吉野家ホールディングス(9861)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,886 | 19 | 12 | 36 | 2.2 | 19.4 | — | 49.4 |
| FY2017 | 1,985 | 40 | 15 | 10 | 2.6 | 23.1 | 20.0 | 49.5 |
| FY2018 | 2,024 | 1 | -60 | -62 | -12.0 | -92.9 | 20.0 | 43.9 |
| FY2019 | 2,162 | 39 | 7 | 56 | 1.5 | 11.0 | 20.0 | 37.9 |
| FY2020 | 1,703 | -53 | -75 | -24 | -18.7 | -116.1 | 20.0 | 30.0 |
| FY2021 | 1,536 | 24 | 81 | 231 | 16.7 | 125.5 | 0.0 | 42.9 |
| FY2022 | 1,681 | 34 | 72 | 32 | 13.0 | 111.9 | 10.0 | 50.9 |
| FY2023 | 1,875 | 80 | 56 | 118 | 9.2 | 86.6 | 10.0 | 53.4 |
| FY2024 | 2,050 | 73 | 38 | -11 | 5.9 | 58.8 | 18.0 | 53.9 |
| FY2025 | 2,257 | 81 | 47 | 46 | 6.8 | 72.1 | 20.0 | 54.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
「吉野家」ブランドは長年の歴史を持ち、一定の知名度と顧客ロイヤルティを持つ。しかし、競合他社も強力なブランド力を有しており、特許や独自IPによる明確な優位性は限定的。
牛丼チェーンという業態の性質上、顧客のスイッチングコストは低い。価格やキャンペーン、立地など、その時の利便性で選択される傾向が強い。
ネットワーク効果はほとんど見られない。顧客が増えることでサービスの質が低下する可能性はあるが、価値が増大する構造ではない。
セントラルキッチン導入や仕入れの効率化を進めているが、人件費や原材料費の高騰の影響を受けやすく、構造的なコスト優位を確立するには至っていない。競合との価格競争力は限定的。
国内に約1,200店舗を展開し、一定の規模の経済を享受している。仕入れや物流における交渉力は一定程度あるが、業界全体で見ると寡占度はそれほど高くない。
競合との比較優位
強気シナリオ
「吉野家」ブランドの再強化とメニュー開発力による既存店売上高の回復
海外事業の拡大と収益貢献の加速
デリバリーやテイクアウト需要への効果的な対応と収益化
弱気シナリオ(モート侵食)
国内市場における競争激化と既存店売上高の低迷
原材料費・人件費の高騰による収益性の悪化
消費者の外食離れや健康志向の高まりへの対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
吉野家ホールディングスが長期的な競争優位を失うシナリオは、まず「吉野家」ブランドの価値が大きく毀損されることである。これは、食の安全に関する重大な問題の発生、あるいは競合他社がより革新的で魅力的な商品やサービスを継続的に提供し、消費者の嗜好を完全に奪われる場合に起こりうる。また、店舗網の維持・拡大に必要な投資を継続できなくなり、規模の経済が失われることも考えられる。特に、人件費や原材料費の高騰に価格転嫁できず、利益を圧迫し続ける状況が続けば、競争力の源泉である店舗網の維持すら困難になる可能性がある。さらに、デジタル化への対応が遅れ、顧客体験の向上や効率化で後れを取ることも、競争優位を揺るがす要因となりうる。
5年後のモート予測
既存店売上高の回復と海外事業の成長により、売上高・利益ともに堅調に成長。ブランド価値も再評価され、株価は上昇基調を維持する。
国内市場は横ばいだが、海外事業の緩やかな成長とコスト削減努力により、利益は微増。株価はレンジ相場を形成する。
競争激化とコスト増により、国内事業が苦戦。海外事業も期待通りの成長を見せず、減益基調が続く。株価は下落圧力を受ける。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,046億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 54.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -13.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 43.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.01倍 |
合格数:1/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-03 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-10 臨時報告書
- 2026-07-08 臨時報告書
- 2026-05-27 臨時報告書