北野建設(1866)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 711 | 49 | 33 | 68 | 10.5 | 53.4 | — | 51.7 |
| FY2017 | 838 | 49 | 35 | -44 | 10.2 | 57.0 | 10.0 | 51.4 |
| FY2018 | 779 | 46 | 28 | 42 | 8.2 | 474.3 | 10.0 | 56.8 |
| FY2019 | 620 | 30 | 22 | -1 | 6.3 | 343.9 | 100.0 | 59.3 |
| FY2020 | 753 | 28 | 18 | 4 | 5.0 | 290.7 | 100.0 | 51.6 |
| FY2021 | 601 | 24 | 17 | 20 | 4.6 | 280.5 | 110.0 | 56.5 |
| FY2022 | 853 | 39 | 20 | 163 | 5.1 | 327.8 | 100.0 | 51.3 |
| FY2023 | 850 | 48 | 39 | 17 | 8.9 | 673.6 | 110.0 | 55.4 |
| FY2024 | 809 | 36 | 34 | -70 | 7.2 | 562.2 | 110.0 | 61.7 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 110.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
北野建設は建設業であり、特許やブランド力といった無形資産による競争優位性は限定的。特定の技術やノウハウはある可能性もあるが、明確な証拠はない。
建設プロジェクトは長期にわたるため、一度契約すると顧客が他社へ乗り換えるにはコストと手間がかかる。しかし、新規プロジェクト獲得においては価格競争力も重要となる。
建設業において、長年の実績や信頼関係は重要だが、明確なネットワーク効果(利用者が増えるほど価値が高まる)は限定的。ゼネコン間の協力関係などは存在する可能性。
規模の経済や効率的な生産プロセスによるコスト優位性は、建設業では限定的。熟練工の確保や資材調達における交渉力などがコストに影響する可能性はある。
売上高800億円超の規模は、建設業において一定の競争力を示す。大規模プロジェクトの受注能力や、資材調達における交渉力、設備投資の効率化などで優位性を発揮する可能性がある。
競合との比較優位
売上高、利益ともに北野建設を上回る大手ゼネコン。技術力、ブランド力、財務基盤で優位。北野建設は規模で劣るが、特定の地域や工種で強みを持つ可能性。
清水建設と同様、大手ゼネコンであり、総合力で北野建設を凌駕する。海外事業展開も活発。北野建設は国内、特に中堅ゼネコンとしての地位を確立しているか。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大や再開発需要により、大型案件の受注が増加する。
M&Aや事業再編を通じて、収益基盤を強化し、さらなる規模の経済を追求する。
技術革新(BIM/CIMなど)への早期対応により、生産性を向上させ、コスト競争力を高める。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が、利益率を圧迫する。
景気後退や金利上昇により、建設投資が減少し、受注が低迷する。
競合他社との激しい価格競争に巻き込まれ、収益性が悪化する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
資材価格の高騰、人件費の上昇、金利上昇による建設投資の冷え込みが同時に発生し、受注と利益率の両方が悪化するシナリオ。特に、固定価格契約が多い場合、コスト増を転嫁できずに赤字に陥るリスク。
5年後のモート予測
インフラ投資拡大や再開発需要を背景に、大型案件の受注が増加。技術革新による生産性向上も寄与し、売上・利益ともに年率5%以上の成長を達成する。
現状維持のインフラ投資と緩やかな民間設備投資を背景に、売上は横ばい、利益率はコスト管理能力に依存し、微増減を繰り返す。ROEは7%前後で推移する。
資材・人件費の高騰、金利上昇による建設投資の低迷が重なり、売上は微減、利益率は悪化。ROEは5%を下回り、PBRも0.1倍台で推移する可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 69億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 26.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 2.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.15倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準