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トーシンホールディングス(9444)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

情報・通信業 情報通信・サービスその他

事業の概要

トーシンホールディングスは、主に3つの事業を展開しています。主力は「移動体通信関連事業」で、携帯電話の販売代理店として、ソフトバンクやKDDIの携帯電話や関連サービスを顧客に提供し、手数料を得ています。次に「不動産事業」として、賃貸ビルやマンションの運営、不動産販売を行っています。さらに「リゾート事業」では、ゴルフ場の運営管理を手掛けています。飲料水の販売や太陽光発電なども行っていますが、携帯電話関連事業が収益の柱と考えられます。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

トーシンホールディングスの事業セグメントは大きく3つです。「移動体通信関連事業」は、携帯電話や関連サービスの販売代理店業務が中心で、主に国内で展開しています。次に「不動産事業」は、賃貸ビル・マンションの運営や不動産販売を行っています。そして「リゾート事業」は、ゴルフ場の運営管理が主な内容です。売上高を見ると、移動体通信関連事業が150.7億円と最も大きく、全体の収益を牽引する主力事業であることがわかります。不動産事業が9.2億円、リゾート事業が14.7億円と続き、移動体通信関連事業への依存度が高い構成となっています。

2025-04 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
MobileCommunicationsAssociatedBusiness 地域 151
RealEstateEnterprise 事業 9
ResortEnterprise 事業 15
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|744 文字
3【事業の内容】 当社グループは、移動体通信機器の販売を主たる業務とする移動体通信関連事業、賃貸ビル・賃貸マンションの不動産賃貸を主たる業務とする不動産事業、ゴルフ場の運営を主たる業務とするリゾート事業を展開しております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 移動体通信関連事業連結子会社の株式会社トーシンモバイルにおいて、主に次の事業を展開しております。①各キャリア(各通信事業者)から仕入れた移動体通信機器等を当社直営店で新規・既存顧客へ直接販売する事業。②各キャリアが提供する携帯電話サービス契約への加入取次をはじめ、各種サービス変更手続きの業務受託。③販売代理店への移動体通信機器の卸売及び携帯電話サービス契約への加入取次、各種サービス変更手続きの業務委託。④法人・事務所向営業及びサービス事業。 (2) 不動産事業 当社及び連結子会社のトーシンコーポレーション株式会社において、主に次の事業を展開しております。 ①貸しビル・賃貸マンションの不動産賃貸事業。 ②不動産販売事業。 (3) リゾート事業 連結子会社のトーシンリゾート株式会社、株式会社伊良湖シーサイドゴルフ倶楽部において、主に次の事業を 展開しております。 ①ゴルフ場の運営管理。 ②運営受託を対象とするゴルフ場の新規開拓。 ③ゴルフ練習場の運営管理。 (4) その他 飲料水の販売、太陽光発電事業、ゴルフレッスン施設の運営等を行っております。 [事業系統図]以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
通信事業者の事業方針変更により取引条件が大幅に変更される可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
移動体通信関連事業は電気通信事業法等の法令順守や総務省関連の自主規制ガイドライン遵守が必要。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:特定取引先(ソフトバンク、KDDI)への依存 / 通信事業者からの受取手数料の変動リスク / 代理店契約解除のリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 0 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は不可能。

スイッチングコスト☆☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

顧客がサービスを乗り換える際のコストに関する情報がなく、スイッチング・コストの有無や強さを評価できない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ネットワーク効果に関する具体的なデータやサービス内容の情報がないため、ユーザー数の増加が価値向上に繋がるかを判断できない。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

生産・提供コストに関する情報がなく、競合他社と比較して構造的なコスト優位性があるかを評価できない。

規模の経済☆☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

事業規模や市場シェアに関する情報が不足しており、業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているかを判断できない。

トーシンホールディングスの事業優位性については、有価証券報告書からは明確な競争優位性や参入障壁を示す記述は読み取れませんでした。移動体通信関連事業においては、ソフトバンクとKDDIという大手通信キャリアとの代理店契約に基づき事業を展開しており、これらのキャリアとの関係性が事業基盤となっています。不動産事業やリゾート事業についても、特定のブランド力や技術的な優位性、圧倒的な規模によるコスト優位性などを示す記述は見当たらず、一般的な事業運営を行っていると考えられます。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

