研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-12 |
- |
50 |
| 2024-12 |
- |
30 |
| 2023-12 |
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19 |
| 2022-12 |
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11 |
| 2021-12 |
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0 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,569 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、「Sweeten the Future 心がひとつぶ、大きくなる。」というパーパスのもと、「糖を科学する技術」をコア・コンピタンスとし「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の構築に資する研究開発に取組んでまいりました。また、サステナブルな社会の実現へ向け、研究開発におけるあらゆる基準を見直すことで、温室効果ガス排出量の削減をはじめ脱プラスチックや食品廃棄物の発生抑制・有効活用等を行ってまいりました。更に、グローバル化や外部環境変化への適応に向けた研究開発も積極的に実施しております。様々な分野の研究開発を実施するにあたり、「配合・製法開発」と「設備開発」の2つの側面ごとにテーマを設定することで、研究開発の質的向上と効率化を目指しております。 (1) 配合、製法開発における取組み「素材を活かす技術」について、サステナブルな経営基盤強化を目的とした研究方針を打ち出し、研究テーマとして「素材本来の美味しさを引き出すテーマ」のみならず、「環境や人権に配慮した原料選定と配合技術の追究」、「エネルギー使用量の少ない製法開発」等を掲げてテーマを推進いたしました。「機能を発揮させる技術」については、外部研究機関との共同研究を通して、オープンイノベーションを継続して推進しております。また、「糖を科学する技術」という観点から糖の持つ新たな可能性の探索について基礎研究レベルにまで踏み込んで継続実施しております。新たに配合・製法開発の事例として、とろける食感の「とろみ~グミ」、ザク×もち食感の「ピックミー」、を発売し、加えて「カンデミーナグミ ジャリシャリ」等既存の製造技術に他の製品の製造技術を組み合わせた技術優位性のある商品を発売いたしました。 (2) 設備開発における取組みキャンディに更なる付加価値を持たせるため、既存技術に留まらない菓子の周辺技術を用いて、事業領域を拡大し得る新たなカテゴリー開発にも着手しております。また、従業員の負担軽減・活人化を目的とした自動化設備の導入を実施、更にIOTを活用したスマートファクトリー化も併せて行っております。 (3) サステナビリティに関する取組み状況「持続可能な開発目標(SDGs)」を基本とした全社的な活動の下、フードロス削減の取組みの1つとして、廃棄されている規格外製品(グミ)の利用検討を継続して行っております。製造した製品を無駄にしないことで、廃棄物を減らすことはもとよりエネルギー面においても、サステナブルな生産を念頭に検討を重ねております。また、それ以外の取組みとして品質に関する基準を見直す事で賞味期限の延長を図り、フードロスの削減に努めております。更に工場・豊洲研究所等において使用する電力を再生可能エネルギーに切り替えや温室効果ガス削減を目的とした工場外壁や豊洲研究所の屋上・ガラス窓への断熱塗装、太陽光発電を始めとした各種施策の検討・実施等、あらゆる方面で環境負荷低減に努めております。 (4) グローバル化への取組みブランド製品のグローバル対応として各種原料の海外法規対応を進め、輸出可能な配合への変更を継続実施しています。その中で海外戦略、米国輸出製品として主力製品につき配合設計を進める等、配合開発を推進しております。 (5) 原料価格の高騰、供給不安に対する取組み状況引続き原料価格の高騰や供給不安は続いており、ゼラチン等のゲル化剤に加え、食品素材・添加物を問わず様々な原料に関する代替検討を実施しております。特に乳原料に関しては新規原料への代替に向け、量産化検討及び目標品質の確認などを実施し製品の安定供給に向けた対応を実施しております。 なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は、839百万円であります。
