イズミ(8273)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 7,021 | 357 | 170 | 132 | 9.9 | 237.5 | — | 33.7 |
| FY2017 | 7,299 | 385 | 269 | 135 | 13.8 | 375.8 | 66.0 | 38.1 |
| FY2018 | 7,321 | 353 | 235 | 145 | 11.1 | 327.8 | 75.0 | 41.2 |
| FY2019 | 7,443 | 319 | 200 | 410 | 8.8 | 278.5 | 80.0 | 43.7 |
| FY2020 | 6,798 | 358 | 231 | 417 | 9.4 | 321.7 | 80.0 | 47.5 |
| FY2021 | 6,768 | 347 | 232 | 43 | 8.8 | 324.5 | 83.0 | 53.0 |
| FY2022 | 4,601 | 336 | 232 | 283 | 8.3 | 324.4 | 86.0 | 55.4 |
| FY2023 | 4,712 | 314 | 205 | 68 | 7.0 | 286.5 | 87.0 | 57.3 |
| FY2024 | 5,241 | 254 | 119 | -514 | 4.0 | 166.6 | 89.0 | 50.1 |
| FY2025 | 5,693 | 272 | 168 | 449 | 5.5 | 79.4 | 90.0 | 49.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
イズミは「ゆめタウン」「ゆめマート」などの地域密着型スーパーマーケットを展開。長年の地域での信頼や愛着は無形資産となり得るが、明確なブランド力や特許、独占的IPは限定的。特定の地域以外での認知度は高くない。
地域住民にとっては、日常的な食料品や生活必需品の購入場所として、長年利用してきた店舗への愛着や利便性から、他社への乗り換えには一定の心理的・物理的コストが伴う。しかし、競合他社も同様の利便性を提供しており、乗り換え障壁は高くない。
イズミの事業モデルには、ユーザーが増えることでサービス価値が増大するようなネットワーク効果は基本的に見られない。ポイントカードやアプリはあるが、それが直接的なサービス価値向上に繋がる構造ではない。
イズミは中国地方を中心にドミナント戦略を展開し、一定の規模の経済を活かした仕入れや物流の効率化を図っている可能性がある。しかし、スーパーマーケット業界全体が競争激化しており、構造的なコスト優位性を確立しているとは言い難い。
中国地方においては、イズミは主要な小売業者の一つであり、一定の市場シェアを確保している。これにより、仕入れ交渉力や物流網の効率化といった規模の経済を享受できる。しかし、全国規模で見ると、イオンやセブン&アイなどの巨大小売業と比較すると規模は小さい。
競合との比較優位
強気シナリオ
中国地方における既存店の収益性改善と新規出店によるシェア拡大。
PB商品開発やプライベートブランド強化による粗利率の向上。
デジタル戦略(アプリ、オンライン販売)の推進による顧客接点の強化と利便性向上。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社(特に全国展開企業)の攻勢による価格競争の激化とシェア低下。
消費者の嗜好変化への対応遅れや、新規出店戦略の失敗。
人件費や原材料費の高騰が収益を圧迫し、価格転嫁が困難になる状況。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
イズミの投資が失敗するには、中国地方における同社の地域優位性が、より強力な競合(例えば、全国規模のスーパーマーケットチェーンや、ディスカウントストア、さらにはオンライン専業の食料品販売業者)の参入や攻勢によって、予想以上に早く侵食される必要がある。具体的には、競合がより低価格で、あるいはより便利な配送網を提供し、イズミの顧客基盤が急速に失われるシナリオが考えられる。また、イズミが長年培ってきた地域密着型のビジネスモデルが、消費者のライフスタイルの変化(例:都市部への人口流出、オンラインショッピングへのシフト)に対応できず、陳腐化してしまうことも、同社の競争優位性を損なう要因となり得る。さらに、イズミの経営陣が、変化する市場環境に対して、迅速かつ効果的な戦略転換を行えず、旧態依然とした経営を続けた場合、競争力の低下は避けられないだろう。
5年後のモート予測
中国地方での強固な基盤を活かし、既存店効率化とPB強化で増収増益。デジタル化推進で新たな顧客層を獲得し、安定成長を続ける。
既存店は堅調だが、競争激化により成長は緩やか。新規出店やM&Aは限定的で、現状維持に近い成長となる見込み。
競合の攻勢や消費者のライフスタイル変化に対応できず、売上・利益ともに減少。中国地方でのシェアも徐々に低下していく。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,078億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 49.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -37.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.70倍 |
合格数:4/7 部分的合格