阿波銀行(8388)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 702 | — | 130 | 322 | 5.0 | 56.9 | — | 7.9 |
| FY2016 | 691 | — | 125 | -459 | 4.6 | 55.6 | — | 8.1 |
| FY2017 | 681 | — | 119 | 956 | 4.2 | 53.7 | 9.0 | 8.1 |
| FY2018 | 703 | — | 110 | 132 | 4.0 | 252.8 | 9.0 | 8.1 |
| FY2019 | 674 | — | 112 | 374 | 4.4 | 261.8 | — | 7.4 |
| FY2020 | 656 | — | 85 | 3,484 | 2.9 | 202.6 | 45.0 | 7.5 |
| FY2021 | 679 | — | 111 | 596 | 3.9 | 265.4 | 40.0 | 7.2 |
| FY2022 | 881 | — | 102 | -2,285 | 3.7 | 248.2 | 42.5 | 7.2 |
| FY2023 | 761 | — | 113 | -761 | 3.4 | 277.3 | 50.0 | 8.4 |
| FY2024 | 790 | — | 132 | 302 | 4.0 | 330.9 | 75.0 | 8.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
阿波銀行は地域密着型の地方銀行であり、特定のブランド力や特許、規制ライセンスによる明確な無形資産は限定的。地域社会における信頼や長年の営業基盤は一定の無形資産となりうるが、その優位性は限定的と評価。
地方銀行の顧客、特に個人や中小企業は、取引慣行や地域密着性から、他の金融機関への乗り換えに心理的・手続き的なハードルを感じる可能性がある。しかし、金利やサービス内容によっては乗り換えも十分に考えられ、スイッチングコストは高くない。
銀行業は一般的にネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルである。阿波銀行も特定のプラットフォームやサービスを通じて、ユーザー数の増加が直接的なサービス価値向上に繋がるようなネットワーク効果は確認されない。
地方銀行は一般的に、規模の経済が働きにくく、コスト競争力で大手銀行に劣る傾向がある。阿波銀行も、IT投資や人材確保において、大手行ほどのコスト優位性を持つことは難しい。ただし、地域に根差した効率的なオペレーションを追求している可能性はある。
阿波銀行は徳島県を主な営業基盤とする地方銀行であり、その規模は地域内では一定のシェアを持つものの、全国的な銀行業界の視点で見ると、効率的な規模の優位性を持つとは言えない。地域内での寡占度は一定程度存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域経済の活性化に伴う貸出金・預金残高の増加
デジタル化推進による業務効率化とコスト削減
M&Aや他業種連携による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
低金利環境の長期化による利ざや縮小
人口減少・高齢化による地域経済の縮小と不良債権の増加
フィンテック企業等の台頭による競争激化と収益機会の喪失
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
阿波銀行への投資が失敗するシナリオは、まず地域経済の構造的な衰退が予想以上に深刻化し、貸出ポートフォリオの質が急速に悪化することである。人口流出と産業の空洞化が止まらず、企業の倒産や個人の所得低下が連鎖的に発生し、不良債権の増加と貸倒引当金の積み増しが収益を圧迫する。さらに、デジタル化の遅れや、大手銀行・フィンテック企業との競争激化により、既存の顧客基盤すら維持できなくなり、預金・貸出両面でシェアを失っていく。結果として、収益性が著しく低下し、自己資本比率も悪化、増資や事業再編を余儀なくされる状況に陥る。地域社会との強い結びつきという強みが、逆に変化への適応を遅らせる要因となり、時代の流れに取り残される可能性も考えられる。
5年後のモート予測
地域経済の回復とデジタル化による効率化が進み、預貸金ともに緩やかな増加が見込まれる。新たな収益源の開拓により、安定的な収益成長を達成する。
低金利環境と人口減少の影響が継続し、緩やかな預貸金残高の伸びにとどまる。業務効率化は進むものの、収益への貢献は限定的となる。
地域経済の衰退が加速し、不良債権が増加。競争激化により預貸金シェアを失い、収益性が著しく悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,681億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 8.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 7.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 20.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.80倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-01 臨時報告書