名古屋銀行(8522)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 638 | — | 70 | -247 | 3.0 | 35.4 | — | 6.3 |
| FY2016 | 631 | — | 59 | 14 | 2.6 | 303.3 | — | 6.1 |
| FY2017 | 631 | — | 58 | 919 | 2.5 | 308.1 | 7.0 | 6.2 |
| FY2018 | 666 | — | 62 | -414 | 2.6 | 328.3 | 70.0 | 6.0 |
| FY2019 | 670 | — | 46 | -1,237 | 2.0 | 246.7 | 70.0 | 5.7 |
| FY2020 | 691 | — | 107 | 6,424 | 4.2 | 592.3 | 70.0 | 5.1 |
| FY2021 | 778 | — | 116 | 325 | 4.5 | 649.3 | 70.0 | 5.0 |
| FY2022 | 798 | — | 84 | -4,048 | 3.4 | 484.0 | 120.0 | 4.8 |
| FY2023 | 1,013 | — | 100 | 1,096 | 3.3 | 594.1 | 120.0 | 5.6 |
| FY2024 | 1,028 | — | 147 | 1,696 | 5.3 | 896.7 | 180.0 | 4.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
地域金融機関としての長年の信頼と、地銀の中でも一定のブランド力を持つ。しかし、特許や独占的IPは限定的であり、無形資産による競争優位性は限定的。
個人顧客にとっては、給与振込口座や住宅ローンなど、メインバンクとしての利用が定着しており、乗り換えには手間や手数料が発生する可能性がある。法人顧客においても、長年の取引関係や融資実績に基づく信頼関係がスイッチング・コストとなっている。
銀行業はネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルであり、名古屋銀行に特有のネットワーク効果は確認できない。
地域密着型で効率的な店舗網を持つが、メガバンクやネット銀行と比較して、構造的なコスト優位性は低い。DX推進による効率化は進めているものの、優位性を確立するには至っていない。
愛知県内での預金・貸出シェアは一定程度存在するが、全国規模で見ると限定的。業界全体が過当競争にあり、規模の経済を活かした圧倒的な優位性を築くことは難しい。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域経済の堅調な成長に伴う、預金・貸出の増加。
低金利環境下での、手数料収入の拡大(M&Aアドバイザリー、遺言信託等)。
デジタル化推進による、業務効率化と新たな顧客接点の創出。
弱気シナリオ(モート侵食)
金利上昇局面における、資金調達コストの上昇と貸倒引当金の増加。
人口減少・高齢化による、地域経済の縮小と資金需要の低下。
フィンテック企業の台頭による、既存ビジネスモデルへの脅威。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
名古屋銀行の投資が失敗するには、地域経済の構造的な衰退が予想以上に早く進み、人口減少と企業倒産が加速すること、あるいは、金利上昇局面において、同社の資産ポートフォリオが金利リスクに脆弱で、貸倒引当金の大幅な積み増しを余儀なくされることが真実でなければならない。また、デジタル化への対応が遅れ、メガバンクやネット銀行、さらには異業種からの金融サービス提供者に対して、顧客接点やサービス提供能力で大きく劣後し、特に若年層や成長企業からの資金流入が途絶えるシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、収益性の低下と自己資本の毀損が同時に進行することが、この投資の失敗を決定づけるだろう。
5年後のモート予測
地域経済の成長と手数料収入の拡大により、緩やかな増収増益を維持。デジタル化による効率化も進み、収益性が改善する。
地域経済の動向に左右されつつも、安定した収益基盤を維持。金利変動リスクを管理しつつ、堅実な経営を続ける。
人口減少と金利上昇の影響を受け、収益性が悪化。不良債権の増加リスクも顕在化し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,010億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 4.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 11.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.36倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-30 臨時報告書