クルーズ(2138)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 278 | 25 | 15 | 23 | 17.0 | 127.6 | — | 72.9 |
| FY2016 | 285 | 21 | 32 | 42 | 26.7 | 269.1 | — | 74.0 |
| FY2017 | 255 | 7 | 1 | -17 | 0.9 | 8.8 | 15.0 | 72.2 |
| FY2018 | 303 | -10 | -16 | -59 | -18.9 | -143.2 | 0.0 | 33.6 |
| FY2019 | 340 | -1 | -6 | -16 | -6.7 | -50.3 | 0.0 | 29.8 |
| FY2020 | 357 | 21 | 14 | 25 | 14.7 | 128.9 | 0.0 | 34.0 |
| FY2021 | 155 | 12 | 3 | -6 | 3.2 | 27.9 | 0.0 | 37.4 |
| FY2022 | 140 | 6 | 3 | 9 | 2.6 | 22.9 | 0.0 | 38.5 |
| FY2023 | 143 | 2 | 10 | -20 | 9.3 | 91.2 | 0.0 | 39.3 |
| FY2024 | 142 | -10 | -5 | -74 | -5.7 | -53.7 | 0.0 | 31.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:none 持続性:判定中
クルーズは、情報通信業に属し、主にEC支援事業やゲーム事業を展開している。特許やブランド力といった明確な無形資産は確認しにくい。一部のゲームタイトルが一時的な人気を得る可能性はあるが、持続的な競争優位性につながるほどの強力な無形資産とは言えない。
EC支援事業においては、顧客企業が他のプラットフォームへ移行する際のコストは限定的である可能性がある。しかし、ゲーム事業においては、一度利用したプラットフォームやサービスへの愛着から、スイッチングコストが発生する可能性がある。ただし、その度合いは高くない。
EC支援事業では、プラットフォームの利用者数が増えることで、より多くの出店者や購入者を引きつけるネットワーク効果が期待できる。しかし、現時点ではその規模は限定的であり、強力なネットワーク効果は構築されていない。ゲーム事業においても、プレイヤー間の交流が促進されることでネットワーク効果が生まれる可能性はあるが、まだ初期段階である。
情報通信業であり、製造業のような設備投資や原材料費によるコスト優位性は見出しにくい。EC支援事業におけるシステム開発費や、ゲーム事業における開発費はかかるが、競合他社とのコスト差を明確に生み出すほどの優位性はないと考えられる。
売上高は直近5期で140億円前後で横ばい傾向であり、規模の経済による優位性は限定的である。EC支援事業やゲーム事業において、一定の規模があれば効率化は期待できるが、業界全体で見ると大手企業との規模の差は大きい。
競合との比較優位
BASEは、個人や小規模事業者が簡単にオンラインストアを開設できるプラットフォームを提供しており、クルーズのEC支援事業と比較して、より手軽さと低コストを重視したサービス展開を行っている。ユーザー層やサービス内容に重複があるが、BASEの方がよりニッチな層に支持されている可能性がある。
Cygamesは、高品質なモバイルゲームの開発・運営に強みを持つ企業であり、クルーズのゲーム事業と比較して、より大規模な開発体制と強力なIPを活用したタイトル展開を行っている。市場におけるブランド力や収益基盤において、Cygamesの方が優位性を持っていると考えられる。
強気シナリオ
EC支援事業における新規サービスの成功による売上拡大
ゲーム事業におけるヒットタイトルの創出と継続的な収益化
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー効果の発揮
弱気シナリオ(モート侵食)
EC市場の競争激化による収益性の低下
ゲーム市場における競争の激化とヒットタイトルの不在
新規事業の失敗による財務状況の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
EC支援事業やゲーム事業において、競合他社がより革新的なサービスや魅力的なコンテンツを提供し、顧客を奪われる。また、新規事業への投資が失敗し、財務状況が悪化することで、事業継続が困難になる。
5年後のモート予測
EC支援事業の拡大とゲーム事業のヒットにより、売上高は年率10%以上で成長し、営業利益率も改善。ROEは15%を超える水準を維持する。
EC支援事業は緩やかな成長を続け、ゲーム事業は既存タイトルの維持と新作の投入で安定した収益を確保。売上高は年率5%程度の成長、ROEは10%前後を維持する。
EC市場の競争激化やゲーム事業の不振により、売上高は横ばいまたは減少し、営業利益は赤字に転落する可能性。ROEは低迷し、PBRも1倍を割れるリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 57億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 39.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.51倍 |
合格数:2/7 部分的合格