9861

吉野家ホールディングス(9861)に経済的な堀はあるか

小売業 小売

株価

現在株価
3,876
2026-09-01
時価総額
2,046 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 1,886 19 12 36 2.2 19.4 49.4
FY2017 1,985 40 15 10 2.6 23.1 20.0 49.5
FY2018 2,024 1 -60 -62 -12.0 -92.9 20.0 43.9
FY2019 2,162 39 7 56 1.5 11.0 20.0 37.9
FY2020 1,703 -53 -75 -24 -18.7 -116.1 20.0 30.0
FY2021 1,536 24 81 231 16.7 125.5 0.0 42.9
FY2022 1,681 34 72 32 13.0 111.9 10.0 50.9
FY2023 1,875 80 56 118 9.2 86.6 10.0 53.4
FY2024 2,050 73 38 -11 5.9 58.8 18.0 53.9
FY2025 2,257 81 47 46 6.8 72.1 20.0 54.5

バフェット流モート診断

無形資産
●●○○○
2/5
スイッチング
●○○○○
1/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産2/5

「吉野家」ブランドは長年の歴史を持ち、一定の知名度と顧客ロイヤルティを持つ。しかし、競合他社も強力なブランド力を有しており、特許や独自IPによる明確な優位性は限定的。

スイッチングコスト1/5

牛丼チェーンという業態の性質上、顧客のスイッチングコストは低い。価格やキャンペーン、立地など、その時の利便性で選択される傾向が強い。

ネットワーク効果0/5

ネットワーク効果はほとんど見られない。顧客が増えることでサービスの質が低下する可能性はあるが、価値が増大する構造ではない。

コスト優位2/5

セントラルキッチン導入や仕入れの効率化を進めているが、人件費や原材料費の高騰の影響を受けやすく、構造的なコスト優位を確立するには至っていない。競合との価格競争力は限定的。

規模の経済3/5

国内に約1,200店舗を展開し、一定の規模の経済を享受している。仕入れや物流における交渉力は一定程度あるが、業界全体で見ると寡占度はそれほど高くない。

競合との比較優位

強気シナリオ

「吉野家」ブランドの再強化とメニュー開発力による既存店売上高の回復

海外事業の拡大と収益貢献の加速

デリバリーやテイクアウト需要への効果的な対応と収益化

弱気シナリオ(モート侵食)

国内市場における競争激化と既存店売上高の低迷

原材料費・人件費の高騰による収益性の悪化

消費者の外食離れや健康志向の高まりへの対応遅れ

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

吉野家ホールディングスが長期的な競争優位を失うシナリオは、まず「吉野家」ブランドの価値が大きく毀損されることである。これは、食の安全に関する重大な問題の発生、あるいは競合他社がより革新的で魅力的な商品やサービスを継続的に提供し、消費者の嗜好を完全に奪われる場合に起こりうる。また、店舗網の維持・拡大に必要な投資を継続できなくなり、規模の経済が失われることも考えられる。特に、人件費や原材料費の高騰に価格転嫁できず、利益を圧迫し続ける状況が続けば、競争力の源泉である店舗網の維持すら困難になる可能性がある。さらに、デジタル化への対応が遅れ、顧客体験の向上や効率化で後れを取ることも、競争優位を揺るがす要因となりうる。

5年後のモート予測

強気

既存店売上高の回復と海外事業の成長により、売上高・利益ともに堅調に成長。ブランド価値も再評価され、株価は上昇基調を維持する。

中立

国内市場は横ばいだが、海外事業の緩やかな成長とコスト削減努力により、利益は微増。株価はレンジ相場を形成する。

弱気

競争激化とコスト増により、国内事業が苦戦。海外事業も期待通りの成長を見せず、減益基調が続く。株価は下落圧力を受ける。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 2,046億
2. 健全な財務 自己資本比率 54.5%
3. 利益の安定性 8年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -13.6%
6. 適度なPER PER 43.9倍
7. 適度なPBR PBR 3.01倍

合格数:1/7 部分的合格

直近の適時開示

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