8421

信金中央金庫(8421)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

その他 その他

事業の概要

信金中央金庫グループは、信金中央金庫を中心に、証券、地域商社、海外ビジネス支援、消費者信用保証、投資運用、M&A仲介、データ処理受託などの金融サービスを提供しています。信金中央金庫は、信用金庫の中央金融機関として、預金、債券、融資、市場運用、トレーディング、決済、信託業務を行うほか、信用金庫の機能補完や、信用金庫経営力強化制度などのセセーフティネットを運営し、信用金庫業界全体の信用秩序維持に貢献しています。主な収益源は、これらの金融サービスと信用金庫業界への支援業務です。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

信金中央金庫グループの事業セグメントは、「信金中央金庫(地域)」が主要な部分を占めています。このセグメントは、信金中央金庫が信用金庫の中央金融機関として行う預金、融資、市場運用、決済などの業務や、信用金庫業界の機能補完、セーフティネット運営などを含みます。このセグメントの売上高は4441.61億円と報告されており、グループ全体の収益の大部分を占める稼ぎ頭であると推測されます。他の連結子会社が行う証券業務、地域商社業務、海外ビジネス支援業務、消費者信用保証業務、投資運用業務、投資・M&A仲介業務、データ処理の受託業務などもグループ全体の事業を構成していますが、個別の売上高は明記されていません。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
BusinessOfShinkinCentralBank 地域 4,442
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|387 文字
3【事業の内容】 信金中央金庫グループは、信金中央金庫および連結子会社9社で構成され、信金中央金庫の事業を中心に、証券業務、地域商社業務、海外ビジネス支援業務、消費者信用保証業務、投資運用業務、投資・M&A仲介業務、データ処理の受託業務等の金融サービスにかかる事業を行っております。 [信金中央金庫の事業] 信金中央金庫は、個別金融機関として、預金業務、債券(金融債)業務、融資業務、市場運用業務、トレーディング業務、決済業務、信託業務等を行うとともに、信用金庫の中央金融機関として、信用金庫の各種業務の機能補完を行うほか、信用金庫経営力強化制度等の業界独自のセーフティネットを運営することにより、信用金庫業界の信用秩序の維持につとめております。 [信金中央金庫グループの事業系統図]                               (2025年3月31日現在)

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
信用金庫法に基づく業務範囲の制約があり、競争優位を得られない可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
信用金庫法に基づき設立された協同組織金融機関であり、業務に内閣総理大臣の認可が必要。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:法的根拠等による特有のリスク / 信用金庫業界のセーフティネット運営に関するリスク / 有価証券に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 3 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

信金中央金庫は信用金庫法に基づき設立された特殊法人であり、特定のブランドや特許、規制ライセンスによる無形資産の優位性は限定的である。その事業は信用金庫法に準拠しており、一般的な企業が持つような独占的IPは存在しない。

スイッチングコスト☆☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

信金中央金庫は信用金庫法に基づき、信用金庫を会員とする中央機関として機能する。個々の預金者や融資先企業との直接的な取引関係は薄く、顧客が他の金融機関へ乗り換えることによる損失を直接的に被る構造ではない。会員である信用金庫との関係性は強いが、これはスイッチング・コストとは異なる。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

信金中央金庫の事業は、会員である信用金庫への支援や資金供給が中心であり、ユーザーが増えることでサービスの価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。そのビジネスモデルは、参加者の増加が直接的な価値向上に繋がるプラットフォーム型ではない。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

信金中央金庫は、信用金庫法に基づき設立された特殊法人であり、営利目的の民間企業とは異なる。コスト構造における競争優位性は、一般的な市場原理とは異なる枠組みで評価されるべきであり、構造的に安価な生産・提供能力による優位性は見出しにくい。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

信金中央金庫は、全国の信用金庫を会員とする中央機関であり、信用金庫業界全体に対する規模の経済性が働く。信用金庫の預金・貸出残高の合計は相当な規模であり、その中央機関としての機能は業界全体に対して最適化された少数寡占的な地位を形成していると言える。

