三協フロンテア(9639)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 318 | 42 | 26 | 15 | 10.3 | 115.5 | — | 46.9 |
| FY2016 | 372 | 52 | 31 | 51 | 11.4 | 138.9 | — | 48.8 |
| FY2017 | 391 | 53 | 34 | 35 | 11.3 | 302.5 | 40.0 | 51.4 |
| FY2018 | 419 | 61 | 38 | 22 | 11.9 | 345.4 | — | 53.6 |
| FY2019 | 458 | 73 | 47 | 9 | 13.0 | 419.2 | 100.0 | 56.4 |
| FY2020 | 482 | 79 | 51 | 45 | 12.9 | 460.9 | 120.0 | 61.5 |
| FY2021 | 533 | 98 | 64 | 69 | 16.4 | 571.8 | 130.0 | 59.9 |
| FY2022 | 500 | 66 | 43 | 7 | 10.5 | 390.3 | 160.0 | 67.6 |
| FY2023 | 524 | 81 | 53 | 37 | 11.8 | 475.8 | 155.0 | 65.4 |
| FY2024 | 561 | 80 | 55 | 22 | 11.3 | 247.6 | 160.0 | 74.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。公開情報からは、明確な無形資産の優位性を示す情報は確認できません。
賃貸借契約における敷金・保証金等の預かり資産の管理・運用事業は、顧客(オーナー)との長期的な関係構築が重要であり、一度契約が成立すると、他の管理会社への乗り換えには手続きや手数料が発生する可能性があります。これが一定のスイッチング・コストを生み出しています。
同社の事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は確認されません。プラットフォーム型ビジネスではなく、個別の不動産管理契約に基づいています。
不動産管理業は一般的に労働集約的な側面があり、大規模な設備投資によるコスト優位性は限定的です。ただし、長年の事業運営で培われたノウハウや効率的なオペレーションにより、一定の効率性は存在する可能性がありますが、構造的なコスト優位性は低いと考えられます。
不動産管理業界は多数のプレイヤーが存在する競争環境ですが、同社は一定の規模を持つ企業です。しかし、業界全体を俯瞰した場合、圧倒的なシェアを持つ寡占状態とは言えず、効率規模による明確な優位性はまだ弱いと考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
賃貸管理事業における顧客基盤の拡大と、預かり資産運用益の安定的な増加。
管理物件数の増加に伴うスケールメリットの享受。
新たな不動産関連サービスの開発・提供による収益源の多様化。
弱気シナリオ(モート侵食)
不動産市況の悪化による空室率の上昇と賃料収入の減少。
競合他社による低価格・高サービスでの顧客獲得競争の激化。
金利上昇による預かり資産運用益の低下リスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
三協フロンテアへの投資が失敗するには、まず同社の主要な収益源である賃貸管理事業の基盤が崩壊する必要がある。具体的には、オーナーが管理会社を変更する際のスイッチング・コストが想定以上に低く、競合他社がより魅力的な条件(低手数料、高利回り保証など)を提示することで、大量の顧客が流出するシナリオが考えられる。また、同社が長年培ってきた不動産管理ノウハウや運用ノウハウが陳腐化し、新たな市場ニーズに対応できなくなることもリスクである。さらに、不動産市場全体の低迷や、金利の急激な上昇といったマクロ経済環境の悪化が、預かり資産の運用収益を圧迫し、事業継続そのものを困難にする可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
賃貸管理戸数の着実な増加と、預かり資産の運用効率向上により、安定的な収益成長が期待される。新規事業の成功次第では、さらなる成長も見込める。
緩やかな管理戸数増加と、安定した運用収益を前提とした成長。不動産市況や金利動向に左右される。
不動産市況の悪化や金利上昇、競争激化により、管理戸数・運用収益ともに伸び悩み、収益性が低下するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 484億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 74.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -24.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.99倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書