事業リスク

トーシンホールディングスは、特定の通信キャリア(ソフトバンク、KDDI)への依存度が高く、これらのキャリアの経営施策や取引条件の変更が業績に大きな影響を与える可能性があります。また、代理店契約が1年ごとの自動更新であり、実績不振による契約解除のリスクも存在します。個人情報の流出や固定資産の減損もリスクとして挙げられ、不動産事業やリゾート事業も景気変動や金利変動、気候変動の影響を受けやすいです。過去の不適切会計処理により、課徴金や訴訟のリスク、さらには資金繰りの悪化による継続企業の前提に関する重要な疑義も抱えています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,470 文字
3【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況、株価等に影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスク事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 特定取引先への依存について 当社グループのおかれた経営環境は、移動体通信機器市場の成熟・競争激化により一段と厳しさを増しており、主要な事業である移動体通信関連事業の手数料収入等が、ソフトバンク株式会社及びKDDI株式会社の2社に依存しております。そのため、各通信事業者の経営施策によっては、予定した収益をあげられない可能性があります。 ② 通信事業者からの受取手数料について 当社グループは、通信事業者が提供する移動体通信サービスへの加入契約の取次等を行うことにより、当該サービスを提供する事業者から契約取次の対価として手数料を収受しております。手数料収入の金額、支払対象期間、支払対象サービス、通話料金に対する割合等は、各通信事業者との契約内容及び条件等に基づいております。 今後、通信事業者の事業方針の変更等により、大幅な取引条件の変更が生じた場合には当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 出店計画について ソフトバンクショップ、auショップ、ワイモバイルショップ及びUQモバイルショップの出店は、ソフトバンク株式会社及びKDDI株式会社の戦略に基づいて決定しております。出店の開設場所、規模、運営形態については、協議の上決定されることとなり、各通信事業者の戦略及び方針によっては、当社グループの業績に影響を受ける可能性があります。 ④ 代理店契約について 当社グループは、ソフトバンク株式会社及びKDDI株式会社と代理店契約を締結しております。この代理店契約は、1年毎の自動更新であり、受託業務の実績が一定期間を通じて著しく不振である等の理由により中途解約も可能であることから、契約を解除されるリスクがあります。 ⑤ 携帯番号継続利用制度について 2006年10月24日から実施された携帯番号継続利用制度(MNP=モバイル・ナンバー・ポータビリティ)により、各通信事業者間の乗り換えが比較的容易となりましたが、当社はソフトバンク株式会社及びKDDI株式会社の2社が主力であるため、他の通信事業者への転出が高まった際は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 個人情報保護について 当社グループは、移動体通信関連事業、不動産事業、リゾート事業の各事業活動で個人情報を取り扱っております。不測の事態等により個人情報が流出等した場合、当社グループの信頼性の失墜や損害賠償請求等により業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 固定資産の減損について 当社グループは、有形固定資産や無形固定資産等の固定資産を保有しております。これらの資産については減損会計を適用し、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローによって資産の帳簿価額を回収できるかどうかを検証しており、減損処理が必要な資産については適切に処理を行っております。しかし、将来の環境変化により将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合には、減損処理により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 不動産事業について 以下に揚げる事由により、予定した収益をあげられない可能性があります。・景気について、当社想定外の経済情勢の変動。・金利について、当社想定外の急激な金利上昇。・季節について、物件引渡し時期の集中による四半期毎収益ボリュームの偏り。・不動産法制等について、「金融商品取引法」「建築基準法」「都市計画法」等の大幅な変更。 ⑨ リゾート事業について 以下に揚げる事由により、予定した収益をあげられない可能性があります。・景気について、当社想定外の経済情勢の変動。・金利について、当社想定外の急激な金利上昇。 ・季節について、当社想定外の気候の変化。 ⑩ 移動体通信関連事業の法的規制について 移動体通信関連事業においては、電気通信事業法等の法令順守だけでなく、監督官庁である総務省関連の自主規制ガイドライン等遵守すべき事項が多岐にわたります。これらに抵触した場合には、当社グループに対する信頼性の失墜、損害賠償請求等により、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 過年度決算訂正への影響について 当社グループは、過去の不適切な会計処理・開示について、第三者委員会による調査、外部監査人による訂正監査を受け、過年度における有価証券報告書等の訂正報告書を提出いたしました。これにより、今後、当社グループは開示規制違反に係る課徴金の納付命令や㈱東京証券取引所から上場契約違約金の請求等の措置を受けるなど法令・規則等に従った対応を図る必要が生じる可能性があります。また、不適切会計に関連し、株主等から訴訟を受ける可能性があります。 ⑫ 継続企業の前提に関する重要事象等について 当社グループでは、借入契約のコベナンツに抵触することとなった上、不適切会計に関連した監査費用及び調査費用などの訂正関連費用や税務調査での追徴税額等の支払により、当連結会計年度末日後の、当社グループの資金繰りが悪化し、借入金の返済の継続が困難となったため、返済期限の延長を取引金融機関にお願いする事態が生じております。このような状況により、当社グループは、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。 当社グループは、このような事象又は状況を解消するために、取引金融機関の金融支援を継続して頂けるよう今回の不適切会計問題を踏まえた内部管理体制の改善を早急に実施してまいります。また、保有資産の売却により借入金の返済資金等を確保してまいります。

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