信金中央金庫は、信用金庫法に基づき設立された協同組織金融機関であり、信用金庫業界の中央金融機関としての特別な法的地位と役割が最大の強みです。信用金庫業界のセーフティネット(信用金庫経営力強化制度、信用金庫相互援助資金制度)を運営することで、業界全体の安定に貢献し、信用金庫からの強固な基盤とネットワークを構築しています。これにより、他の金融機関とは異なる安定した顧客基盤と事業機会を確保しています。また、信用金庫の経営分析や相談を通じて、業界全体の経営力強化を支援しており、これが間接的に自身の事業の安定性にも繋がっています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本中金における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、本項においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営方針 本中金は、次のような経営理念と運営方針に基づき事業運営を行っております。 ① 経営理念 信用金庫の中央金融機関として、信用金庫業界の発展につとめ、もってわが国経済社会の繁栄に貢献する。 ② 運営方針a.信用金庫の経営基盤の強化、業務機能の補完、信用力の維持・向上につとめる。b.信用金庫からの安定的な資金調達につとめるとともに、資金調達手段の多様化をはかる。c.市場運用力の強化、金融サービスの拡充をはかる。d.金融環境の変化に柔軟に対応するとともに、新規業務にも積極的に取り組む。e.地域の一員として、信用金庫とともに地域の発展と活性化に貢献する。f.健全経営の理念のもと、経営の効率化、自己資本の充実、リスク管理の強化につとめる。g.プロフェッショナルな人材の養成と魅力ある職場づくりをはかる。h.社会一般に高く評価される金融機関を目指す。 (2) 経営環境 わが国経済は、個人消費や設備投資の持ち直しに伴い、雇用や所得環境の改善が進むなど「成長と分配の好循環」が定着しつつあります。一方で、地域経済においては、人口および中小企業数の深刻な減少や気候変動等様々な問題に直面しており、地域の成長を支える信用金庫の役割の重要性は一層増しております。 そうしたなか、信用金庫においては、「金利ある世界」を踏まえた収益力の強化およびリスク管理の高度化を図っていくとともに、有限である人的資本のもと、広範かつ専門的な業務に対応するために生産性向上を図る必要がある等、持続的かつ効率的な業務運営が求められております。 また、信用金庫業界の中央金融機関である本中金においては、その役割・機能の更なる発揮が求められており、信用金庫と連携して地域や中小企業の課題解決に資する実効性の高いソリューションを提供していくことが重要となっております。(3) 対処すべき課題① 経営戦略 本中金は、2025年度から2027年度までの3か年を計画期間とする中期経営計画「SCBストラテジー2025」を策定し、2030年までに目指す姿の実現に向けて、次の3つのストラテジーに則った各種施策に取り組んでまいります。 a.中期経営計画の全体像 b.3つのストラテジー (a) ストラテジー1「信用金庫の経営基盤の強化」  ・地域の持続的な成長を支えていくため、本中金は、業界団体等と連携し、“信用金庫らし   さ”を発揮できる生産性の高い業務運営基盤を構築するとともに、個々の信用金庫の特性   を踏まえたきめ細かな経営コンサルティング活動と信用金庫役職員の人財育成を通じて、   グループ一体となって信用金庫の経営基盤(財務・収益・人財)の強化に取り組んでまい   ります。  (b) ストラテジー2「地域の持続可能性の向上」  ・レジリエント(強靭)で持続可能な地域を築いていくためには、信用金庫業界が有する国   内外に広がるネットワークを活用し、多様化・複雑化する中小企業・個人・地域の課題解   決に取り組んでまいります。  ・商品・サービスの利活用促進に向けた信用金庫に対するサポートを強化するとともに、外   部専門機関と連携した業界として適正対価を受領できる良質な商品・サービスの提供を通   じて、地域の課題を解決し、社会的なインパクトを実現してまいります。  (c) ストラテジー3「信金中金の成長」  ・信用金庫の中央金融機関としての役割・機能を持続的かつ安定的に発揮していくため、協   同組織金融機関の特性を踏まえたガバナンス改革を「成長」のドライバーとし、人財戦略   の強化、収益・財務基盤の強化・拡充、生産性の高い業務運営態勢の構築に取り組み、本   中金の「成長」を加速させてまいります。 ② 中期的な目標収益水準および維持すべき経営指標 本中金は、リスクアペタイト・フレームワークを活用し、収益・リスク・資本のバランスを重視した財務基盤の構築につとめることとし、本中計期間(2025~2027年度)において、次のとおり中期的な目標収益水準および維持すべき経営指標を設定しております。 2025年度は、米国トランプ大統領の政権運営が不確実性をもたらす環境において、インフレ・景気動向や、日銀による追加利上げをはじめとした各国金融政策の行方など、依然として「先行き不透明感が強く、振れ幅の大きい市場環境」が想定されます。こうした状況のなか、リスクアペタイト・フレームワークの下、市場環境の変化に機動的かつ臨機応変に対応することでポートフォリオの質の向上につとめ、中長期的に安定した収益を確保するための投融資を推進し、財務基盤の一層の強化を図ります。 こうした見通しのもと、2025年度における連結の業績予想は、経常利益550億円、親会社株主に帰属する当期純利益400億円、自己資本比率(国内基準)20%台としております。 なお、今後、国内外の経済情勢、金融市場における金利や株価の動向等様々な要因により、本中金の業績が予想から乖離する可能性があります。 ・中期的な目標収益水準(2025~2027年度) 親会社株主に帰属する当期純利益 450億円程度 ・維持すべき経営指標 連結自己資本比率(国内基準)  15%以上 配当可能限度額         2,000億円以上 ③ 優先的に対処すべき課題 本中金は、中期経営計画『SCBストラテジー2025』を策定し、2030年までに目指す姿を「信用金庫とともに“1つの金融グループ”として地域経済社会の成長を牽引する」と定義するとともに、本中金グループが取り組むべき重要な社会課題(マテリアリティ)を特定することで、優先的に対処すべき課題を明確化しております。 2025年度は、“1つの金融グループ”として2030年に向けて前進すべく、信用金庫のミドル・バック業務の集約・効率化を通じて、信用金庫が強みを持つフロント業務へさらに特化できる態勢の構築に取り組んでまいります。併せて、個々の信用金庫の特性を踏まえたきめ細かな経営コンサルティング活動を通じて、信用金庫のより強固で盤石な経営基盤の構築にも取り組んでまいります。 また、中央金融機関としての役割・機能を今まで以上に発揮していくためには、信金中金自身が「成長」していくことが肝要であるとの考えのもと、人財への積極的な投資と収益・財務基盤の強化・拡充を図ってまいります。 なお、マテリアリティの詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)戦略」をご参照下さい。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本中金における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、本項においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営方針 本中金は、次のような経営理念と運営方針に基づき事業運営を行っております。 ① 経営理念 信用金庫の中央金融機関として、信用金庫業界の発展につとめ、もってわが国経済社会の繁栄に貢献する。 ② 運営方針a.信用金庫の経営基盤の強化、業務機能の補完、信用力の維持・向上につとめる。b.信用金庫からの安定的な資金調達につとめるとともに、資金調達手段の多様化をはかる。c.市場運用力の強化、金融サービスの拡充をはかる。d.金融環境の変化に柔軟に対応するとともに、新規業務にも積極的に取り組む。e.地域の一員として、信用金庫とともに地域の発展と活性化に貢献する。f.健全経営の理念のもと、経営の効率化、自己資本の充実、リスク管理の強化につとめる。g.プロフェッショナルな人材の養成と魅力ある職場づくりをはかる。h.社会一般に高く評価される金融機関を目指す。 (2) 経営環境 わが国経済は、個人消費や設備投資の持ち直しに伴い、雇用や所得環境の改善が進むなど「成長と分配の好循環」が定着しつつあります。一方で、地域経済においては、人口および中小企業数の深刻な減少や気候変動等様々な問題に直面しており、地域の成長を支える信用金庫の役割の重要性は一層増しております。 そうしたなか、信用金庫においては、「金利ある世界」を踏まえた収益力の強化およびリスク管理の高度化を図っていくとともに、有限である人的資本のもと、広範かつ専門的な業務に対応するために生産性向上を図る必要がある等、持続的かつ効率的な業務運営が求められております。 また、信用金庫業界の中央金融機関である本中金においては、その役割・機能の更なる発揮が求められており、信用金庫と連携して地域や中小企業の課題解決に資する実効性の高いソリューションを提供していくことが重要となっております。(3) 対処すべき課題① 経営戦略 本中金は、2025年度から2027年度までの3か年を計画期間とする中期経営計画「SCBストラテジー2025」を策定し、2030年までに目指す姿の実現に向けて、次の3つのストラテジーに則った各種施策に取り組んでまいります。 a.中期経営計画の全体像 b.3つのストラテジー (a) ストラテジー1「信用金庫の経営基盤の強化」  ・地域の持続的な成長を支えていくため、本中金は、業界団体等と連携し、“信用金庫らし   さ”を発揮できる生産性の高い業務運営基盤を構築するとともに、個々の信用金庫の特性   を踏まえたきめ細かな経営コンサルティング活動と信用金庫役職員の人財育成を通じて、   グループ一体となって信用金庫の経営基盤(財務・収益・人財)の強化に取り組んでまい   ります。  (b) ストラテジー2「地域の持続可能性の向上」  ・レジリエント(強靭)で持続可能な地域を築いていくためには、信用金庫業界が有する国   内外に広がるネットワークを活用し、多様化・複雑化する中小企業・個人・地域の課題解   決に取り組んでまいります。  ・商品・サービスの利活用促進に向けた信用金庫に対するサポートを強化するとともに、外   部専門機関と連携した業界として適正対価を受領できる良質な商品・サービスの提供を通   じて、地域の課題を解決し、社会的なインパクトを実現してまいります。  (c) ストラテジー3「信金中金の成長」  ・信用金庫の中央金融機関としての役割・機能を持続的かつ安定的に発揮していくため、協   同組織金融機関の特性を踏まえたガバナンス改革を「成長」のドライバーとし、人財戦略   の強化、収益・財務基盤の強化・拡充、生産性の高い業務運営態勢の構築に取り組み、本   中金の「成長」を加速させてまいります。 ② 中期的な目標収益水準および維持すべき経営指標 本中金は、リスクアペタイト・フレームワークを活用し、収益・リスク・資本のバランスを重視した財務基盤の構築につとめることとし、本中計期間(2025~2027年度)において、次のとおり中期的な目標収益水準および維持すべき経営指標を設定しております。 2025年度は、米国トランプ大統領の政権運営が不確実性をもたらす環境において、インフレ・景気動向や、日銀による追加利上げをはじめとした各国金融政策の行方など、依然として「先行き不透明感が強く、振れ幅の大きい市場環境」が想定されます。こうした状況のなか、リスクアペタイト・フレームワークの下、市場環境の変化に機動的かつ臨機応変に対応することでポートフォリオの質の向上につとめ、中長期的に安定した収益を確保するための投融資を推進し、財務基盤の一層の強化を図ります。 こうした見通しのもと、2025年度における連結の業績予想は、経常利益550億円、親会社株主に帰属する当期純利益400億円、自己資本比率(国内基準)20%台としております。 なお、今後、国内外の経済情勢、金融市場における金利や株価の動向等様々な要因により、本中金の業績が予想から乖離する可能性があります。 ・中期的な目標収益水準(2025~2027年度) 親会社株主に帰属する当期純利益 450億円程度 ・維持すべき経営指標 連結自己資本比率(国内基準)  15%以上 配当可能限度額         2,000億円以上 ③ 優先的に対処すべき課題 本中金は、中期経営計画『SCBストラテジー2025』を策定し、2030年までに目指す姿を「信用金庫とともに“1つの金融グループ”として地域経済社会の成長を牽引する」と定義するとともに、本中金グループが取り組むべき重要な社会課題(マテリアリティ)を特定することで、優先的に対処すべき課題を明確化しております。 2025年度は、“1つの金融グループ”として2030年に向けて前進すべく、信用金庫のミドル・バック業務の集約・効率化を通じて、信用金庫が強みを持つフロント業務へさらに特化できる態勢の構築に取り組んでまいります。併せて、個々の信用金庫の特性を踏まえたきめ細かな経営コンサルティング活動を通じて、信用金庫のより強固で盤石な経営基盤の構築にも取り組んでまいります。 また、中央金融機関としての役割・機能を今まで以上に発揮していくためには、信金中金自身が「成長」していくことが肝要であるとの考えのもと、人財への積極的な投資と収益・財務基盤の強化・拡充を図ってまいります。 なお、マテリアリティの詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)戦略」をご参照下さい。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における本中金グループ(本中金及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。  (金融経済環境) 当連結会計年度の金融経済環境を振り返りますと、国内においては、雇用や所得環境の改善が進み、日銀が7月及び1月に政策金利を引き上げました。これにより、「金利ある世界」が到来したことで、金融環境は、大きな転換点を迎えることとなりました。 金融市場において、長期金利(10年国債利回り)は、日銀が政策金利を引き上げた後も、追加利上げ観測の高まり等から上昇基調での推移が続き、3月には1.5%を超える水準まで上昇しました。日経平均株価は、4月に39,000円台でスタートすると、企業業績の改善期待や海外投資家による資金流入の拡大を背景に、7月には史上最高値となる42,000円台まで上昇しました。その後、国内外の政局動向や景気を巡る不確実性が一段と高まるなか、3月には35,000円台まで下落しました。  (業績) 当連結会計年度は、リスクアペタイト・フレームワークの下、中長期的に安定した収益を確保するため、市場環境の変化に機動的かつ臨機応変に対応し、強固な財務基盤の構築に取り組みました。 その結果、当連結会計年度においては、以下のとおりの業績となりました。 ・損益の状況 経常収益は、前年度比551億円、12.9%増収の4,825億円となりました。これは、有価証券利息配当金の増加等によるものです。一方、経常費用は同407億円、10.6%増加の4,239億円となりました。これは、預金利息及び債券貸借取引支払利息の増加等によるものです。 これらの結果、経常利益は、前年度比143億円、32.4%増益の585億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、同103億円、32.0%増益の424億円となりました。 また、報告セグメントである信金中央金庫の事業における経常収益は、前年度比538億円、13.6%増収の4,471億円となりました。一方、経常費用は、同409億円、11.6%増加の3,920億円となりました。 これらの結果、経常利益は、前年度比129億円、30.5%増益の550億円、当期純利益は、同96億円、31.0%増益の405億円となりました。 なお、本中金においては、連結決算に占める単体決算の割合が高いことから、単体決算と連結決算は、ほぼ同様の結果となります。   ・資産、負債等の状況 資産の部合計は、前年度末比6,164億円増加し48兆2,388億円となりました。このうち、現金及び預け金は、日銀当座預け金の減少等により、同8,180億円減少し19兆1,196億円となりました。一方、有価証券は、外国証券の増加等により、同1兆438億円増加し17兆537億円となりました。また、貸出金は、事業会社向け貸出の増加等により、同4,273億円増加し9兆2,856億円となりました。 負債の部合計は、前年度末比6,620億円増加し46兆7,264億円となりました。このうち、預金は、定期性預金の減少等により、同1兆7,592億円減少し31兆3,052億円となりました。また、借用金は、日銀からの借入金の減少等により、同7,827億円減少し4兆3,473億円となりました。一方、売渡手形及びコールマネーは、同2兆2,370億円増加し、2兆2,552億円となりました。 純資産の部合計は、その他有価証券評価差額金の減少等により、前年度末比456億円減少し1兆5,124億円となりました。 なお、不良債権比率は、前年度末比0.02ポイント低下し0.22%となり、貸出資産は引き続き極めて高い健全性を維持しております。  (キャッシュ・フローの状況) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、資金の運用・調達、貸出金や預金の増減等の「営業活動によるキャッシュ・フロー」が前年度比2兆7,109億円減少の3,994億円の収入、有価証券の取得・売却・償還等の「投資活動によるキャッシュ・フロー」が同9,304億円増加の1兆2,722億円の支出、配当金の支払等の「財務活動によるキャッシュ・フロー」が同375億円減少の196億円の支出となりました。 その結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前年度末比8,924億円減少し18兆3,511億円となりました。 また、当連結会計年度末での調達・運用の状況については、売渡手形及びコールマネーの増加等により、資金調達額が4,339億円増加しました。一方で、有価証券や貸出金の増加等により、資産運用額が1兆394億円増加しました。 ① 国内・海外別収支 当連結会計年度において、国内では、資金運用収支が前連結会計年度比254億円減少し809億57百万円、信託報酬が同52百万円増加し25億81百万円、役務取引等収支が同9億64百万円増加し309億27百万円、特定取引収支が同107億51百万円減少し121億32百万円、その他業務収支が同721億44百万円増加し△98億35百万円となりました。 海外では、資金運用収支が前連結会計年度比1億37百万円増加し4億5百万円、役務取引等収支が同84百万円増加し3億82百万円、特定取引収支が同1百万円減少し2億89百万円、その他業務収支が同2百万円増加し2百万円となりました。 以上により、合計では、資金運用収支が前連結会計年度比252億65百万円減少し812億94百万円、信託報酬が同52百万円増加し25億81百万円、役務取引等収支が同9億33百万円増加し294億29百万円、特定取引収支が同107億50百万円減少し124億21百万円、その他業務収支が同721億21百万円増加し△104億70百万円となりました。 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度106,35726866106,559当連結会計年度80,9574056881,294うち資金運用収益前連結会計年度283,73627192283,914当連結会計年度399,516412109399,819うち資金調達費用前連結会計年度177,378226177,355当連結会計年度318,559741318,525信託報酬前連結会計年度2,529--2,529当連結会計年度2,581--2,581役務取引等収支前連結会計年度29,9632981,76528,496当連結会計年度30,9273821,88029,429うち役務取引等収益前連結会計年度48,2533164,64643,923当連結会計年度50,2134064,57146,048うち役務取引等費用前連結会計年度18,289182,88015,427当連結会計年度19,285232,69016,619特定取引収支前連結会計年度22,883290223,171当連結会計年度12,132289012,421うち特定取引収益前連結会計年度23,02029013923,171当連結会計年度12,1892895812,421うち特定取引費用前連結会計年度136-136-当連結会計年度57-57-その他業務収支前連結会計年度△81,979△0611△82,591当連結会計年度△9,8352637△10,470うちその他業務収益前連結会計年度49,349573248,622当連結会計年度18,480675817,729うちその他業務費用前連結会計年度131,3296121131,213当連結会計年度28,316412128,200(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。