クリエイトSDホールディングス(3148)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,319 | 140 | 93 | 76 | 17.3 | 146.7 | — | 53.9 |
| FY2017 | 2,473 | 144 | 101 | 21 | 16.4 | 160.1 | 31.0 | 56.0 |
| FY2018 | 2,682 | 139 | 95 | 67 | 13.8 | 150.9 | 34.0 | 57.1 |
| FY2019 | 2,863 | 142 | 97 | 28 | 12.6 | 153.8 | 36.0 | 57.7 |
| FY2020 | 3,196 | 178 | 123 | 123 | 14.1 | 193.9 | 40.0 | 56.6 |
| FY2021 | 3,385 | 186 | 124 | 11 | 12.8 | 195.8 | 44.0 | 59.0 |
| FY2022 | 3,507 | 182 | 126 | 53 | 11.9 | 199.2 | 46.0 | 60.1 |
| FY2023 | 3,810 | 189 | 129 | -15 | 11.1 | 204.5 | 52.0 | 59.7 |
| FY2024 | 4,223 | 202 | 137 | 8 | 10.5 | 215.6 | 64.0 | 60.2 |
| FY2025 | 4,571 | 226 | 157 | 29 | 11.0 | 242.8 | 78.0 | 60.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
地域に根差した店舗展開による認知度向上は一定のブランド価値を生む可能性があるが、特許や独占的IPは確認されない。PB商品の開発はブランド強化に寄与するが、競合他社も同様の取り組みを行っている。
ドラッグストアとしての利用頻度は高いが、顧客が他社に乗り換える際の直接的な金銭的・時間的損失は限定的。ポイントプログラムやアプリ連携は囲い込みに寄与するものの、スイッチング・コストは低い。
ネットワーク効果は事業モデル上、ほとんど見られない。顧客が増加しても、個々の顧客体験や店舗価値が直接的に向上する仕組みはない。
ドラッグストア業界全体で価格競争は激しいが、クリエイトSDは地域密着型の店舗展開や、一部商品における効率的な仕入れ・物流により、一定のコスト競争力を維持している可能性がある。ただし、圧倒的なコスト優位とは言えない。
関東地方を中心に約250店舗を展開しており、地域内での一定の店舗網と規模の経済を活かした仕入れ・物流効率は競争優位となりうる。しかし、全国規模の競合と比較すると、規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
関東圏における店舗網のさらなる拡充と、地域特性に合わせた商品・サービス提供の強化。
プライベートブランド(PB)商品の開発・拡充による収益性向上と顧客ロイヤルティの向上。
M&Aや新規出店による持続的な成長と、地域内でのシェア拡大。
弱気シナリオ(モート侵食)
大手ドラッグストアチェーンとの激しい価格競争や、異業種からの参入による競争激化。
消費者の購買行動の変化(オンラインシフトなど)への対応遅れや、デジタル戦略の遅延。
人件費や原材料費の高騰が、収益性を圧迫するリスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
クリエイトSDホールディングスの投資が失敗するには、まず、同社が長年培ってきた関東地方における地域密着型の店舗網という規模の経済が、競合他社のより大規模な店舗網や、オンライン販売チャネルの急速な拡大によって陳腐化することが考えられる。具体的には、競合がより効率的なサプライチェーンを構築し、低価格を実現したり、利便性の高いオンラインプラットフォームを提供したりすることで、顧客がクリエイトSDの店舗に足を運ぶインセンティブが失われるシナリオである。また、同社の強みであるPB商品が、競合のより魅力的なPB商品や、大手メーカーのブランド力によって埋没し、収益の柱としての役割を果たせなくなることも、失敗要因となりうる。さらに、地域社会との関係性を活かしたビジネスモデルが、全国展開する競合のブランド力や、より高度なデジタルマーケティング戦略の前には通用しなくなる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
関東圏での店舗網拡大とPB強化により、売上・利益ともに堅調に成長。地域一番店としての地位を確立し、安定的な収益基盤を維持する。
緩やかな店舗拡大と既存店売上の維持に努める。競争環境の激化により、利益成長は限定的となる可能性。
大手競合の攻勢やオンラインシフトの加速により、既存店売上が減少し、収益性が悪化。店舗網の維持も困難になるリスク。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,093億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 60.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 6.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.47倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準