低い。しかし、サーティワンならではのフレーバーの多様性や、店舗での体験(限定フレーバー、イベント等)が、顧客の継続利用を促す一定のスイッチング・コストを生んでいる可能性がある。
特定のプラットフォームやサービス利用者の増加が直接的な価値向上に繋がるネットワーク効果は、アイスクリーム販売事業においては見られない。
セントラルキッチン方式の導入や、共同仕入れによるスケールメリットの追求は限定的。個々のフランチャイズ店舗の運営効率に依存する部分が大きく、構造的なコスト優位性は低いと考えられる。
国内のアイスクリーム市場において一定のシェアを持つが、コンビニエンスストアやスーパーマーケットのアイスクリーム、他のデザートチェーンなども含めると、競争環境は多岐にわたる。市場全体に対する支配力は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
ブランド力の維持・強化による新規顧客獲得と既存顧客の維持
デリバリーやテイクアウト強化による販売チャネル拡大
新商品開発や限定フレーバーによる話題性の創出
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の低価格戦略や新興ブランドの台頭
健康志向の高まりによるアイスクリーム消費の低迷
原材料価格の高騰や人件費上昇による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、サーティワンブランドの魅力が急速に失われ、消費者の間で「古臭い」「特別感がない」という認識が広まる必要がある。具体的には、競合他社がより革新的で魅力的な商品や体験を提供し続け、サーティワンがそれに対応できない状況が続くこと。また、フランチャイズオーナーの収益性が悪化し、新規出店や既存店の品質維持が困難になることも考えられる。さらに、健康志向の高まりが予想以上に加速し、アイスクリーム市場全体が縮小する中で、サーティワンが代替となるような新しいデザートカテゴリーを開拓できない場合も、投資の失敗に繋がるだろう。
5年後のモート予測
ブランド力と限定商品戦略を維持し、デリバリー強化などで売上を伸ばす。既存顧客のロイヤルティを維持しつつ、新規顧客層の開拓にも成功し、緩やかな成長を続ける。
ブランド力は維持するものの、競争激化や消費者の嗜好変化により、売上・利益は横ばい傾向。限定商品や販促活動で一定の需要を確保するが、大きな成長は見込めない。
競合の攻勢や健康志向の高まりにより、既存顧客離れが進む。原材料費高騰も重なり、収益性が悪化。店舗網の縮小やブランドイメージの低下を招き、業績が低迷する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 393億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 47.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 12.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 22.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.63倍 |
合格数:4/7 部分的合格