2.「海外」とは、海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であります。3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度39百万円、当連結会計年度166百万円)を控除して表示しております。 ② 国内・海外別資金運用/調達の状況 当連結会計年度における資金運用勘定平均残高(相殺消去前)は、国内で前連結会計年度比8兆2,952億40百万円増加し45兆7,259億97百万円、海外で同11億88百万円増加し101億3百万円となりました。 また、資金調達勘定平均残高(相殺消去前)は、国内で同4兆4,369億42百万円減少し44兆9,429億22百万円となりました。 利回りについては、合計の資金運用勘定の利回りは、有価証券の利回りが上昇したこと等により、前連結会計年度比0.11ポイント上昇し0.87%となりました。また、合計の資金調達勘定の利回りは、預金の利回りが上昇したこと等により、同0.35ポイント上昇し0.70%となりました。 a.国内種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度37,430,757283,7360.75当連結会計年度45,725,997399,5160.87うち貸出金前連結会計年度9,112,53924,0500.26当連結会計年度8,226,19339,8490.48うち預け金前連結会計年度10,164,9198,2270.08当連結会計年度19,323,26845,0570.23うち買入手形及びコールローン前連結会計年度2,203,6443,1170.14当連結会計年度452,8635,2051.14うち買現先勘定前連結会計年度666,238△562△0.08当連結会計年度23,349770.33うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度59,15600.00当連結会計年度15,827180.11うち有価証券前連結会計年度14,718,792245,4101.66当連結会計年度17,041,307304,2181.78資金調達勘定前連結会計年度49,379,864177,3780.35当連結会計年度44,942,922318,5590.70うち預金前連結会計年度39,381,85142,0040.10当連結会計年度31,928,39080,0730.25うち譲渡性預金前連結会計年度11,576--当連結会計年度13,314--うち債券前連結会計年度1,376,0851,5590.11当連結会計年度1,276,4152,6980.21うち借用金前連結会計年度4,359,1862,3990.05当連結会計年度4,963,4551,6860.03うち売渡手形及びコールマネー前連結会計年度48,8835451.11当連結会計年度1,737,4814,3820.25うち売現先勘定前連結会計年度2,395,37529,7541.24当連結会計年度2,405,86261,4392.55うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,619,60980,6324.97当連結会計年度2,407,176117,9394.89(注) 1.平均残高は、原則として日々の残高に基づいて算出しておりますが、金融業以外の国内連結子会社については、月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。2.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度79,986百万円、当連結会計年度79,328百万円)及び利息(前連結会計年度39百万円、当連結会計年度166百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 b.海外種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度8,9152713.04当連結会計年度10,1034124.08うち貸出金前連結会計年度23262.80当連結会計年度523132.61うち預け金前連結会計年度1,100423.88当連結会計年度1,028555.40うち買入手形及びコールローン前連結会計年度---当連結会計年度---うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度7,5812212.92当連結会計年度8,5513434.01資金調達勘定前連結会計年度13122.22当連結会計年度27972.75うち預金前連結会計年度---当連結会計年度---うち譲渡性預金前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券前連結会計年度---当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度6612.46当連結会計年度14310.78うち売渡手形及びコールマネー前連結会計年度---当連結会計年度---うち売現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---当連結会計年度---(注) 1.海外連結子会社の平均残高は、月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。 c.合計種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度37,439,672112,84037,326,832284,00792283,9140.76当連結会計年度45,736,10080,26545,655,835399,929109399,8190.87うち貸出金前連結会計年度9,112,7723,2769,109,49524,0572224,0340.26当連結会計年度8,226,7172,3578,224,35939,8621739,8450.48うち預け金前連結会計年度10,166,02065,26810,100,7518,27008,2690.08当連結会計年度19,324,29733,61319,290,68445,1132345,0890.23うち買入手形及びコールローン前連結会計年度2,203,644-2,203,6443,11703,1170.14当連結会計年度452,863-452,8635,20505,2051.14うち買現先勘定前連結会計年度666,238-666,238△562-△562△0.08当連結会計年度23,349-23,34977-770.33うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度59,156-59,1560-00.00当連結会計年度15,827-15,82718-180.11うち有価証券前連結会計年度14,726,37344,29514,682,078245,63268245,5631.67当連結会計年度17,049,85844,29517,005,563304,56268304,4931.79資金調達勘定前連結会計年度49,379,99664,14449,315,851177,38126177,3550.35当連結会計年度44,943,20236,57644,906,625318,56641318,5250.70うち預金前連結会計年度39,381,85160,89039,320,96142,004042,0040.10当連結会計年度31,928,39034,23631,894,15380,0732380,0500.25うち譲渡性預金前連結会計年度11,576-11,576----当連結会計年度13,314-13,314----うち債券前連結会計年度1,376,085-1,376,0851,55921,5560.11当連結会計年度1,276,415-1,276,4152,69802,6970.21うち借用金前連結会計年度4,359,2533,2544,355,9992,400222,3770.05当連結会計年度4,963,5992,3404,961,2581,688161,6710.03うち売渡手形及びコールマネー前連結会計年度48,883-48,883545-5451.11当連結会計年度1,737,481-1,737,4814,382-4,3820.25うち売現先勘定前連結会計年度2,395,375-2,395,37529,754-29,7541.24当連結会計年度2,405,862-2,405,86261,439-61,4392.55うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,619,609-1,619,60980,632-80,6324.97当連結会計年度2,407,176-2,407,176117,939-117,9394.89(注) 1.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度79,986百万円、当連結会計年度79,328百万円)及び利息(前連結会計年度39百万円、当連結会計年度166百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ③ 国内・海外別役務取引の状況 当連結会計年度における役務取引等収益は、前連結会計年度比21億25百万円増加し460億48百万円、役務取引等費用は、同11億92百万円増加し166億19百万円となりました。 