FY2024|1,509 文字
6 【研究開発活動】当社は、「Sweeten the Future 心がひとつぶ、大きくなる。」というパーパスのもと、「糖を科学する技術」をコア・コンピタンスとし「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の構築に資する研究開発に取組んでまいりました。また、サステナブルな社会の実現へ向け、研究開発におけるあらゆる基準を見直すことで、温室効果ガス排出量の削減をはじめ脱プラスチックや食品廃棄物の発生抑制・有効活用等を行ってまいりました。更に、グローバル化や外部環境変化への適応に向けた研究開発も積極的に実施しております。様々な分野の研究開発を実施するにあたり、「配合・製法開発」と「設備開発」の2つの側面ごとにテーマを設定することで、研究開発の質的向上と効率化を目指しております。 (1) 配合、製法開発における取組み「素材を活かす技術」について、サステナブルな経営基盤強化を目的とした研究方針を打ち出し、研究テーマとして「素材本来の美味しさを引き出すテーマ」のみならず、「環境や人権に配慮した原料選定と配合技術の追究」、「エネルギー使用量の少ない製法開発」などを掲げてテーマを推進いたしました。「機能を発揮させる技術」については、外部研究機関との共同研究を通して、オープンイノベーションを継続して推進しております。また、「糖を科学する技術」という観点から糖の持つ新たな可能性の探索について基礎研究レベルにまで踏み込んで継続実施しております。更に、配合・製法開発の応用例として、「じゅるる」などの既存の製造技術に他の製品の製造技術を組み合わせた技術優位性のある商品を発売いたしました。 (2) 設備開発における取組みキャンディに更なる付加価値を持たせるため、既存技術に留まらない菓子の周辺技術を用いて、事業領域を拡大し得る新たなカテゴリー開発にも着手しております。また、温室効果ガス削減を目的とした工場外壁の断熱塗装・太陽光発電を始めとした各種施策の検討・実施、また働く従業員の負担軽減・活人化を目的とした自動化設備の導入を実施、またIOTを活用したスマートファクトリー化も併せて行っております。 (3) サステナビリティに関する取組み状況「持続可能な開発目標(SDGs)」を基本とした全社的な活動の下、フードロス削減の取組みの1つとして、廃棄されている規格外製品(グミ)の利用検討を行っております。製造した製品を無駄にしないことで、廃棄物を減らすことはもとよりエネルギー面においても、サステナブルな生産を念頭に検討を重ねております。またそれ以外の取り組みとして品質に関する基準を見直す事で賞味期限の延長を図り、フードロスの削減に努めております。さらに工場・豊洲研究所等において使用する電力を再生可能エネルギーに切り替えるなど、あらゆる方面で環境負荷低減に努めております。 (4) グローバル化への取組みブランド製品のグローバル対応として各種原料の海外法規対応を進め、輸出可能な配合への変更を継続実施しています。その中で海外戦略、米国輸出製品として主力製品につき配合設計を進めるなど、配合開発を推進しております。 (5) 原料価格の高騰、供給不安に対する取組み状況昨年に引続き原料価格の高騰や供給不安は続いており、ゼラチンなどのゲル化剤に加え、食品素材・添加物を問わず様々な原料に関する代替検討を実施しております。特に乳原料に関しては新規原料への代替に向け、量産化検討及び目標品質の確認などを実施し製品の安定供給に向けた対応を実施しております。 なお、当事業年度における研究開発費の総額は、786百万円であります。
FY2023|1,539 文字
