日本電設工業(1950)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,722 | 138 | 91 | 58 | 6.3 | 148.5 | — | 59.6 |
| FY2017 | 1,789 | 149 | 108 | 35 | 6.8 | 175.9 | 27.0 | 60.8 |
| FY2018 | 1,825 | 149 | 98 | 66 | 5.9 | 159.8 | 33.0 | 61.5 |
| FY2019 | 1,982 | 165 | 113 | -27 | 6.5 | 183.4 | 35.0 | 62.4 |
| FY2020 | 1,957 | 142 | 95 | 102 | 5.2 | 155.3 | 37.0 | 64.6 |
| FY2021 | 1,736 | 75 | 52 | 29 | 2.8 | 85.0 | 37.0 | 66.9 |
| FY2022 | 1,721 | 97 | 72 | 8 | 3.8 | 116.7 | 31.0 | 67.8 |
| FY2023 | 1,940 | 134 | 100 | 32 | 5.0 | 164.4 | 37.0 | 65.7 |
| FY2024 | 2,169 | 179 | 132 | -101 | 6.3 | 223.8 | 47.0 | 66.0 |
| FY2025 | 2,292 | 236 | 181 | 58 | 7.8 | 309.3 | 90.0 | 64.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ブランド力や特許などの無形資産は限定的。建設業という性質上、技術力やノウハウは存在するが、それが直接的な競争優位性として数値化されにくい。特定の技術や許認可が参入障壁となる可能性はあるが、現時点では顕著な無形資産は見られない。
顧客が建設会社を変更する際のスイッチングコストは中程度。特に大規模プロジェクトや長期的なインフラ整備においては、実績や信頼関係が重視されるため、安易な変更は難しい。しかし、小規模な案件や競争入札においては、価格や提案内容でスイッチングが発生する可能性もある。
建設業において、特定の業界団体やサプライヤーとの強固なネットワークは存在する可能性がある。しかし、それが直接的な顧客獲得や価格決定力に繋がるほどのネットワーク効果は限定的と考えられる。公共事業における入札制度なども、ネットワークの優位性を相殺する要因となりうる。
建設業は一般的に規模の経済が働きやすいが、同社単独で顕著なコスト優位性を確立しているとは言えない。資材調達や下請け業者との関係で一定の交渉力はあるかもしれないが、競合他社も同様の状況にある可能性が高い。効率化によるコスト削減努力は継続していると考えられる。
売上高が直近5期で約17億円から23億円へと増加傾向にあり、一定の事業規模を有している。大規模プロジェクトの受注能力や、資材調達における交渉力、多様な地域での事業展開において、規模の経済が働く可能性がある。建設業においては、規模が大きいほど安定した収益基盤を築きやすい。
競合との比較優位
売上高、利益ともに同社を大きく上回る総合建設大手。ゼネコンとしてのブランド力、技術力、財務基盤の強さが際立つ。同社は特定分野に強みを持つ可能性があるが、総合力では劣る。
こちらも総合建設大手であり、大規模プロジェクトの実績が豊富。海外展開も積極的に行っており、グローバルな競争力を持つ。同社は国内の特定分野に特化している可能性があり、規模と事業領域で差がある。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大や再開発需要の高まりにより、建設需要が継続的に増加する。
長年の実績と技術力に基づいた高付加価値案件の受注が増加し、収益性が向上する。
M&Aや事業提携により、事業規模を拡大し、さらなる競争優位性を確立する。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が続き、利益率が圧迫される。
景気後退や公共投資の削減により、建設需要が大幅に落ち込む。
競合他社との価格競争が激化し、受注単価が低下する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設資材価格の高騰、人件費の上昇、あるいは景気後退による建設需要の急減が、売上高の減少と利益率の悪化を招き、財務状況を急速に悪化させる。特に、固定費の高い建設業においては、需要の落ち込みが収益に与える影響が大きい。
5年後のモート予測
インフラ投資の活発化と都市開発需要の増加を背景に、売上高は年率5%程度で成長。高付加価値案件の獲得により、営業利益率は微増し、ROEは8%台を維持・向上させる。
緩やかな経済成長と建設需要の安定推移を前提とし、売上高は年率2-3%で成長。営業利益率は現状維持、ROEは6-7%程度で推移すると予測。
資材価格高騰や景気後退懸念により、建設需要が停滞。売上高は横ばいか微減、利益率は低下し、ROEは5%を下回る可能性も考慮される。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,701億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 64.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 38.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.25倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準