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度48,2533164,64643,923当連結会計年度50,2134064,57146,048うち預金・債券・貸出業務前連結会計年度702-0702当連結会計年度740-0740うち為替業務前連結会計年度460-1459当連結会計年度517-1515うち証券関連業務前連結会計年度13,562643,06310,564当連結会計年度13,7831132,89111,005うち代理業務前連結会計年度1,885-11,883当連結会計年度1,821-11,819うち確定拠出年金業務前連結会計年度135--135当連結会計年度150--150うち保証業務前連結会計年度7,602--7,602当連結会計年度7,547--7,547うち受託業務前連結会計年度22,473-87521,597当連結会計年度23,718-83722,881役務取引等費用前連結会計年度18,289182,88015,427当連結会計年度19,285232,69016,619うち為替業務前連結会計年度157--157当連結会計年度153--153うち代理貸付業務前連結会計年度399--399当連結会計年度335--335(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。 ④ 国内・海外別特定取引の状況a.特定取引収益・費用の内訳 当連結会計年度における特定取引収益は、前連結会計年度比107億50百万円減少し124億21百万円となりました。 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引収益前連結会計年度23,02029013923,171当連結会計年度12,1892895812,421うち商品有価証券収益前連結会計年度386290139537当連結会計年度14428958376うち特定取引有価証券収益前連結会計年度17--17当連結会計年度14--14うち特定金融派生商品収益前連結会計年度22,550--22,550当連結会計年度11,074--11,074うちその他の特定取引収益前連結会計年度66--66当連結会計年度956--956特定取引費用前連結会計年度136-136-当連結会計年度57-57-うち商品有価証券費用前連結会計年度136-136-当連結会計年度57-57-うち特定取引有価証券費用前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定金融派生商品費用前連結会計年度----当連結会計年度----うちその他の特定取引費用前連結会計年度----当連結会計年度----(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。 b.特定取引資産・負債の内訳(末残) 当連結会計年度における特定取引資産は、前連結会計年度末比2,276億1百万円増加し5,783億67百万円、特定取引負債は、同1,331億89百万円増加し2,883億89百万円となりました。 種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引資産前連結会計年度350,766-0350,766当連結会計年度578,367--578,367うち商品有価証券前連結会計年度5,758--5,758当連結会計年度27,865--27,865うち商品有価証券派生商品前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引有価証券前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度1--1当連結会計年度----うち特定金融派生商品前連結会計年度171,016-0171,016当連結会計年度362,580--362,580うちその他の特定取引資産前連結会計年度173,990--173,990当連結会計年度187,922--187,922特定取引負債前連結会計年度155,200-0155,200当連結会計年度288,389--288,389うち売付商品債券前連結会計年度4,280--4,280当連結会計年度19,133--19,133うち商品有価証券派生商品前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引売付債券前連結会計年度----当連結会計年度----うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度----当連結会計年度37--37うち特定金融派生商品前連結会計年度150,920-0150,919当連結会計年度269,219--269,219うちその他の特定取引負債前連結会計年度----当連結会計年度----(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。 ⑤ 国内・海外別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度33,102,046-37,55033,064,496当連結会計年度31,334,531-29,32631,305,205うち流動性預金前連結会計年度2,940,784-26,2092,914,575当連結会計年度2,434,648-18,9952,415,652うち定期性預金前連結会計年度29,598,283-11,34029,586,942当連結会計年度28,021,555-10,33028,011,224うちその他前連結会計年度562,978-0562,978当連結会計年度878,328-0878,327譲渡性預金前連結会計年度----当連結会計年度----総合計前連結会計年度33,102,046-37,55033,064,496当連結会計年度31,334,531-29,32631,305,205(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.流動性預金=当座預金+普通預金+通知預金4.定期性預金=定期預金+積立定期預金5.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。 ⑥ 国内・海外別債券残高の状況○ 債券の種類別残高(末残)種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)利付信金中金債前連結会計年度1,302,170--1,302,170当連結会計年度1,250,410--1,250,410(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。 ⑦ 国内・海外別貸出金残高の状況a.業種別貸出状況(末残・構成比)(a) 直接貸出 業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)8,646,178100.009,109,217100.00製造業779,2709.01776,0968.52農業,林業----漁業----鉱業,採石業,砂利採取業2120.0010,2110.11建設業56,5140.6559,0950.65電気・ガス・熱供給・水道業387,0424.48431,6804.74情報通信業109,8911.27107,7041.18運輸業,郵便業322,1773.73357,4753.93卸売業,小売業522,6606.05561,4196.16金融業,保険業1,582,00018.301,966,97621.59不動産業,物品賃貸業1,393,21716.111,515,58516.64地方公共団体232,4832.69201,3002.21その他3,260,70537.713,121,67134.27海外及び特別国際金融取引勘定分330100.00550100.00政府等----金融機関----その他330100.00550100.00合計8,646,508-9,109,768-(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。 (b) 代理貸付 業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内211,810100.00175,929100.00製造業24,07111.3619,79511.25農業,林業1710.081410.08漁業550.03400.02鉱業,採石業,砂利採取業590.03370.02建設業12,7306.0110,3395.88電気・ガス・熱供給・水道業1,1560.551,0560.60情報通信業1,4460.681,0840.62運輸業,郵便業4,8472.293,7032.11卸売業,小売業17,6748.3413,3887.61金融業,保険業4060.193680.21不動産業,物品賃貸業115,62654.5997,76755.57地方公共団体----その他33,56515.8528,20716.03合計211,810-175,929-(注) 「国内」とは、本中金のみであります。(c) 合計 業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)8,857,989100.009,285,146100.00製造業803,3429.07795,8918.57農業,林業1710.001410.00漁業550.00400.00鉱業,採石業,砂利採取業2720.0010,2490.11建設業69,2450.7869,4350.75電気・ガス・熱供給・水道業388,1994.38432,7374.66情報通信業111,3381.26108,7881.17運輸業,郵便業327,0243.69361,1783.89卸売業,小売業540,3346.10574,8076.19金融業,保険業1,582,40617.871,967,34421.19不動産業,物品賃貸業1,508,84317.031,613,35217.38地方公共団体232,4832.63201,3002.17その他3,294,27037.193,149,87833.92海外及び特別国際金融取引勘定分330100.00550100.00政府等----金融機関----その他330100.00550100.00合計8,858,319-9,285,697-(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。 