グローム・ホールディングス(8938)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 69 | 2 | 12 | -13 | 23.0 | 507.8 | — | 19.7 |
| FY2016 | 69 | 6 | -3 | -45 | -5.8 | -51.2 | — | 17.8 |
| FY2017 | 138 | 15 | 3 | 16 | 5.0 | 47.4 | 5.0 | 16.7 |
| FY2018 | 148 | 14 | 10 | 61 | 16.7 | 180.5 | 5.0 | 26.9 |
| FY2019 | 83 | -6 | -22 | 50 | -60.1 | -400.6 | 5.0 | 33.4 |
| FY2020 | 40 | 4 | -3 | 34 | -3.5 | -38.8 | 0.0 | 88.5 |
| FY2021 | 25 | 3 | 2 | 0 | 2.7 | 23.1 | 0.0 | 85.0 |
| FY2022 | 18 | 1 | 3 | 15 | 4.4 | 38.5 | 6.0 | 93.1 |
| FY2023 | 12 | -1 | -2 | -1 | -2.6 | -21.9 | 5.0 | 91.0 |
| FY2024 | 20 | -0 | 1 | -6 | 0.9 | 7.8 | 0.0 | 88.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
グローム・ホールディングスは不動産業であり、特許やブランド、規制ライセンスといった明確な無形資産による競争優位性は見られない。同社の事業内容は主に不動産賃貸・管理であり、これらは一般的に無形資産によるモートが築きにくい業種である。
不動産賃貸においては、入居者にとってのスイッチング・コストは比較的低いと考えられる。しかし、物件オーナーとの長期契約や、管理会社変更に伴う手続きの手間を考慮すると、わずかながらスイッチング・コストが存在する可能性がある。ただし、これが競争優位に繋がるほどの強さではない。
不動産賃貸・管理事業は、ユーザーが増えることでサービスの価値が向上するネットワーク効果は基本的に発生しない。物件数や顧客数が増加しても、個々の取引の価値が直接的に高まるわけではないため、ネットワーク効果によるモートは期待できない。
不動産管理においては、効率的な運営やスケールメリットによるコスト削減の余地はある。しかし、グローム・ホールディングスが業界全体で圧倒的なコスト優位性を確立しているという情報は現時点では確認できない。一般的な不動産管理会社と比較して、構造的なコスト優位性は限定的と考えられる。
不動産管理事業においては、管理戸数や物件数が増えることで、運営効率の向上や仕入れ・調達における交渉力の強化が期待できる。グローム・ホールディングスは一定規模の管理戸数を有しているが、業界全体で見ると、さらなる規模の拡大による効率規模の優位性を追求する余地は残されている。
競合との比較優位
強気シナリオ
管理戸数および管理物件数の着実な増加による収益基盤の拡大
効率的な物件管理システムの導入による運営コストの低減
新たな不動産関連サービスの開発・提供による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格競争の激化
不動産市況の悪化や金利上昇による賃貸需要の低下
管理物件の空室率上昇による収益の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
グローム・ホールディングスが競争優位性を築けない、あるいは既存の優位性が失われるシナリオを考える。まず、不動産管理業界における参入障壁の低下が挙げられる。IT技術の進展により、小規模な事業者でも効率的な管理が可能になり、大手との差別化が困難になる。次に、顧客(オーナー)のロイヤルティが低い状況が継続すること。管理会社へのスイッチング・コストが低く、より良い条件を提示する競合他社へ容易に乗り換えられてしまう。さらに、同社が強みとする管理戸数や物件数といった規模の経済性が、IT化の進展によって相対的に意味をなさなくなる可能性。例えば、AIを活用した物件管理システムが普及し、少人数でも大規模な物件群を効率的に管理できるようになれば、現在の規模の優位性は失われる。また、ブランド力や独自のノウハウといった無形資産が確立されず、価格競争に巻き込まれ続ける状況も考えられる。
5年後のモート予測
管理戸数・物件数の増加と、管理効率の改善により、安定的な収益成長が期待できる。新規事業やサービス展開が成功すれば、さらなる成長も可能となる。
緩やかな管理戸数・物件数の増加と、現状維持程度の収益性を想定。不動産市況の影響を受けつつも、安定した管理事業で収益を確保する。
競合激化や市況悪化により、管理戸数・物件数の伸びが鈍化し、収益性が低下するリスクがある。空室率の上昇も懸念される。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 28億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 88.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -30.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 40.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.37倍 |
合格数:2/7 部分的合格