アクシーズ(1381)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 184 | 23 | 12 | 19 | 13.9 | 217.8 | 35.0 | 75.9 |
| FY2017 | 188 | 30 | 20 | 20 | 18.5 | 349.0 | 45.0 | 76.8 |
| FY2018 | 194 | 30 | 21 | 16 | 17.1 | 379.6 | 75.0 | 81.0 |
| FY2019 | 196 | 24 | 18 | 2 | 13.1 | 321.8 | 80.0 | 84.1 |
| FY2020 | 198 | 27 | 20 | 17 | 12.8 | 351.5 | 85.0 | 85.7 |
| FY2021 | 212 | 34 | 24 | 6 | 13.9 | 429.5 | 90.0 | 85.8 |
| FY2022 | 217 | 25 | 19 | -11 | 10.4 | 346.1 | 95.0 | 87.7 |
| FY2023 | 241 | 19 | 14 | 5 | 7.1 | 251.2 | 96.5 | 87.2 |
| FY2024 | 258 | 16 | 12 | 15 | 6.0 | 220.7 | 98.5 | 84.8 |
| FY2025 | 264 | 21 | 17 | 12 | 8.0 | 306.4 | 112.5 | 86.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
アクシーズは水産・農林業に属し、特定のブランド力や特許による強力な無形資産は確認できない。ただし、長年の事業運営で培われたノウハウや顧客からの信頼は一定の価値を持つ可能性がある。
顧客がアクシーズの製品やサービスから他社へ乗り換えるには、品質、価格、供給安定性などを比較検討する必要がある。特に、独自の品質基準や供給網を持つ場合、乗り換えコストはやや高まる可能性があるが、決定的な障壁とは言えない。
水産・農林業という業種特性上、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は期待できない。サプライヤーや販売先との関係は重要だが、それが直接的な競争優位性につながるネットワーク効果とは異なる。
規模の経済や独自の生産技術によるコスト優位性は限定的と考えられる。仕入れ価格の変動や生産効率の改善努力は行われているが、競合他社との明確なコスト差を生み出すほどの要因は見当たらない。
売上高は直近5期で増加傾向にあるが、業界内での圧倒的なシェアを誇る規模とは言えない。一定の事業規模は維持しているものの、それが直接的な競争優位性となるほどの規模の経済や購買力には至っていない可能性がある。
競合との比較優位
マルハニチロはアクシーズよりもはるかに大規模な事業展開と、多様な商品ラインナップ、強力なブランド力を持つ。グローバルな調達・販売網もアクシーズを凌駕しており、規模の経済やブランド力において優位性がある。
ニッスイもマルハニチロと同様に、アクシーズよりも大規模で多角的な事業を展開している。研究開発力や海外展開においてもアクシーズを上回っており、総合的な競争力で優位に立っている。
強気シナリオ
水産資源の安定的な確保と効率的な加工・販売体制の強化による収益性の向上。
付加価値の高い加工品や新商品の開発による差別化と顧客基盤の拡大。
ESG経営への取り組み強化による企業イメージ向上と新たな顧客層の獲得。
弱気シナリオ(モート侵食)
水産資源の減少や漁獲規制の強化による原料調達難とコスト上昇。
競合他社との価格競争激化による収益性の悪化。
気候変動や環境問題による生産活動への影響。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
水産資源の枯渇や、より安価な代替品の登場により、アクシーズの主要製品の需要が大幅に減少し、価格競争に巻き込まれて収益性が著しく低下するシナリオ。また、食の安全に対する懸念から、消費者の信頼を失い、ブランドイメージが毀損される可能性も考えられる。
5年後のモート予測
安定した原料調達と効率的な生産体制を維持しつつ、高付加価値商品の開発・販売に成功すれば、売上・利益ともに堅調な成長が見込める。ROEも現在の水準を維持・向上させる可能性がある。
現状の事業基盤を維持し、緩やかな市場成長に合わせて事業を拡大していく。原料価格の変動や競争環境の変化に対応しながら、安定的な収益を確保する。ROEは平均的な水準を維持する見込み。
原料調達難や価格競争の激化により、売上・利益ともに低迷するリスクがある。ROEも低下し、PBRが1倍を割り込む可能性も否定できない。事業再編やリストラが必要となるシナリオも想定される。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 225億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 86.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -4.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.04倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準