b.外国政府等向け債権残高(国別)  「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業及びこれらの所在する国の民間企業等であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している国の外国政府等の債権残高を掲げることとしておりますが、前連結会計年度末(2024年3月31日)及び当連結会計年度末(2025年3月31日)とも、該当はありません。 ⑧ 国内・海外別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残)種類期別国内海外相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度5,120,372--5,120,372当連結会計年度5,548,701--5,548,701地方債前連結会計年度2,027,994--2,027,994当連結会計年度1,758,510--1,758,510短期社債前連結会計年度----当連結会計年度----社債前連結会計年度2,083,023--2,083,023当連結会計年度1,497,353--1,497,353株式前連結会計年度119,514-36,37383,141当連結会計年度112,554-36,37376,181その他の証券前連結会計年度6,696,1287,1537,9226,695,359当連結会計年度8,172,2258,7027,9228,173,005合計前連結会計年度16,047,0327,15344,29516,009,891当連結会計年度17,089,3458,70244,29517,053,752(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。2.「海外」とは、海外連結子会社であります。3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。4.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 ⑨ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は本中金のみです。a.信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)資産科目前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)信託受益権2,587,01385.752,580,67185.16受託有価証券63,0002.0963,0002.08金銭債権321,38210.65342,59111.31その他債権10.0000.00銀行勘定貸45,4181.5143,9771.45現金預け金1280.001200.00合計3,016,944100.003,030,362100.00 負債科目前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託47,5691.5846,5441.53投資信託57,9471.9231,7331.05金銭信託以外の金銭の信託5,6390.195,0330.17有価証券の信託66,1002.1966,1002.18金銭債権の信託321,44710.65342,64611.31包括信託2,518,24083.472,538,30483.76合計3,016,944100.003,030,362100.00(注) 1.共同信託他社管理財産については、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の取扱残高はありません。2.自己信託に係る信託財産については、前連結会計年度末の残高は307,282百万円、当連結会計年度末の残高 は332,658百万円であり、上記に掲げた金額に含めて記載しております。 b.元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)科目前連結会計年度当連結会計年度金銭信託(百万円)貸付信託(百万円)合計(百万円)金銭信託(百万円)貸付信託(百万円)合計(百万円)銀行勘定貸45,358-45,35843,924-43,924資産計45,358-45,35843,924-43,924元本45,353-45,35343,899-43,899その他4-424-24負債計45,358-45,35843,924-43,924(注) 信用金庫法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権については、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の残高はありません。 (自己資本比率の状況) (参考) 自己資本比率は、信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第21号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 なお、本中金は、国内基準を適用のうえ、2025年3月末よりバーゼルⅢ最終化を適用し、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法、マーケット・リスク相当額の算出においては標準的方式を採用しております。2024年3月末については最終化適用前であり、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては基礎的手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2024年3月31日2025年3月31日(1)連結自己資本比率 (2)/(3)25.4623.40(2)連結における自己資本の額16,28816,536(3)リスク・アセットの額63,96070,644(4)連結総所要自己資本額2,5582,825 単体自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2024年3月31日2025年3月31日(1)単体自己資本比率 (2)/(3)25.7524.01(2)単体における自己資本の額15,99216,192(3)リスク・アセットの額62,08967,438(4)単体総所要自己資本額2,4832,697 (資産の査定) (参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、本中金の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、債務保証見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分2024年3月31日2025年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権01危険債権3329要管理債権184183正常債権88,90893,256 (2) 生産、受注及び販売の実績 「生産、受注及び販売の実績」は、信金中央金庫の事業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による本中金グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 本中金グループの当連結会計年度の経営成績等は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 本中金は、信用金庫業界の中央金融機関としての役割を永続的に発揮し続けるために、リスクアペタイト・フレームワーク運営の高度化等を通じた収益力強化を目指すとともに、強固な財務基盤の構築に向けて取り組んでおります。 当連結会計年度においては、中長期的に安定した収益の確保を念頭に、国債や外貨建変動債等への投融資を通じて、着実な利鞘収支の向上につとめました。その結果、中期経営計画「SCBストラテジー2022」における中期的な目標収益水準及び維持すべき経営指標に対して、以下の成績を収めております。 中期的な目標収益水準2025年3月期(実績)親会社株主に帰属する当期純利益:400億円程度424億円 維持すべき経営指標2025年3月期(実績)連結自己資本比率(国内基準) :15%以上23.40%配当可能限度額        :2,000億円以上3,097億円  2025年度は、米国トランプ大統領の政権運営が不確実性をもたらす環境において、インフレ・景気動向や、日銀による追加利上げをはじめとした各国金融政策の行方など、依然として「先行き不透明感が強く、振れ幅の大きい市場環境」が想定されます。こうした状況のなか、リスクアペタイト・フレームワークの下、市場環境の変化に機動的かつ臨機応変に対応することでポートフォリオの質の向上につとめ、中長期的に安定した収益を確保するための投融資を推進し、財務基盤の一層の強化を図ります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 本中金グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載しており、資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当面の設備投資及び出資者配当等は自己資金で対応する予定であるとともに、健全経営の確保の観点から、リスクテイクの余力の拡充や金融規制等への対応に向けた内部留保の充実を図ることとしております。また、本中金は、会員である信用金庫からの普通出資や東京証券取引所に上場している優先出資により資本を調達しており、加えて、主として信用金庫からの預金や金融債の発行等により調達した資金を、有価証券や貸出金等によって運用しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