6 【研究開発活動】当社は、「Sweeten the Future 心がひとつぶ、大きくなる。」というパーパスのもと、「糖を科学する技術」をコア・コンピタンスとし「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の構築に資する研究開発に取組んでまいりました。また、温室効果ガス排出量の削減をはじめ脱プラスチックや食品廃棄物の発生抑制・有効活用等、サステナブル社会の実現へ向けた取組みに加え、グローバル化や外部環境変化への適応に向けた研究開発活動も積極的に実施しております。様々な分野の研究開発を実施するにあたり、「配合、製法開発」と「設備開発」の2つの側面ごとにテーマを設定することで、研究開発の質的向上と効率化を目指しております。 (1) 配合、製法開発における取組み「素材を活かす技術」について、サステナブルな経営基盤強化を目的とした研究方針を打ち出し、研究テーマとして「素材本来の美味しさを引き出すテーマ」のみならず、「環境に配慮した原料選定と配合技術の追究」、「加工度の低い菓子の製法開発」などを掲げてテーマを推進いたしました。「機能を発揮させる技術」については、外部研究機関との共同研究を通して、オープンイノベーションを継続して推進しております。2022年に実施いたしました新型コロナ患者(軽症者)を対象にしたヒト臨床試験において、柿渋を含む飴を摂取した際の唾液に含まれるウイルスの不活性化を確認いたしました。この研究成果は、2023年7月27日付の国際科学誌「Viruses」にオンライン掲載されるに至りました。また、「糖を科学する技術」という観点から糖の持つ新たな可能性の探索についても基礎研究レベルにまで踏み込んで実施しております。また製法開発の応用例として、ピュレスライス、パンデミーナなどの既存ブランドに他の製品の製造技術を組み合わせた商品も発売いたしました。 (2) 設備開発における取組みキャンディに更なる付加価値を持たせるため、既存技術に留まらない菓子の周辺技術を用いて、事業領域を拡大し得る新たなカテゴリー開発にも着手しております。また、温室効果ガス削減を目的とした工場外壁の断熱塗装・太陽光発電を始めとした各種施策の検討・実施、また働く従業員の負担軽減を目的とした自動化設備の検討・導入、省人化設備の検討も併せて行っております。 (3) サステナビリティに関する取組み状況「持続可能な開発目標(SDGs)」を基本とした全社的な活動の下、フードロス削減の取組みとして、廃棄されている規格外製品(グミ)の利用検討を行っております。製造した製品を無駄にしないことで、廃棄物を減らすことはもとよりエネルギー面においても、サステナブルな生産を念頭に検討を重ねております。さらに、地熱利用をはじめとした再生可能エネルギーの利用など、あらゆる方面で環境負荷低減に努めております。 (4) グローバル化への取組みブランド製品のグローバル対応として各種原料の海外法規対応を進め、輸出可能な配合への変更を継続実施しています。その中でノンシュガー製品の海外戦略、中国輸出製品として昨年より販売している「0糖1刻」シリーズの拡充に向け、新製品開発を推進しております。 (5) 原料価格の高騰、供給不安に対する取組み状況昨年に引続き原料価格の高騰や供給不安は続いており、ゼラチンなどのゲル化剤に加え、食品素材・添加物を問わず様々な原料に関する代替検討を実施しております。ゼラチンに関しては新規原料供給先の確保に向け、現地での製造メーカー視察・監査などを実施し、製品の安定供給に向けた対応を実施しております。 なお、当事業年度における研究開発費の総額は、771百万円であります。
FY2022|1,589 文字
