ニッスイ(1332)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 6,372 | 194 | 123 | 203 | 10.8 | 44.6 | — | 21.3 |
| FY2016 | 6,360 | 226 | 142 | 227 | 10.1 | 48.0 | — | 26.8 |
| FY2017 | 6,830 | 235 | 173 | 68 | 11.0 | 55.7 | 6.0 | 28.4 |
| FY2018 | 7,121 | 217 | 154 | 79 | 9.3 | 49.4 | 8.0 | 30.6 |
| FY2019 | 6,900 | 228 | 148 | -107 | 8.6 | 47.5 | 8.0 | 31.2 |
| FY2020 | 6,565 | 181 | 145 | 279 | 7.7 | 46.5 | 8.5 | 35.7 |
| FY2021 | 6,937 | 271 | 173 | 119 | 8.3 | 55.5 | 9.5 | 37.5 |
| FY2022 | 7,682 | 245 | 212 | -192 | 9.6 | 68.2 | 14.0 | 39.5 |
| FY2023 | 8,314 | 297 | 239 | 168 | 9.3 | 76.7 | 18.0 | 41.1 |
| FY2024 | 8,861 | 318 | 272 | 100 | 9.5 | — | 24.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ニッスイは長年培ってきた水産・食品加工技術と、ブランド力を持つ商品群(おさかなソーセージ、冷凍食品など)が強み。ただし、競合他社も同様の技術やブランドを持つため、差別化は限定的。
一般消費者向け商品が多く、ブランドロイヤリティは一定程度あるものの、価格や利便性で代替可能な商品も多い。業務用では顧客との関係性は存在するが、切り替えコストは高くない。
特定のネットワーク効果が働く事業モデルではない。サプライヤーや流通網との関係性は重要だが、ネットワーク外部性はない。
規模の経済によるコスト優位性は一部存在するが、原材料価格の変動や国際的な競争環境により、絶対的なコスト優位性を確立するのは難しい。
水産・食品大手として、調達、生産、販売において規模の経済が働く。国内外に広がる事業基盤と、多様な製品ポートフォリオが強み。
競合との比較優位
ニッスイと同様に水産・食品大手であり、競合関係にある。ブランド力や製品ラインナップも類似しているが、ニッスイの方が冷凍食品や健康関連商品に強みを持つ傾向がある。規模の経済においては同等かやや劣る可能性がある。
水産物中心の事業展開でニッスイと競合する。ニッスイと比較すると、加工食品や健康分野での展開は限定的であり、規模の経済やブランド力では劣る可能性がある。ただし、特定の水産物分野では強みを持つ。
強気シナリオ
健康志向の高まりを受け、高付加価値な水産物・加工品の需要が拡大する。
海外事業の成長が加速し、収益の多角化が進む。
DX推進やサプライチェーン効率化により、コスト競争力と収益性が向上する。
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格(魚介類、飼料など)の高騰が続き、収益を圧迫する。
気候変動や漁獲規制により、安定的な水産資源の確保が困難になる。
為替変動や地政学リスクが海外事業の収益性を低下させる。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
競合他社がより効率的なサプライチェーンを構築したり、革新的な製品開発に成功したりすることで、ニッスイの規模の経済が相対的に陳腐化する。また、健康や安全に関する不祥事が発生した場合、ブランドイメージが大きく損なわれ、顧客離れを引き起こす可能性がある。
5年後のモート予測
健康志向と海外需要の取り込みにより、売上・利益ともに堅調に成長。特に高付加価値製品や海外事業が牽引し、ROEも10%超えを維持する。
既存事業の安定性を維持しつつ、コスト効率化や一部新製品投入により、緩やかな売上・利益成長が見込まれる。ROEは9-10%程度で推移する見込み。
原材料価格高騰や資源確保難、為替悪化により、売上は横ばいか微減、利益率は低下。ROEは8%を下回る可能性があり、株価への下押し圧力となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,092億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 41.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 18.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.64倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準