事業リスク

信金中央金庫グループは、信用金庫を基盤とするため、信用金庫の経営状況の変動がグループの業績に影響を与える可能性があります。また、信用金庫法に基づく特別な法人形態であるため、業務範囲に一定の制約があり、今後の業務展開において競争優位を得られないリスクがあります。さらに、国内外の債券や株式などの有価証券を多数保有しており、金利や為替、価格の変動による市場リスクや、社債等の保有による信用リスク、市場流動性リスクに晒されています。貸出金に関しても、国内外の景気変動や融資先の業況悪化により、不良債権が増加し、業績に影響を与える可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|6,779 文字
3【事業等のリスク】 本中金および本中金グループの事業その他に関するリスクにつきまして、投資者の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。 また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、参考になると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 本中金グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に万遺漏なきを期してまいります。 なお、本項においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は本報告書の提出日現在において判断したものであります。  以下に記載した各リスクのうち、本中金および本中金グループの財務状態、経営成績等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクとして、「(1) 本中金の法的根拠等による特有のリスク」、「(2) 信用金庫業界のセーフティネットの運営に関するリスク」、「(3) 有価証券に関するリスク」、「(4) 貸出金に関するリスク」および「(5) 資金調達に関するリスク」が挙げられます。 「(1) 本中金の法的根拠等による特有のリスク」および「(2) 信用金庫業界のセーフティネットの運営に関するリスク」については、本中金が信用金庫業界の中央金融機関であることに伴う事業上のリスクです。当該リスクについては、本中金が、信用金庫の経営分析や経営相談を通じ、経営悪化の未然防止を図るなど、信用金庫業界のセーフティネットである信用金庫経営力強化制度および信用金庫相互援助資金制度を管理・運営し、業界の信用秩序維持につとめ、リスクの顕在化を未然に防止しております。 「(3) 有価証券に関するリスク」、「(4) 貸出金に関するリスク」および「(5) 資金調達に関するリスク」については、金融機関に共通するリスクであり、当該リスクが顕在化した場合は、本中金の業績・業務運営に影響を与える可能性があると認識しているため、リスクアペタイト・フレームワークの下、収益・リスク・資本のバランスにかかる一体的な議論を行ったうえで、資本に見合った適切なリスクテイクを実施し、健全性の維持と継続的な利益の確保につとめております。 また、「(3) 有価証券に関するリスク」および「(4) 貸出金に関するリスク」については、市場リスクおよび信用リスクをVaRなどの統一的な尺度で計測して合算し、自己資本と対比する統合リスク管理の手法を導入しております。更に、市場環境の急変等を想定したストレスシナリオにかかる損失額を算出し、自己資本への影響を検証・評価しております。 加えて、「(5) 資金調達に関するリスク」については、通貨別および期間別に資金の入出金ギャップにかかるリスク限度額を設定し、日次でモニタリングするとともに、流動性に懸念などが生じた場合においては、調達先確保などの迅速な対応ができる態勢を整えております。 なお、2025年度においては、米国における政権運営が不確実性をもたらす環境において、インフレ・景気動向や、日銀による追加利上げをはじめとした各国金融政策の行方など、先行き不透明感が強く、振れ幅の大きい市場環境が想定されることから、リスクアペタイト・フレームワークの下、柔軟なポートフォリオ運営を実施してまいります。 (1) 本中金の法的根拠等による特有のリスク 本中金は、信用金庫法(昭和26年法律第238号)に基づき、信用金庫が会員となって出資をすることにより設立された協同組織金融機関です。本中金は、信用金庫を基盤としているため、信用金庫の経営成績や財務状態の変動は、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 また、本中金は、信用金庫法に定める信用金庫連合会という特別の法人であり、株式会社形態をとる銀行と比較し、法制面で異なるところがあります。このような法制上の位置づけから、本中金グループの業務は一定の制約を受けております。今後の業務展開の中で、これらの制約によって本中金グループが競争優位を得られない可能性があり、その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。なお、法制面で銀行と異なる主な点は次のとおりです。 ① 信用金庫法の認可事項 本中金は、次のいずれかに該当するときは、内閣総理大臣(金融庁長官に権限を委任)の認可を受ける必要があります。a.定款を変更しようとするとき。b.業務の種類または方法を変更しようとするとき。 ② 業務の範囲 本中金の業務は、主に会員である信用金庫に対して行うものであり、会員以外の者からの預金の受入れや会員以外の者に対する資金の貸付けなどの業務については、その取扱いに先立ち内閣総理大臣(金融庁長官に権限を委任)の認可を受けております。また、債務の保証、手形の引受、有価証券の貸付けなど一部の業務については、会員のほか内閣府令で定める者に対してのみ取扱いが認められているなど一定の制限があります。 (2) 信用金庫業界のセーフティネットの運営に関するリスク 本中金は、信用金庫業界の信用秩序維持のために、セーフティネットの枠組みとして信用金庫経営力強化制度および信用金庫相互援助資金制度を運営しております。 信用金庫経営力強化制度は、信用金庫業界の経営力の一層の強化を図るため、経営分析、経営相談および資本増強制度により構成されており、信用金庫業界のセーフティネットの主要な柱であります。本中金は、この経営力強化制度に基づいて、信用金庫の経営分析を行い、必要に応じて経営相談を実施するほか、一定の限度内で個別信用金庫に対して資本を供与しております。供与先信用金庫の経営状況の変化等によっては、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 信用金庫相互援助資金制度は、資本増強制度による資本供与に加えて、財政的支援が必要と判断される場合において、信用金庫業界として該当信用金庫に援助を行う制度であります。当該制度を適用して支援を行う必要が生じた場合には、本中金は信用金庫業界の一員として応分の負担を行う可能性があります。その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (3) 有価証券に関するリスク ① 市場リスク 本中金グループは、国内外の債券、株式および投資信託等の様々な有価証券を保有しております。これらの有価証券は、金利リスク、為替リスクおよび価格変動リスク等があるため、金融市場の混乱等により、金利、為替レートおよび価格等が変動した場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 ② 信用リスク 本中金グループは、有価証券投資に関し国債、地方債および政府保証債を中心としておりますが、社債や投資信託等の保有による一定の信用リスクを抱えております。これが顕在化した場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 ③ 市場流動性リスク 本中金グループは、市場で取引される様々な有価証券を保有しておりますが、金融市場の混乱等により、保有有価証券の市場流動性が著しく低下し、価格の下落により評価損が発生した場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (4) 貸出金に関するリスク ① 不良債権の状況 本中金グループの不良債権比率(信用金庫法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく不良債権額の対総与信残高比率)は、0.22%(2025年3月末現在、連結ベース)と低い水準となっているものの、国内外の事業会社等に対する債権を保有しており、一定の貸倒リスクを抱えております。