5 【研究開発活動】当社は、「Sweeten the Future 心がひとつぶ、大きくなる。」というパーパスのもと、「糖を科学する技術」をコア・コンピタンスとし「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の構築に資する研究開発に取組んでまいりました。また、CO2排出量の削減をはじめ脱プラスチックや食品廃棄物の発生抑制・有効活用等、サステナブル社会の実現へ向けた取組みに加え、グローバル化や外部環境変化への適応に向けた研究開発活動も積極的に実施しております。様々な分野の研究開発を実施するにあたり、基礎研究と応用研究の2つの領域ごとに研究テーマを設定することで、研究開発の質的向上と効率化を目指しております。 (1) 基礎研究領域における取組み状況「機能を発揮させる技術」について、外部研究機関との共同研究などを通して、オープンイノベーションを積極的に推進してまいりました。昨年に引続き医学系大学にて柿渋の新型コロナウイルス不活性化に関する共同研究を実施しました。新型コロナ患者(軽症者)を対象にしたヒト臨床試験について、柿渋を含む飴を摂取した際の唾液に含まれるウイルスの不活性化を確認しました。また、機能性表示食品については新たに3品の届出・受理を完了し、新しく「ハーバルグッド」ブランドを立ち上げ、ハーブ+ガラクトオリゴ糖及びハーブ+プラズマ乳酸菌の2商品を発売しました。 (2) 応用研究領域における取組み状況「素材を活かす技術」については、和歌山県の果汁会社にご協力いただき、これまで全量が廃棄となっていた清見みかんの搾汁時に発生する残渣(パルプ)を有効利用し、清見みかんグミを開発しました。清見みかんのパルプが持つ強い香りをそのままグミに取り込む技術により自然な風香味を持ち、かつサステナビリティとしての価値にもつながる商品を、2022年12月1日より、直営店舗であるヒトツブカンロにて発売しております。また、既存商品の応用例として、ピュレグミとマロッシュの特徴を併せ持つ新しい食感のピュレマロを発売しました。飴については食物繊維を利用し可能な限り甘味を抑えた「味のしない?飴」や植物性原料を使用したプラントベースミルクキャンディ「やさミル」を発売しました。 (3) サステナビリティに関する取組み状況「持続可能な開発目標(SDGs)」を基本とした全社的な活動の下、フードロス削減を目的とした原料・配合及び包材の見直しにより一部製品において賞味期限の延長を実現しました。また、リサイクル可能なモノマテリアルのパッケージの採用等を実施し、更なる検討を継続しております。また、生産時に発生する廃棄物系バイオマスをエタノールへ変換し、ウエットティッシュ等に再利用する取組みや、前述のような果汁の搾汁時に発生する残渣を利用したキャンディの開発などを他企業の協力を得ながら進めており、一部を「ヒトツブカンロearth」としてヒトツブカンロ店舗(ECを含む)にて発売しております。さらに、キャンディの用途開発として、脱プラスチックを目的としたキャンディストローの開発を他企業との協業にて進めており、あらゆる方面で環境負荷低減に努めております。 (4) グローバル化への取組み状況中華圏への輸出適合を考慮し、使用原料の海外法規対応とブランド商品(ノンシュガー)につきグローバル対応可能な配合変更を実施しました。その一つとして中国向けカンロブランド商品『0糖一刻』(珈琲・びわ蜜)を開発・発売しました。 (5)原料価格の高騰、供給不安に対する取組み状況ゼラチン・ゲル化剤等、当社商品を製造する上で欠かせない原料の供給不安や価格の急激な高騰に対応するため代替原料の探索・適合テストなどの対応を実施しております。 なお、当事業年度における研究開発費の総額は、755百万円であります。
FY2021|1,469 文字
5 【研究開発活動】当社は、「糖を基盤とした事業を通じて人々の健やかな生活に貢献する」という使命のもと、「糖を科学する技術」をコア・コンピタンスとし「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の構築に取組んでまいりました。また、CO2排出量の削減をはじめ脱プラスチックや食品廃棄物の発生抑制の取組みや有効活用等、サステナブルな社会の実現へ向けた研究開発も積極的に実施しております。様々な分野の研究開発を実施するにあたり、基礎研究と応用研究の2つの領域ごとに研究テーマを設定することで、研究開発の質的向上及び効率化を目指しております。 (1) 基礎研究領域における取組み「機能を発揮させる技術」について、外部研究機関との共同研究などを通して、オープンイノベーションを積極的に推進してまいりました。昨年は医学系大学との共同研究により新型コロナウイルスの不活性化研究を行い、柿渋を含む飴を舐めた際の唾液を採取し試験管の中で新型コロナウイルスと反応させた結果、ウイルスの感染性を99.9%以上失わせることに成功いたしました。