信金中央金庫(8421)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 3,021 | — | 428 | 24,233 | 2.6 | 7,115.7 | — | 4.6 |
| FY2016 | 3,193 | — | 439 | 16,603 | 2.7 | 6,223.2 | — | 4.3 |
| FY2017 | 3,047 | — | 445 | 23,512 | 2.7 | 6,311.9 | 6,500.0 | 4.1 |
| FY2018 | 2,937 | — | 448 | 13,166 | 2.7 | 6,358.9 | 6,500.0 | 4.1 |
| FY2019 | 3,020 | — | 402 | 2,935 | 2.6 | 5,680.0 | 6,500.0 | 3.7 |
| FY2020 | 2,610 | — | 316 | 13,850 | 1.8 | 4,401.3 | 6,500.0 | 3.9 |
| FY2021 | 2,496 | — | 359 | 17,380 | 2.3 | 5,041.2 | 6,500.0 | 3.6 |
| FY2022 | 3,737 | — | 262 | 21,266 | 2.0 | 3,592.2 | 6,500.0 | 2.8 |
| FY2023 | 4,274 | — | 321 | 9,078 | 2.1 | 4,464.3 | 6,500.0 | 3.2 |
| FY2024 | 4,826 | — | 424 | -8,728 | 2.8 | 4,630.7 | 6,500.0 | 3.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
信金中央金庫は信用金庫法に基づき設立された特殊法人であり、特定のブランドや特許、規制ライセンスによる無形資産の優位性は限定的である。その事業は信用金庫法に準拠しており、一般的な企業が持つような独占的IPは存在しない。
信金中央金庫は信用金庫法に基づき、信用金庫を会員とする中央機関として機能する。個々の預金者や融資先企業との直接的な取引関係は薄く、顧客が他の金融機関へ乗り換えることによる損失を直接的に被る構造ではない。会員である信用金庫との関係性は強いが、これはスイッチング・コストとは異なる。
信金中央金庫の事業は、会員である信用金庫への支援や資金供給が中心であり、ユーザーが増えることでサービスの価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。そのビジネスモデルは、参加者の増加が直接的な価値向上に繋がるプラットフォーム型ではない。
信金中央金庫は、信用金庫法に基づき設立された特殊法人であり、営利目的の民間企業とは異なる。コスト構造における競争優位性は、一般的な市場原理とは異なる枠組みで評価されるべきであり、構造的に安価な生産・提供能力による優位性は見出しにくい。
信金中央金庫は、全国の信用金庫を会員とする中央機関であり、信用金庫業界全体に対する規模の経済性が働く。信用金庫の預金・貸出残高の合計は相当な規模であり、その中央機関としての機能は業界全体に対して最適化された少数寡占的な地位を形成していると言える。
競合との比較優位
強気シナリオ
信用金庫業界の預金・貸出残高の安定的な増加
会員信用金庫への支援強化による業界内での地位維持
低金利環境下での安定的な収益基盤の維持
弱気シナリオ(モート侵食)
信用金庫業界全体の構造的な縮小
金融規制の強化による事業運営への制約
新たな金融テクノロジーの台頭による既存金融システムへの影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
信金中央金庫への投資が失敗するには、まず信用金庫という金融システムそのものが、現代の金融ニーズやテクノロジーの進化に適合できずに、その存在意義を失っていくシナリオが考えられる。例えば、デジタルバンクやフィンテック企業の台頭により、地域密着型の金融サービスへの需要が急速に低下し、信用金庫の預金・貸出業務が成り立たなくなる。さらに、信金中央金庫が会員である信用金庫に対して、もはや必要不可欠な支援を提供できなくなり、その機能が代替可能になる。政府による金融システム再編の動きが加速し、信金中央金庫の法的地位や事業範囲が大幅に縮小・変更される可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用し、信金中央金庫の事業基盤そのものが揺らぐことが、この投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
信用金庫業界の安定的な成長と、信金中央金庫の会員支援機能強化により、業界内での地位を維持・強化。低金利環境下でも安定した収益を確保し、緩やかな成長を続ける。
信用金庫業界の現状維持。信金中央金庫は、会員への支援を継続しつつ、大きな成長は見込めないが、安定した事業運営を続ける。規制環境の変化には適応していく。
信用金庫業界の構造的な縮小と、フィンテックの台頭により、信金中央金庫の事業環境は厳しさを増す。収益性は低下し、将来的な事業継続性への懸念が生じる可能性もある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 17,252億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 3.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -2.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 40.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.81倍 |
合格数:2/7 部分的合格