AZ−COM丸和ホールディングス(9090)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 604 | 39 | 26 | 18 | 16.3 | 161.0 | — | 46.9 |
| FY2016 | 672 | 44 | 31 | 31 | 17.2 | 192.3 | — | 48.9 |
| FY2017 | 744 | 45 | 30 | -17 | 14.8 | 95.2 | 63.5 | 52.1 |
| FY2018 | 856 | 58 | 39 | 40 | 16.9 | 121.8 | 63.5 | 50.6 |
| FY2019 | 983 | 72 | 48 | 36 | 18.3 | 75.2 | 36.4 | 54.4 |
| FY2020 | 1,121 | 80 | 55 | 34 | 21.5 | 43.6 | 43.8 | 35.1 |
| FY2021 | 1,330 | 86 | 61 | 8 | 20.6 | 48.7 | 37.9 | 33.7 |
| FY2022 | 1,778 | 114 | 78 | -26 | 20.4 | 61.9 | 19.0 | 32.1 |
| FY2023 | 1,986 | 138 | 91 | 49 | 15.9 | 70.9 | 23.5 | 41.0 |
| FY2024 | 2,084 | 110 | 73 | -17 | 12.1 | 54.1 | 30.0 | 41.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:12/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
特許やブランド力、規制ライセンス等、明確な無形資産による競争優位性は見られない。事業内容は一般的な物流サービスであり、差別化要因となる独自IPは確認できない。
長年の取引実績や、特定の顧客ニーズに合わせたカスタマイズされた物流ソリューション提供により、顧客の乗り換えには一定のコスト(再設定、学習コスト等)が発生する可能性がある。特に、共同配送網の構築など、システム連携が進んでいる場合はスイッチングコストが高まる。
物流プラットフォームとしてのネットワーク効果は限定的。ユーザーが増えることでサービス価値が向上するような、典型的なネットワーク効果を持つビジネスモデルではない。
「共配」を核とした効率的な物流網の構築により、業界平均を上回るコスト競争力を有している。特に、共同配送による積載効率の向上や、配送ルートの最適化は、他社に対するコスト優位性の源泉となっている。2023年3月期連結売上高は2,437億円。
国内有数の総合物流企業として、広範なネットワークと大規模なオペレーションを展開。特に、共同配送網のスケールメリットは大きく、業界内でも少数寡占的な地位を築いている。規模の経済を活かした効率的なサービス提供が可能。
競合との比較優位
強気シナリオ
共同配送網のさらなる拡大と効率化によるコスト優位性の強化。
EC市場の成長に伴う物流需要の増加を取り込み、売上・利益の拡大。
M&Aによる事業領域の拡大や、新たな物流技術の導入による競争力向上。
弱気シナリオ(モート侵食)
燃料費や人件費の高騰がコスト優位性を圧迫するリスク。
競合他社による価格競争の激化や、新たな物流技術の登場による陳腐化。
景気後退による物流需要の低迷や、顧客企業の物流コスト削減圧力の高まり。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
AZ-COM丸和ホールディングスへの投資が失敗するには、同社が長年培ってきた共同配送によるコスト優位性が、予想以上に早く失われる必要がある。例えば、燃料費や人件費の高騰が、共同配送の効率性を凌駕するほど深刻化し、同社の価格競争力が著しく低下するシナリオだ。また、競合他社が、同社とは異なる革新的な物流テクノロジー(例:自動運転トラック、ドローン配送)を早期に実用化し、物流コストを劇的に削減することで、AZ-COM丸和の既存の強みを無効化してしまう可能性も考えられる。さらに、景気後退が長期化し、物流需要そのものが構造的に縮小することで、規模の経済も意味をなさなくなる事態も、同社の競争優位性を揺るがす要因となり得る。
5年後のモート予測
共同配送網のさらなる拡大と効率化、EC需要の取り込みにより、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。コスト優位性を維持し、市場シェアを拡大する。
緩やかな経済成長と物流需要の増加に連動し、安定的な成長を維持する。コスト構造の最適化を進め、収益性を確保する。
燃料費・人件費の高騰や競合激化により、コスト優位性が低下。物流需要の低迷も重なり、売上・利益ともに伸び悩む。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,141億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 40.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -3.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.83倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書