また、企業との共同研究によりプラズマ乳酸菌の機能を活かした当社初の機能性表示食品である「ピュレグミiМUSEプラズマ乳酸菌」をブランドコラボレーション商品として発売いたしました。 (2) 応用研究領域における取組み「素材を活かす技術」については、当社が長年培ってきたキャンディの配合技術や製法技術をさらに深耕することにより、飴においては珈琲原料の産地ごとの風香味やミルクとの相性にこだわり、香料を使用しなくても濃厚で豊かな味わいを実現した「金のミルク カフェラテ」を発売いたしました。また、飴の中心部に濃厚な完熟ぶどうのジュレを多量封入した「じゅるる完熟ぶどう」を発売いたしました。一方、グミにおいては、生地に微細な空気を閉じ込めることにより、ふわふわとした食感で口溶けに優れたマシュマロ製法を確立し、「マロッシュ」をはじめとした様々な商品を発売いたしました。特に「マロッシュ」は日本食糧新聞社の第40回食品ヒット大賞「優秀ヒット賞」を受賞し、お客様からの高い評価を得ることができました。また、オンラインショップ「Kanro POCKeT」専用商品の開発にあたり、“脳”をテーマとしてeスポーツプレイヤーと共同開発を行った「BRAON(ブレオン)グミ」を発売いたしました。日々脳を酷使するeスポーツプレイヤーを糖の力でサポートするべき「速攻」と「持続」に着目し、糖の配合技術により小粒で歯切れのよい食感のグミで、プレイ中の糖分補給を可能にしました。脳で戦う人のパフォーマンスをサポートする“ブレインフード”としました。 (3) サステナビリティに関する取組み「持続可能な開発目標(SDGs)」を基本とした全社的な活動の下、フードロス削減を目的とした原料・配合及び包材の見直しによる賞味期限の延長や、リサイクル可能なモノマテリアルのパッケージの採用等を実施し、更なる検討を継続しております。また、生産時に発生する廃棄物系バイオマスをエタノールへ変換し、エタノールスプレー等に再利用する取組みや、果汁の搾汁時に発生する残渣を利用したキャンディの開発などを他企業の協力を得ながら進めております。さらに、キャンディの用途開発として、脱プラスチックを目的としたキャンディストローの開発を他企業との協業にて進めており、あらゆる方面で環境負荷低減に努めております。なお、当事業年度における研究開発費の総額は、710百万円であります。
FY2020|1,300 文字
5 【研究開発活動】当社は、「糖を基盤とした事業を通じて人々の健やかな生活に貢献する」という使命のもと、「糖を科学する技術」をコア・コンピタンスとし「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の構築に取組んでまいりました。また、フードロスやCO2の削減、脱プラスチック等サステナブルな社会の実現へ向けた研究開発も積極的に実施しております。様々な分野の研究開発を実施するにあたり、基礎研究と応用研究の2つの領域ごとに研究テーマを設定することで、研究開発の質的向上及び効率化を目指しております。 (1) 基礎研究領域における取組み「機能を発揮させる技術」について、大学や企業の研究機関との共同研究など、オープンイノベーションを積極的に推進してまいりました。中でも企業との共同研究によりガラクトオリゴ糖の機能を活かした、キャンディ業界初の整腸作用を表示できる特定保健用食品を発売いたしました。また、大学との共同研究においてはハーブエキスの病原菌に対する殺菌力の確認試験や虫歯・歯周病予防など、口腔衛生に関連する研究開発を継続しております。さらに、医学系大学との共同研究により新型コロナウイルスの不活性化研究を行いました。概要として、柿渋を含む飴を舐めた際の唾液を採取し試験管の中で新型コロナウイルスと反応させた結果、ウイルスの感染性を99.9%以上失わせることに成功いたしました。 (2) 応用研究領域における取組み「素材を活かす技術」については、カンロが長年培ってきたキャンディの配合技術や製法技術をさらに深耕することにより、植物性たんぱく質である大豆をサクサクとした食感と芳醇な香りで味わえる新しいキャンディを実現しました。