アインホールディングス(9627)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,348 | 146 | 79 | 5 | 14.9 | 249.7 | — | 38.1 |
| FY2017 | 2,481 | 146 | 79 | 72 | 13.2 | 250.7 | 50.0 | 38.4 |
| FY2018 | 2,684 | 196 | 106 | 164 | 10.9 | 310.1 | 50.0 | 52.7 |
| FY2019 | 2,756 | 161 | 90 | -52 | 8.7 | 254.9 | 55.0 | 54.9 |
| FY2020 | 2,926 | 161 | 92 | 63 | 8.3 | 259.1 | 55.0 | 57.3 |
| FY2021 | 2,973 | 109 | 67 | 54 | 5.8 | 189.0 | 55.0 | 56.8 |
| FY2022 | 3,162 | 151 | 71 | 122 | 6.0 | 201.5 | 55.0 | 56.0 |
| FY2023 | 3,587 | 160 | 92 | -20 | 7.3 | 262.9 | 60.0 | 54.6 |
| FY2024 | 3,998 | 204 | 114 | 73 | 8.4 | 324.6 | 80.0 | 54.3 |
| FY2025 | 4,568 | 169 | 93 | -428 | 6.5 | 264.3 | 80.0 | 45.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
アインホールディングスは「アイン薬局」ブランドを有し、地域での認知度が高い。また、自社開発のPB商品(化粧品、健康食品等)も展開しており、一定のブランドロイヤリティを築いている。しかし、強力な特許や独占的IPは限定的。
薬局・ドラッグストアにおいては、利便性や品揃え、価格が重視される傾向にある。顧客が他社に乗り換える際の直接的な金銭的損失は小さいが、長年の利用による習慣や、かかりつけ薬局としての信頼関係は一定のスイッチングコストとなり得る。
同社の事業モデルにおいて、ユーザー数の増加が直接的にサービス価値を高めるネットワーク効果は確認されない。
医薬品や化粧品等の仕入れにおいて、一定の規模による交渉力はあると考えられるが、業界全体として価格競争が激しく、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。PB商品の開発・製造における効率化は進めている。
北海道を中心に全国で多数の店舗を展開しており、一定の規模を持つ。特に地域によっては寡占的なシェアを確保している可能性がある。しかし、全国的なドラッグストア業界においては、より大規模な競合も存在するため、絶対的な効率規模とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
「アイン薬局」ブランドの更なる強化とPB商品の拡充による収益性向上
M&Aや新規出店による店舗網の拡大と地域シェアの向上
調剤薬局事業と物販事業のシナジー効果の最大化
弱気シナリオ(モート侵食)
ドラッグストア業界における価格競争の激化と収益性の低下
調剤報酬の改定や薬局規制の強化による事業環境の変化
大手競合他社による積極的な店舗展開やM&Aへの対抗遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、アインホールディングスが持つブランド力や地域での顧客基盤が、競合他社の低価格戦略や利便性の高い店舗展開によって急速に侵食される必要がある。具体的には、大手ドラッグストアチェーンがアインの主要出店エリアに集中的に攻勢をかけ、価格や品揃えで圧倒的な優位性を示し、顧客が容易に乗り換えてしまう状況が考えられる。また、PB商品の開発・販売が軌道に乗らず、収益の柱とならないまま、既存事業の成長も鈍化し、調剤薬局事業も規制強化の影響を大きく受けることで、競争優位性が失われるシナリオも考えられる。さらに、M&A戦略が失敗し、規模の経済を活かせないまま、財務体質が悪化していくことも、この投資の失敗要因となり得る。
5年後のモート予測
PB商品強化と店舗網拡大により、売上・利益ともに堅調に成長。特に地域密着型戦略が奏功し、既存店売上高も安定的に推移する。
緩やかな店舗拡大とPB商品売上の増加が見込まれるが、業界全体の競争激化により、利益成長は限定的となる可能性。調剤事業の安定性は維持。
価格競争の激化、PB商品の不振、規制強化の影響により、売上・利益ともに伸び悩む。競合他社へのシェア流出が顕著になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,960億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 45.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 9.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 21.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.38倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書