かかるリスクへの備えとして、所要の貸倒引当金を計上しておりますが、国内外の経済動向、不動産および株式等の市況の変動、個別の融資先の業況悪化等によっては、本中金グループの不良債権および与信関係費用が増加するおそれがあり、その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 ② 特定セクターへの集中 本中金グループは、貸出金全体に対し、本邦政府、地方公共団体および政府関係機関に対する貸出金が一定の割合を占める状況にあります。このため、本邦政府等の財政状況や信用力等の悪化、ネガティブな報道、格付会社による格下げなどがあった場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (5) 資金調達に関するリスク 本中金グループは、主として信用金庫から余裕資金として預け入れられた預金と金融債により資金を調達しておりますが、市場からの調達も行っております。信用金庫の資金繰りの状況や経済金融環境の変化等によっては、想定を上回る預金の流出や外貨資金調達が困難になること等により、本中金グループの経営成績及び財務状態に影響を与える可能性があります。 さらに、本中金は、国内外の格付会社4社から格付けを取得しておりますが、その格付けが引き下げられた場合には、資金調達における取引条件が悪化する、あるいは取引が制約される可能性があります。 (6) オペレーショナル・リスク 本中金グループが多様な業務を遂行していくにあたっては、オペレーショナル・リスクが存在しております。オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であることまたは外生的な事象により損失を被るリスクです。具体的には、次のとおりです。 ① 事務リスク 本中金グループは、事務にかかる規程・要領等の整備、事務処理のシステム化および本部による事務指導や各種研修等を通じて適正な事務処理および不正の防止につとめておりますが、役職員による不正確な事務、あるいは不正や過失等に起因する不適切な事務が行われること等により、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 ② システムリスク 本中金グループは、営業支援やリスク管理等を行う情報システムを利用しているほか、信用金庫間および他業態金融機関との間の内国為替取引データの中継を行うサービスを提供しております。本中金グループでは、セキュリティポリシーに基づき、情報資産の適切な保護につとめているほか、外部からのサイバー攻撃に対するセキュリティ対策等を講じております。 しかしながら、品質不良、人為的ミスおよび災害等の要因により発生するコンピュータシステムの障害のほか、予防策が効果を発揮せず外部からのサイバー攻撃(不正アクセスおよびコンピュータウィルス感染等)に起因する情報漏洩や業務の停止等が発生した場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 ③ コンプライアンス・リスク 本中金グループは、法令その他諸規則等が遵守されるようコンプライアンス体制および内部管理態勢の強化につとめております。また、マネー・ローンダリング、テロ資金供与および拡散金融の防止を経営の最重要課題の一つとして位置づけ、対策の高度化につとめております。 しかしながら、役職員等が法令その他諸規則等を遵守できなかった場合、予防策が効果を発揮せず役職員等による不正行為が行われた場合、または高度化する金融犯罪の発生によりマネー・ローンダリング等の不適切な取引を未然に防止できなかった場合には、行政処分や罰則に加え、損害賠償請求等による損失の発生や、顧客または市場からの信頼失墜等により、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (7) 自己資本比率規制 本中金グループは、連結自己資本比率を、信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第21号)により、国内基準(現時点においては4%)以上に維持する必要があります。 本中金グループの自己資本比率はこれらの基準を大きく上回っておりますが、将来、これらの基準を下回った場合、業務の縮小や新規取扱いの禁止等を含む様々な制約を受ける可能性があります。その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 なお、本中金グループの自己資本比率に影響を与える主な要因は以下のとおりです。 ・ 有価証券ポートフォリオの価値の低下・ 不良債権処理や債務者の信用力悪化等による信用コストの増加 (8) 各種の規制および法制度等の変更 本中金グループが国内外において業務を行うにあたって適用されている法律、規則、政策、実務慣行、会計制度および税制等が変更された場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (9) 風評リスク 国内外のメディアにより、本中金グループ、信用金庫業界全体や特定の信用金庫に関する否定的な報道が行われた場合には、それが正確であるか否かにかかわらず、または本中金グループに直接関係しない内容であっても、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (10) 競争 金融業への参入規制緩和や業務範囲の拡大などの規制緩和に伴い、金融業における競争は激化する傾向にあります。このような事業環境において、本中金グループは新たな収益機会を得るために、業務範囲を拡大することがあり、新しいリスクに晒される可能性があります。その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (11) 繰延税金資産の取崩し 将来の課税所得見積額および無税化スケジュール等の変更により、繰延税金資産の一部又は全部の回収が困難となり、繰延税金資産の額を減額する必要が生じた場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (12) 退職給付債務にかかるリスク 本中金グループの退職給付費用および債務は、年金資産の期待運用利回りや割引率等の数理計算上の前提条件に基づいて算出しております。年金資産の時価・運用利回りが下落・低下した場合、または数理計算上の前提条件に変更があった場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (13) 個人情報の漏洩 個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)および行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(番号法)に基づき、本中金グループは、個人情報取扱事業者や個人番号関係事務実施者として個人情報(特定個人情報を含みます。)の保護にかかる義務等の遵守を求められており、個人情報保護宣言を策定するなど情報管理態勢を整備・運営しております。万が一、外部者による不正なアクセス、役職員の人為的ミスまたは事故などにより、顧客情報が漏洩し、その情報が悪用された場合、顧客に対する損害賠償の費用が発生する可能性があります。また、かかる事件が報道され、顧客または市場からの信頼失墜等により、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (14) 災害等の発生に伴うリスク 地震等の災害や電力設備等の障害により、本中金グループの店舗等の施設が被害を受ける可能性があります。また、新型インフルエンザ等の感染症の流行により、本中金グループの業務運営に支障が生じる可能性があります。これら業務遂行に重大な影響を及ぼす事象が発生した場合に備えて、本中金グループでは、業務継続計画の策定、業務継続訓練の実施およびバックアップ拠点の構築など、業務継続体制を整備しておりますが、被害の程度によっては、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。 (15) 気候変動リスク 気候関連の規制強化や技術革新といった低炭素社会への移行に伴うリスク(移行リスク)および気候変動に伴う自然災害や異常気象の増加等によりもたらされる物理的な被害に伴うリスク(物理的リスク)が、投融資先の事業・財務に影響を与えることにより、間接的にポートフォリオが影響を受ける可能性があります。 なお、本中金では、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同を表明しており、同提言を踏まえた情報開示に取り組んでおります。

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