また、当社主力ブランドのカンロ飴にこだわりの塩や素材の旨味を最大限活かした「塩カンロ飴」を開発しました。一方、グミの研究開発においては、デジタル技術を駆使した形状設計により動物や海の生き物を可愛く表現し、親子がグミで楽しくコミュニケーションしてもらえる新ブランド「あそぼん!グミ」を完成させました。また、グミに空気を閉じ込める技術を開発し、ふわふわした食感で口溶けに優れたマシュマロが完成し、「マロッシュ」という製品にてテスト販売を行い、2021年には本格発売を予定しています。他にも当社の主力ブランドであるピュレグミについて、グミ充填技術の応用により小さなお子様でも食べやすい小さめのハート型リング形状を実現するとともに甘味と酸味の調和した「ピュレリング」を発売しました。 (3) サステナブルに関する取組み「持続可能な開発目標(SDGs)」を基本とした全社的な活動を行っている中で、研究部門ではフードロス削減を目的とした賞味期限延長への取組みを継続しており、一部の製品について原料選定や配合検討により賞味期限の延長を可能としました。また、パッケージについては、リサイクル可能な材質の選定や紙を使用した包材による機械適正の確認、保存性等の品質確認を実施し、環境に配慮した商品展開のための準備を行いました。なお、当事業年度における研究開発費の総額は、629百万円であります。
FY2019|1,062 文字
5 【研究開発活動】当社は、「糖を基盤とした事業を通じて人々の健やかな生活に貢献する」という使命のもと、「糖を科学する技 術」をコア・コンピタンスとし「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の構築に取組んでまいりました。また、フードロスやCO2の削減、脱プラスチック等サステナブルな社会の実現へ向けた研究開発も積極的に実施しております。 様々な分野の研究開発を実施するにあたり、基礎研究と応用研究の2つの研究領域に大別し研究テーマを設定することで、研究開発の効率化及び研究成果の質的向上を目指しております。(1) 基礎研究領域における取組み 「機能を発揮させる技術」について、大学や企業の研究機関との共同研究など、オープンイノベーションを積極的に推進してまいりました。特に、他企業との共同研究により整腸作用のあるガラクトオリゴ糖を用いた特定保健用食品の表示許可を取得、プラズマ乳酸菌を用いた新製品の上市を行いました。また、大学との共同研究においてはハーブエキスの病原菌に対する殺菌力の確認試験や虫歯・歯周病予防など、口腔衛生に関連する研究開発を継続しております。 (2) 応用研究領域における取組み 「素材を活かす技術」について、配合技術と製法技術を融合させ最適な加工条件を設定することで、糖と素材の持つおいしさを相乗的に発現させ、当社主力ブランドである「カンロ飴」と梅素材原料を用いた新しい製品「梅のカンロ飴」を完成させました。また、「ノンシュガー珈琲茶館」「ノンシュガー紅茶茶館」においては、配合技術の応用により人工甘味料を使用せずに珈琲や紅茶のおいしさを引き出す配合を確立いたしました。一方、グミの研究開発では植物性のゲル化剤を応用利用することにより、新しい食感の具現化を図るとともに既存のゼラチン配合と構造的に組み合わせることで食感の多様化が可能となりました。今後も様々なゲル化剤の特徴を活かし新しい噛み心地の実現へ向けた研究開発を推進してまいります。 (3) サステナブルに関する取組み 「持続可能な開発目標(SDGs)」を基本とした全社的な活動を行っている中で、研究部門ではフードロス削減を目的とした原料・配合及び包材の見直しによる賞味期限延長への取組みを継続しております。また、生産時に発生する飴やグミの廃棄について、バイオマス燃料への変換等による再利用や発生源の特定と改良を行うことで良品率の向上による廃棄物削減に取組んでおります。なお、当事業年度における研究開発費の総額は、664百万円であります。
FY2018|1,065 文字
