四国銀行(8387)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 473 | — | 64 | -40 | 4.6 | 29.4 | — | 4.5 |
| FY2016 | 500 | — | 89 | 890 | 6.4 | 41.2 | — | 4.5 |
| FY2017 | 472 | — | 72 | 507 | 4.8 | 167.5 | 6.0 | 4.8 |
| FY2018 | 452 | — | 62 | 880 | 4.2 | 145.8 | 6.0 | 4.8 |
| FY2019 | 430 | — | 31 | -1,114 | 2.2 | 72.9 | 35.0 | 4.5 |
| FY2020 | 415 | — | 66 | 959 | 4.2 | 156.8 | 30.0 | 4.7 |
| FY2021 | 435 | — | 79 | 3,091 | 5.1 | 191.1 | 30.0 | 4.2 |
| FY2022 | 607 | — | 55 | -2,304 | 3.7 | 133.3 | 40.0 | 4.5 |
| FY2023 | 525 | — | 73 | -1,815 | 4.3 | 174.8 | 35.0 | 5.0 |
| FY2024 | 538 | — | 68 | -353 | 4.3 | 163.3 | 40.0 | 4.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
四国銀行は地域に根差した金融機関としての信頼とブランド力を持つが、特許や独占的IPのような強力な無形資産は限定的。地域経済への貢献や長年の顧客との関係性は無形資産の一部と捉えられるが、競争優位の源泉としては弱い。
既存顧客は、預金やローンの手続き、過去の取引履歴などから、他の金融機関への乗り換えに手間やコストを感じる可能性がある。特に中小企業や個人事業主にとっては、取引実績のある銀行との関係維持が優先される傾向がある。
銀行業において、顧客が増えることでサービスの価値が直接的に向上するネットワーク効果はほとんど見られない。個々の顧客間の相互作用は限定的である。
地域金融機関として、大規模な全国展開銀行と比較して、特定の地域に特化することでコスト構造を最適化している側面はあるかもしれない。しかし、デジタル化の遅れや規模の経済性の限界から、構造的なコスト優位性は低いと考えられる。
四国銀行は四国地方において一定のシェアを持つが、全国的な銀行と比較すると規模は小さい。地域内での寡占度は一定程度あるものの、業界全体で見ると効率規模による優位性は限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域経済の活性化に伴う貸出需要の増加
デジタル化推進による業務効率化と顧客利便性向上
M&Aや他業種との連携による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
低金利環境の長期化による収益性の低下
人口減少・高齢化による地域経済の縮小と貸倒引当金の増加
フィンテック企業の台頭による既存ビジネスモデルの陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、四国銀行が地域経済の衰退を乗り越えられず、貸出金利息収入が構造的に低迷し続ける必要がある。さらに、デジタル化への対応が遅れ、顧客が利便性の高い他行やフィンテックサービスへ流出する事態が想定される。また、地域内での競争激化や、新たな規制導入により、既存のスイッチング・コストによる優位性が失われ、収益性が悪化するシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同行の収益基盤を蝕むことが、この投資の失敗を意味するだろう。
5年後のモート予測
地域経済の回復とデジタル戦略の成功により、貸出残高の増加と手数料収入の拡大が見込まれる。業務効率化も進み、収益性が改善する。
人口減少の影響を受けつつも、地域密着型サービスを維持し、緩やかながらも安定した収益を確保する。デジタル化は進展するが、抜本的な収益改善には至らない。
地域経済の停滞と低金利環境が長期化し、貸倒引当金が増加する。デジタル化の遅れにより顧客流出が進み、収益性が大幅に悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,124億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 4.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -5.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.70倍 |
合格数:3/7 部分的合格