5 【研究開発活動】当社は、「糖を基盤とした事業を通じて人々の健やかな生活に貢献する」という使命のもと、「糖を科学する技術」をコア・コンピタンスとし、「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の技術開発に取組んでおります。R&Dセンターでは、これらの技術開発に向け、研究領域を大きく基礎研究領域と応用研究領域の2つの領域に分け研究開発を進めると共に、食品廃棄物の低減や生産時に発生する飴・グミ廃棄物の再生利用など環境負荷低減に向けた研究開発も積極的に実施してまいりました。(1) 基礎研究領域における取組み「機能を発揮させる技術」においては、大学や企業の研究機関との共同研究などオープンイノベーションを積極的に推進してまいりました。特に、ハーブエキスの研究においては、病原菌に対する殺菌力の比較試験など大学との共同研究を行った結果、100種類以上のハーブエキスの中から、ホップエキスが最も高い殺菌力を有することが確認され、新製品開発に活かすことができました。また、他企業との共同研究として、虫歯菌や歯周病原因菌を用いた口腔衛生に関連する研究開発を進めると共に、整腸作用のあるガラクトオリゴ糖を活用した新製品開発も進めてまいりました。(2) 応用研究領域における取組み「素材を活かす技術」においては、加工条件を工夫することにより糖と素材の持つおいしさを相乗的に発現させ、当社主力ブランドである「カンロ飴」の原料から「調味料(アミノ酸)」を取り除き、食品添加物に頼ることのない素材だけで作られたシンプルで優しいおいしさのある商品にリニューアルすることができました。また、「健康のど飴」や「金のミルク」で長年培った技術を活かし、着色料や香料を使用しない新しいタイプの「ミルクのカンロ飴」「ハーブのカンロ飴」の製品化に成功いたしました。一方、グミの研究開発では、様々なゲル化剤の組み合わせによる物性変化を利用して、新しい食感の具現化を図ると共に、気泡含有や再結晶化などの物理特性を活かし、食感の多様化を実現する研究開発を推進してまいりました。(3) 環境負荷低減に関する取組み食品廃棄物の低減に関しては、フードロス削減を目的とし品質保持評価に必要な機器分析技術の向上を図りながら、原料・配合及び包材を見直し、賞味期限延長への取組みを開始しております。また、生産時に発生する飴・グミ廃棄物の再生利用についても、バイオマス燃料への変換及び再利用などの検討を開始しております。当事業年度における研究開発費の総額は、6億3百万円であります。
FY2017|1,322 文字
6 【研究開発活動】2017年の研究開発活動としては、当社の使命としている「糖を基盤とした事業を通じて人々の健やかな生活に貢献する」に基づき、余分なモノを加えない素材を活かした商品と、機能を強化した商品の2つの方向性で商品を開発してまいりました。併せて商品企画及びマーケティング活動として、消費者が魅力に感じるパッケージ・デザイン開発やプロモーション活動を実施し、また販売としては年々販売力が強くなっているコンビニエンス企業との取組みを強化することで、消費者にとって価値のある「飴」「グミ」を、より多くの消費者に提供できるよう活動を行ってまいりました。「飴」においては、香料や着色料を使用せず、素材そのもののおいしさが楽しめる「素材を活かした商品」として、「ありのままシリーズ」を開発。はちみつ黒糖・すりおろしりんご・卵と牛乳の3品を同時発売し、新しい価値を市場に提案しました。また、ロングセラーブランドである「健康のど飴」シリーズでは、乳酸菌等の新しい機能を付加した「たたかうシリーズ」を発売し、新しいのど飴需要を創造しました。併せて「ノンシュガー果実のど飴」等の主力品と連動した消費者キャンペーン「たたかうキャンペーン」を実施し、話題喚起に努めました。一方、袋形態やスティック形態に代わる「飴」の新しいパッケージ形態として、食べきりサイズで個包装のごみが出ない「手乗り小袋」形態を開発。コンビニエンス企業でテスト的に販売し、消費者受容性の確認を取ることが出来ました。「グミ」においては、主力ブランドである「ピュレグミ」のパッケージデザインをリニューアルし店頭訴求を図ると共に、10月から消費者キャンペーン「ピュレフォトキャンペーン」を実施し、更なる活性化に努めました。また、ピュレグミのセンターに濃厚なジュレを閉じ込めた「ジュレピュレ」の新味として、ゴールデンキウイ・紀州梅・はちみつりんご等を発売し、高級志向のニーズに対応しました。一方、「カンデミーナグミ」ブランドでは、「スーパーベスト」のパッケージデザインをリニューアルし店頭訴求を図ると共に、コンビニエンス企業との取組み商品として、グミ同士を組合せて楽しめる「クンデミーナグミ」を限定発売し、SNS等で話題を喚起することが出来ました。「素材菓子」においては、主にコンビニエンス企業取組み商品として「プチポリ納豆」「海苔のはさみ焼き」シリーズを、若い世代向けのデザインで発売し、ユーザーの拡大に努めました。「直営店ヒトツブカンロ」においては、6月に東京駅グランスタ店の店舗リニューアルに併せ商品ラインナップ見直しを図ると共に、池袋の東武百貨店で10月から店舗販売を実施しました。その他全日空機内販売限定で、ピュレショコラティエ2個入BOXを発売しました。「ネットショップ」においては、写真やイラストを自由にラべリングできるキャンディ缶のBtoB販売を強化しました。最後に、中期的な研究開発活動として更なる糖の研究と、模倣困難性のある製造技術の開発、差別化されたパッケージ・デザインの開発を、継続して行ってまいります。当連結会計年度における研究開発費の総額は、5億27百万円であります。
FY2016|1,299 文字
6 【研究開発活動】研究開発活動は、当社の企業使命である「美味しさ・楽しさ・健康」をお客様にお届けするため、新技術の研究開発に積極的に取組みました。また消費者ニーズの多様化、少子高齢化などの市場の変化に対応すべく、新しい価値・新しい市場を創造する商品を提供できるよう活動を行っております。「美味しさ」を提供するグルメ商品群においては、フランスのコンフィズリー(砂糖菓子)の世界観をキャンディで表現し、香ばしくコクのあるキャラメルにロレーヌ産の岩塩をきかせた「キャラメルサレ」を再発売。また、はちみつと黒糖だけでつくった「はちくろ飴」は、香料や着色料を使用せず、素材のおいしさがそのまま味わえる商品としてシンプルで飽きのこない味わいを実現しました。「楽しさ」を提供する商品群では、キャンディの形をサクラ型にした「COLORFUL SAKURA2016」、クマ型の「なりきりパンダ」や、たいやき型の「縁起いいたい焼きキャンディ」など、他社にないキャンディの楽しさを付加した商品を発売しました。「健康」を提供するのど飴商品群では、食品・菓子業界で初めて発売されたのど飴「健康のど飴」が発売35周年を迎えたことを期に、23種のハーブエキスとプロポリスを配合した本格的なのど飴「健康のど飴プロポリスEX」を新たに発売し、シリーズ商品の強化も実施しました。また当社独自の感温製法により、のどをじんわりあたためてくれるのど飴「とろけるのど飴」を発売し、需要の高まる冬季ののど飴市場の活性化を図りました。グミ製品の開発については、主力ブランド「ピュレグミ」において、春に漫画「君に届け」とコラボレーションしたパッケージ、秋にはキャンペーンと連動した「ハワイパッケージ」を期間限定で発売し話題を提供しました。また、ブランドのラインナップとしては、レギュラーの「フルーツライン」に加え、グミのセンターに濃厚なジュレを閉じ込めた本格的なフルーツのおいしさが楽しめる「ジュレピュレ」、コラーゲンとビタミンCを強化し、体の内側からキレイを応援する「ピュレグミインナーサポート」の3ブランドを確立し、グミの消費拡大に貢献いたしました。また、10代から20代男性をメインターゲットにした「カンデミーナグミ」については、製法特許出願中の充填方法により、漢字の「力(ちから)」や「太刀(たち)」型等のグミの成形に成功し、ハードな3D食感が楽しいグミとして話題になりました。さらに、ちぎって食べるという新しい楽しさを加えた「ちぎってカンデミーナ」も発売いたしました。素材菓子としては、インバウンド需要に対応し「海苔とわさびのはさみ焼き」のお土産用のパッケージ商品を発売し、訪日観光客のお土産市場を開拓しました。直営店ヒトツブカンロでは、人気商品ピュレショコラティエがメディアに取り上げられ、大きな反響を呼びました。また、コラボレーション商品として、全日空機内販売限定グミッツェルやJR東日本 Suicaペンギンデザインの小さな缶キャンディを発売しました。なお、当連結会計年度におけるこれら研究開発費の総額は、4億27百万円であります。